自己肯定感が低い、自信をもてない……その悩みは「長所を100個」書き出せば軽くなる!

長所を100個書いて自己肯定感を高める01

ひとりでいると、つい自分の悪いところばかり考えてしまう。
いつも他人の評価が気になってしまう。
そして、そういう自分に気づいたとき、さらに自分が嫌いになってしまう。

こんなネガティブ感情のループにはまりがちな、自己肯定感の低いあなたには、「自分の長所を100個リストアップする」という方法がおすすめです。実際に自己肯定感が低いと感じている筆者も実践してみました。その手順と効果を、詳しく紹介しましょう。

“自分を肯定できない” のがなぜいけないか

人材育成の専門家である永谷研一氏によれば、自己肯定感が低い人は考えが悲観的で、怒りや不安、恐れといったマイナス感情を抱きやすいのだそうです。また、人から言われた感謝や忠告などの言葉を、素直に受け入れられない傾向もあるとか。結果、自分の成長を自ら阻害してしまうのだと言います。

同僚の仕事をフォローして「ありがとう」と言われても、「自分をいい気にさせてまたフォローさせようとしているのではないか」と不安に感じる。企画書に上司がアドバイスをくれても、「否定された」と怒りを感じる。プレゼンで失敗したとき、しくじったことを素直に受け止めるのが怖いので「準備の時間が少なかったから仕方ない」と言い訳する……。こういったことになりがちなのです。

一方、自己肯定感の高い人は、考えが楽観的で、周囲のアドバイスを素直に受け入れることができるそう。自己肯定感が高い人と低い人、どちらがより成長しやすく、よりよい人間関係を築けるかといったら、答えは明らかですよね。

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「ナルシスト」になるのも、悪くない!?

新たなことに前向きに挑戦し、自分を成長させられる人になるには、自信をもつことも大切です。

自分に自信がある人と聞くと「ナルシスト」という言葉が思い浮かぶ人は多いかもしれません。一方、ナルシストと言えば「自分が大好きなちょっと厄介な人」という、よくないイメージをもつ人もいるでしょう。

ですが、じつは最近の研究で、成功者にはナルシストの傾向がある人が多いということがわかっているのです。

たとえば、スイスのベルン大学が行なった調査によると、ナルシストの度合いが高いほど給与の水準が高いそう。また、ベルギーのゲント大学が行なった研究でも、ナルシストの特徴をもつ人は組織の上位職に多く、経済的にも成功していることがわかりました。

メンタリストDaiGo氏は、ナルシストが成功しやすい理由はメンタルの強さにあると述べています。成功しているナルシストには、「メンタルが強い→困難なことにも臆さずに挑める→新しい挑戦が自信につながり、さらにメンタルが強くなる」というよいループができているのだとか(DaiGo氏は、よいループができているナルシストのことを、過剰に自己中心的なナルシストと比較して「正常なナルシスト」と呼んでいます)。

たしかに、上司に無理難題を指示されたとき、恐れを抱きながら取り組むより「自分にならできそう! 絶対いい結果を出すぞ!」と自信をもって取り組むほうが、よい結果が出そうな気がしますよね。

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「長所を100個」書き出せばメンタルが強くなる!

そうはいっても、実際問題、ナルシストのもつ強いメンタルなんて、頑張ったところで手に入るものなのか……そんな疑問を抱いた筆者が今回実践したのは、心理学者の内藤誼人氏が著書『いちいち気にしない心を手に入れる方法』のなかで紹介している自分のよいところを100個書き出すという方法です。

やり方はとてもシンプルで、用意するものは紙とペンのみ。あとはひたすら自分の長所を書き出すだけです。長所といっても、人から言われるものでなく、自分で思っているものでかまわないそうです。

この方法が効果的なのは、なんといっても、自分のよいところに「意識的に」目を向けられるという点。一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会代表理事で「自己肯定力スペシャリスト」の工藤紀子氏によると、自己肯定感を高めるには、自分のよいところに目を向けることが大前提。しかし、人はどうしても自分に足りない部分に目が向いてしまうものなので、自分のいいところを見るには強い意識づけが必要なのだそう。「紙に書く」という行為は、「強い意識づけ」にうってつけなのです。

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実際に長所を100個書き出してみた

実際に筆者も、自分のよいところを100個書き出すことにチャレンジしました。

「なんでもいいので100個書き出す」というとても自由度が高い方法なので、自分なりに以下のような縛りを加えてみました。

  • 「外見」「性格」「能力」「その他」の4つにカテゴリを分ける
  • あまり考えすぎないようにするため、1時間以内で書き上げる

そうして出来上がった「100個の長所リスト」をご覧ください!

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「100個の長所リスト」を書いて感じた3つの効果

それでは、終えてみて感じた効果を報告していきたいと思います。

1.「短所ばかりに目が向く人」に最適!

普段から自分の短所ばかりに目が向きがちな人にこそ、おすすめしたい方法だと感じました。

筆者も書き始めは、短所ばかりが浮かびましたが、時間制限に追われるなか「短所を長所に言い換える」ことでリストをどうにか埋めようと考えてみました。たとえば「落ち込みやすい」を「自分の失敗を受け入れている」に言い換える、という具合です。

このように短所を長所に言い換えたことで、最終的には自分のいいところばかりに目が向けられたことは、とても大きな収穫でした。

2.「自分を責めすぎてしまう人」にもぴったり!

仕事や人間関係の失敗で、自分を必要以上に責めすぎてしまう……そんな方は、ぜひ長所リストに「日常でなにげなくやっていること」も入れてみてください。

たとえば筆者は、「ありがとうを欠かさない」や「いってきますをちゃんと言う」などを長所として挙げています。

なにげない行動ですが、「長所」として文字で表したことで、「自分にはちゃんとほめるべきところがある」と普段から思えるようになりました。それにより、たとえ失敗しても、自分を責める気持ちから立ち直るのにかかる時間が短くなった実感があります。

3.「他人の評価を気にしすぎる人」にもおすすめ!

最後に、他人の評価を気にしすぎてしまう方にも、ぜひ実践していただきたいと心から思いました。

筆者は、以前から「小説を書いてみたい」という気持ちがありました。しかし「自分の書く物語なんか、きっと誰からも評価されない」という言い訳が浮かんでずっと実行に移せずにいました。しかし今回、誰にも頼らずに100個もの長所を書けたことで、他人の評価に依存せずに自分を認めてあげられる自信がつきました。結果「いろいろ考える前にまずはやってみよう!」という気持ちになったのです。

自分の価値は、他人の評価のなかだけにあるものではない。そんなメンタルが手に入ることが、リストを書き上げたときに得られる一番の効果ではないかと思います。

***
リストの作成を通して、確実に、これまでの自分よりも強くなれました。自分のことを肯定できる感覚も自信も、増したと感じています。みなさんもぜひ、100個の長所リストを実践して、よいナルシストのもつ強いメンタルを手に入れてください!

(参考)
東洋経済オンライン|「自己肯定感」が低い人に現れる"残念な症状"
Spurk, Daniel, Anita C.Keller, and Andreas Hirschi (2015), “Do Bad Guys Get Ahead or Fall Behind? Relationships of the Dark Triad of Personality With Objective and Subjective Career Success,” Social Phychological and Personality Science, Vol.7, No.2, pp.113-121.
Wille, Bart, Filip De Fruyt and Barbara De Clercq (2012),“Expanding and Reconceptualizing Aberrant Personality at Work: Validity of Five‐Factor Model Aberrant Personality Tendencies to Predict Career Outcomes,” PERSONNEL PHYCHOLOGY, Vol.66, No.1, pp.173-223.
Mentalist DaiGo Official Blog|自分好きな方が勝ち!ナルシストのメリットとは
内藤誼人 (2018), 『いちいち気にしない心が手に入る本』, 三笠書房.
STUDY HACKER|「自己肯定感が低い人」6つの行動の癖。自分の長所に注目するには “強い意識づけ” が必要だ
STUDY HACKER|ポジティブもネガティブも言語化する。自己肯定感を高めるための3つの「紙に書く習慣」

【ライタープロフィール】
月島修平
早稲田大学文化構想学部卒。大学時代は映画や演劇をはじめとした表現の研究を行った。好きなものは路地裏、螺旋階段、筋肉少女帯、BiSH、丸尾末広、鴨居玲、フェリーニ。

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