Three business women on a coffee break

「休憩時間を見れば成績がわかる」。
これは他でもない、私の発見であるが、あながち間違ってはいないと自負している。
豊富な予備校・受験経験の中で見てきた「いい休憩・悪い休憩」について紹介する。

badge_columns_1001711そもそも休憩って?

ずっと頭を使っていると脳の血流が悪くなりがちだが、そもそも休憩時間とはなにをする時間だろうか?
そう、今までやっていた作業で疲れた頭をリフレッシュし、次なる作業への準備をする時間である。
この時間をいかに使うかで、次の作業の効率が良くも悪くもなることは明白であろう。

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badge_columns_1001711いい休憩の取り方

① 寝る
これぞまさに『The 休憩』!疲れを取ることを最優先した休憩の究極形態である。

だが、寝ることには疲れをとる以外の効能もある。
睡眠には、脳内で事柄を整理し、重要な事柄だけを定着させてくれる効果がある。
これを最大限活用するためには、起きたときに、すぐさま次の新しい課題に取り組むのではなく、ざっといまやっていたことを見直してみるのがよい。そうすると、一層その知識が定着しやすくなり、また脳内で整理されているので、復習にも時間がかからないのだ。

ただ、そこで注意したいのは睡眠をとる「時間」。
あまり長すぎると、睡眠慣性と言って深い睡眠に入ってしまうために、その後も眠気を引きずってしまうのだ。よって、睡眠時間は15分程度が最適である。

② 友達・同僚と話す
休憩中におしゃべりをする人はかなり多いのではないだろうか?

休憩中のおしゃべりには2つのメリットがある。
1つは、今まで自分ひとりの思考の世界に入っていた状態に、他者が介入してくることで、脳が刺激され、単調になっていた脳の活動が活発化するということ。
もう1つは、今まで使用していた部分と異なる脳の部分を使うことで、今まで取り組んでいた問題に対する新たな発見がみこめるということ。

このようにおしゃべりにはメリットも多いが、問題点が一つ。
それはおしゃべりに夢中になってついつい休憩時間をとりすぎてしまうということだ。
私の通っていた塾では成績別のクラス編成が行われていたが、上位クラスでは教室に先生が入ってくるとさっとおしゃべりが止まる一方、成績下位のクラスでは授業が始まってもなかなかこそこそ話がやめられない、という傾向があった。
いかに切り替えられるかの意志の強さが、成績に関係しているのかもしれない。

③ 軽い運動をする
学校であれば伸びや体をひねる、自宅であれば簡単なストレッチをするなどがよい。
休憩時間も作業中と同じ体勢では、体への負担が蓄積していくだけではなく、脳に「今は休憩中だよ!」ということを伝えることができない。そのため、休憩後にもなんとなく疲れが取れず、だらだらと次の作業に取り組んでしまいがちだ。

また、休憩時間にはあまり激しくなくていいので、立ち上がったり体を軽くゆすってやることで、脳で止まっていた血流を全身に流し、思考を活性化する効果も見込める。

Morning training

badge_columns_1001711悪い休憩の取り方

① 買い物に行く
気分転換にふらっとコンビニへ……そのまま帰ってこれなくなった経験はないだろうか。
外には誘惑がたくさんある。週刊漫画雑誌を立ち読みしてみたり、だらだらと友達とコンビニ巡りをしてみたり、と誘惑に勝てる自信がないのなら、気分転換はどうか室内ですることをお勧めする。

また、運よく帰ってこれたりしても、外には新情報がたくさんあるので、そのことが帰ってきてからも気になってしまう、という事態も考えられる。よっぽど必要なものがあったり、誘惑に負けない自信がない場合は、不必要な外出は控えたほうがよいであろう。(私の経験上休憩のために外にでると99%そのあと集中できなかった)

② 携帯をいじる
今小学生でも一人に一台スマホの所持があたりまえになってきている時代において、最も多い休憩時間の過ごし方ではないだろうか。
だがこれは休憩時間の過ごし方の中でもっとも悪い過ごし方である。その理由は3つだ。

1.休憩時間が終わっても気になって勉強が手につかない
スマホをつかってやることといえばたいていはメールやSNSといった、他者とのコミュニケーションであると思う。
これは自分で時間を区切って行っても、相手がいる行為なので、なかなかその時間内に相手から返事が来るとは限らない。
結果、休憩時間が終わってもスマホが気になり、勉強が手につかなくなってしまうのだ。

2.疲れが取れない
スマホの小さい画面を見つめることは目や脳を酷使する行為であるというのは理解できると思う。
休憩時間には勉強で酷使した目や脳の疲れを取る必要がある。ここでスマホをずっといじっていては疲れは累積されるばかりである。

3.スマホ依存症になりかねない
勉強と比べればtwitterやLINEを眺めている方がおもしろいのは、たいていの人にとっては当たり前のことである。
そうすると勉強中になんの用がなくてもスマホを開いてしまうようになり、最終的にはスマホなしではなにもできなくなってしまうのだ。これは勉強の効率云々以前に非常な問題なので、そうなる前にスマホから少し離れてみることをお勧めする。

もし自分でこれらの問題に対処できそうにないのであれば、親に預かってもらったり、あえてスマホを充電せずに持っていくことで強制的に扱えないようにするなど、何らかの対策を講じないと、休憩時間はあなたを逆にむしばむ有害な時間になってしまいかねない。

***
どうだろうか?
休憩時間を上手に使う人は受験においても試験においても成功しているし、逆に休憩時間を上手に使えない人は作業能率が悪く、なかなか物事をうまく進めることが出来ない人である。少なくとも私は、例外を見たことがない。
みなさんにはぜひ自分の休憩時間をみなおして、今日から「デキる人」への第一歩を踏み出すきっかけにしてほしい。

(参考)
「時間管理術研究所」
「勉強方法と試験対策のコツ」


京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、1年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。