ビジネス、スポーツ、英語学習など、さまざまな分野で「コーチング」が聞かれるようになりました。
「コーチングってなんだろう」
「具体的にどんなことをするのかな」
と気になっていませんか?
そんなあなたに、コーチングの意味やメリット、学び方などを詳しくご紹介します。この記事を読めば、コーチングとは何かがわかりますよ。
コーチングとは何か
コーチングとは、人を育てるコミュニケーションスキルです。『日本大百科全書』は次のように説明しています。
相手に質問しながら、その人の潜在能力や問題の解決策を自主的に引き出し、人材開発を進める技術。
(引用元:コトバンク|コーチング 太字による強調は編集部が施した)
コーチング事業を手がける株式会社コーチ・エィ代表取締役の鈴木義幸氏が監修した『この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本』では、こう定義されています。
コーチングとは、対話を重ねることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスである。
(引用元:鈴木義幸 監修, コーチ・エィ 著(2019),『この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本』, 日本実業出版社. 太字による強調は編集部が施した)
コーチングとは、コミュニケーションを通して相手の自主性や可能性を引き出し、目標達成をサポートするスキル・職業なのです。
コーチングと似て非なる言葉に「ティーチング」があります。
原口佳典『人の力を引き出すコーチング術』(平凡社、2008年)によると、コーチングをする「コーチ」は、双方向の対話を通して相手の自発的な行動をサポートします。一方、ティーチングをする「ティーチャー」は、生徒に対して一方的に情報や方法を教えるそう。
つまり、コーチングは双方向、ティーチングは一方向、という違いがあるのです。
「カウンセリング」も、コーチングと区別しにくいかもしれません。同じく『人の力を引き出すコーチング術』によると、コーチングとカウンセリングの特徴は次のとおり。
コーチング:普通の状態から、パフォーマンスを引き出そうとする
カウンセリング:心理が乱れた状態から、安定した状態に戻そうとする
コーチングとカウンセリングでは、相手の状態と目的が異なるのですね。
コーチングに必要なスキル
コーチングとは、対話を通じて相手の可能性を引き出す技術であることがわかりましたね。
では、どのように対話すれば相手の可能性を引き出せるのでしょう? 普通の会話とコーチングは、どう違うのでしょうか?
コーチングならではのコミュニケーションスキルについて、ご説明します。
傾聴
コーチングに求められるのが「傾聴」のスキルです。青山学院大学の助教で感性情報学を専門とする浜田百合氏らの論文では、次のように説明されています。
コーチがクライアントの発した言葉を注意深く聴くのは当然だが、コーチングでいう傾聴とは、もっと深いレベルで聴くことも含む。話の背後にある意味や底にある流れ、あるいは全体を覆うテーマなどに耳を傾けることも、コーチには求められる。
(引用元:浜田百合・庄司裕子(2013),「コーチングの心理的効果に関する研究」, 日本感性工学会論文誌, 12巻, 2号, pp.311-317. 太字による強調は編集部が施した)
『人の力を引き出すコーチング術』によると、傾聴のポイントは次のとおり。
- 身振りや手振り、視線や表情など、相手の全体からメッセージを読み取る
- うなずきやアイコンタクト、相づちを加えながら聴く
傾聴とは、しっかり聴いていることが伝わるような態度を示しつつ、言葉だけでなくノンバーバルな部分にも注意して聴くスキルなのです。
質問
相手が語りやすいように問いかける「質問」のスキルも、コーチングには必須です。「あなたの考えを自由に話してください」と急に言われても、スムーズに語るのは難しいですよね。
では、どのように質問すれば相手が話しやすいのでしょうか?
『人の力を引き出すコーチング術』によると、5W1Hなら多くの言葉を引き出せるのだとか。たとえば、次のような聞き方です。
Who:どんな人物になりたいですか?
When:いつやりますか?
Where:そのとき、あなたはどこにいるでしょうか?
What:あなたのやりたいことはなんですか?
Why:それをやりたいのはどうしてですか?
How:どうやってやりましょうか?
「詰問」や「尋問」にならないよう、インタビュー感覚で質問するとよいそうですよ。
承認
「承認」は、目的達成への意欲や自発性を引き出すのに欠かせないスキルです。プロフェッショナルコーチの平野圭子氏は、こう説明しています。
承認とは、相手に現れている変化、成長、成果に気づき、それを言語化して伝えることです。
(引用元:All About|承認とは?コーチングスキルによって部下が明るく元気になる! 太字による強調は編集部が施した)
承認とは、ほめることではありません。「いつも頑張っていて偉いね!」と言っても、相手の変化や成長を言語化していないため、承認していることにはならないのです。
このように伝えれば、承認していると言えるでしょう。
会議のあとはいつも、当日中に議事録を提出してくれているよね。
平野氏によると、承認された人は「明るく元気」になるそう。上司が部下を承認した場合は、部下が「自分の成長を認識し、さらなる成長に向けてチャレンジするエネルギーを得る」そうですよ。
コーチングのメリット
コーチングとは何か、どんなスキルが必要なのかがわかりましたね。それでは、コーチングを実践すると、どんなメリットがあるのでしょう?
信頼関係を構築できる
コーチングには、相手と信頼関係を築けるメリットがあります。前出の鈴木氏が著した『新コーチングが人を活かす』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020年)によると、コーチングでは「安心感をおたがいの関係の中につくり出し、それを相手が行動を起こすための土壌」とするためです。
コーチングでは「対話を重ねる」のでしたね。対話のなかで「傾聴」や「承認」のスキルを使ううち、「この人は自分の話を真剣に聴いてくれる」「自分を認めてくれている」と相手が感じるようになり、信頼が生まれます。
あなたが部下や後輩を指導する立場だとして、
「いい関係が築けていないな」
「あまり信頼されていないみたい……」
と感じているなら、コーチングが役立つかもしれません。
目標達成をサポートできる
コーチングでは、相手がアイデアや解決策を見つける手助けをし、目標に向けて主体的な行動ができるよう促せます。会社で部下や後輩にコーチングをすれば、自分から率先して考え、行動するようになってくれるでしょう。
前出の平野氏によれば、部下にコーチングをすると次のようなことが起こるそうです。
誰かに話をしているうちに、話し始めには思いもつかなかった解決策やアイディアを思いついたという経験はないでしょうか。(略)そのような気づきやひらめきを引き出すような聞き方をリーダーができれば、部下の能力はいかんなく発揮されます。
(引用元:All About|コーチングスキル力を身につけて部下を育てよう 太字による強調は編集部が施した)
部下や後輩の「指示待ち」で悩んでいるなら、ティーチングからコーチングへと、コミュニケーションのスタイルを変えてみてはいかがでしょうか。
コーチングの学び方
ここまで読んで、「コーチングができるようになりたい!」と思い始めた人もいるはず。コーチングのスキルを身につけるには、
- 書籍で独学する
- 研修やセミナーに参加する
- コーチングスクールを利用する
などの方法があります。コーチングの流れを知りたいなら、自分でコーチングを受けてみるのもよいでしょう。
独学するなら、インプットだけでなくアウトプットもお忘れなく。
コーチングはコミュニケーションのスキルなので、学んだことを実践しなければ身につきません。家族や同僚に相手役をお願いし、練習してみては?
手っ取り早くコーチングを学びたいなら、コーチングスクールがおすすめです。ビジネスや生活に使える知識・スキルだけでなく、将来役立つ資格も取得できます。
コーチングの資格は、次の章で詳しく解説しますね。
コーチングに関する資格
コーチングに関しては、多種多様な資格が存在します。初めて挑戦する人向けのものをピックアップしてご紹介しましょう。
(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格
「(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格」は、公式サイトによると、「日本で最初の『コーチ認定制度』」です。次のような特徴があります。
コーチングを活かし、仕事やマネジメントの中で部下や相手の主体性を引き出しながら、目標達成や成長を促すことのできることを証明する「コーチング型マネージャー」のための資格です。マネージャーとして、自身のキャリアップ、組織内外の人とのコミュニケーションに活かすなど、活用の場面は多岐に渡ります。
(引用元:コーチ・エィ アカデミア|(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格 太字による強調は編集部が施した)
「認定コーチ資格」は、難易度別に3種類。おすすめは、初級者向けの「認定コーチ」です。
【受験の条件】
- 「コーチ・エィ アカデミア」で特定のクラスを受講する
- コーチングの実践経験が5人以上ある など
コーチ技能検定試験
一般社団法人・日本コーチ連盟は「コーチ技能検定試験」を実施しています。公式サイトによると、検定試験としては「コーチング技能唯一」だそうです。
試験はI種とII種に分かれ、「II種→I種」の順番で受験します。
II種に合格すると「一般社団法人日本コーチ連盟認定コーチング・ファシリテータ」の資格が得られます。「コーチとしての基礎的な学識と技能の水準を満たす者」であると証明することが可能です。
【受験の条件】
- 「コーチアカデミー」で特定の課程を修了する
GCS認定コーチ
「GCS認定コーチ」は、2001年に開校し、2022年6月時点で全国に42箇所の拠点をもつ「銀座コーチングスクール(GCS)」の資格です。試験は筆記と実技で構成されますが、筆記試験の解答は郵送で提出し、実技試験は録音データを送付します。
筆記・実技の両方で70%以上の評価をとれると合格です。「プロコーチとして有料のコーチングセッションを提供するのにふさわしいレベルに達している」(公式サイト)と認められ、GCSからクライアントの紹介を受けられます。
【受験の条件】
- GCSで特定のクラスを修了する
- コーチングの実践経験が5人以上ある など
さまざまなコーチング
コーチングは、さまざまな分野で行なわれています。どのように実践されているのか見てみましょう。
スポーツにおけるコーチングとは
スポーツにおけるコーチングとは、どんなものなのでしょう?
コーチングを行なうのは「コーチ」です。コーチといえば、スポーツをイメージする人も多いでしょう。
スポーツ漫画のイメージや部活動での経験から、「つきっきりで厳しく指導する」のがコーチだと思うかもしれません。しかし、それは古い教え方であり、コーチングとは違うものです。
勉強法・記憶術に関して多数の書籍を著し、勉強法の個別指導も手がける宇都出雅巳氏は、こう語っています。
“コーチング”が注目され、ビジネスなどにも活用されるようになったのは、こういった正しい技術・やり方を教える従来の「教える」コーチに対する見直しから始まっているんです。
(引用元:All About|スポーツのコーチングの基本とは?教えるコーチ・教えないコーチ 太字による強調は編集部が施した)
体育の時間、先生から「体をこう動かして!」と指示されて逆にぎこちなくなり、うまくいかなかった経験はありませんか?
宇都出氏によると、このような「教えることの弊害」に気づき、コーチングの手法を開発したのが、テニスコーチのW・T・ガルウェイ氏。生徒にこう伝えたそうです。
- 「ボールの縫い目を見て」
→ボールへの集中が高まり、余計なことを考えなくなる - 「ラケットがどこにあるかを感じてみて」
→ラケットの位置を観察し続けることで、動きが自然と変わる
宇都出氏によると、ガルウェイ氏はコーチングを「他のスポーツ、さらにはセールスなどのビジネス分野に応用して成果をあげてきました」とのこと。現在では幅広い分野に広がったコーチングは、スポーツから始まったのですね。
看護におけるコーチングとは
看護の現場でも、コーチングが求められています。一般社団法人・日本看護コーチ協会は、その理由をこう語っています。
新型コロナ感染症、災害など、予測不能な出来事が多い昨今、世の中は常に変化しており、それにともなって看護の現場で求められるリーダー像も変化しています。
そのような看護の現場では、圧倒的な権威をもつ指示命令型の看護管理者・看護リーダーは、人間関係の悪化や離職率の高い職場を作り出し、過去のリーダーとなりつつあります。
(引用元:一般社団法人日本看護コーチ協会 太字による強調は編集部が施した)
同協会によると、「看護の現場でコーチングを実践するコミュニケーションリーダー」は以下の3つを支援するそうです。
- 患者
- 看護師
- 医療・看護チーム
看護師が患者に対して「傾聴」や「承認」をできたら、患者が明るく元気になれそうですよね。同僚どうしなら信頼関係が築け、チームとしての目標達成につながりそうです。
看護現場でのコーチングとは、患者・看護師・チームをサポートするコミュニケーションなのです。
ビジネスコーチングとは
ビジネスコーチングとは、ビジネス領域に特化したコーチングです。ビジネスコーチ株式会社取締役副社長の橋場剛氏は、こう定義しています。
ビジネス目標達成のために、クライアント(人と組織)の行動変容を支援する行為
(引用元:橋場剛(2022),『ビジネスコーチング大全』, 日本経済新聞出版. 太字による強調は編集部が施した)
ビジネスコーチングでは、クライアントから次のような成果を期待されているそうです。
- 業績目標の達成
- 風通しのよい組織風土づくり
- 管理職の行動変容
- 新入社員や内定者のフォローアップ など
ビジネスコーチングの一部に「エグゼクティブコーチング」があります。エグゼクティブコーチングとは、経営幹部を対象としたコーチングです。
経営幹部はコーチとの対話を通じ、考えをアウトプットすることで、頭のなかを整理します。業績や資金繰りなどのテーマが話されるそうですよ。
メンタルコーチングとは
メンタルコーチングとは、精神面をサポートするコーチングのこと。スポーツメンタルコーチ・小林牧人氏の共著では、次のように定義しています。
クライアント(コーチングを受ける人あるいは集団)とのコミュニケーションにより、コーチがクライアントのモチベーションを高め、クライアントのもつ潜在能力を引き出し、目的達成のための実力を発揮させ、クライアントが幸せな人生を送れるように手助けすること
(引用元:小林牧人・藤沼良典(2021),『 理系研究者がハッピーな研究生活を送るには 科学とは? 研究室とは? そしてラボメンタルコーチングの必要性』, 恒星社厚生閣. 太字による強調は編集部が施した)
メンタルコーチングの講座を開いている団体には、「NLPコーチング」を手がける一般社団法人・日本NLP能力開発協会があります。
NLPコーチングとは、NLP(神経言語プログラミング)を取り入れたコーチング。NLPとは、成功者の共通点を抽出・体系化した、心理学の一部門です。
公式サイトによると、同協会のメンタルコーチングには、次のような効果があるそうですよ。
- 自分の本音に気づける
- セルフコントロールの方法を身につけられる
- 苦手意識の克服方法がわかる など
セルフコーチングとは
セルフコーチングとは、自分がコーチ兼クライアントとなって目標達成を目指すものです。キャリアカウンセラーの中谷充宏氏によると、セルフコーチングには3つの効果があります(マイナビウーマン|セルフコーチングとは? 簡単なやり方と効果)。
- 目標達成のスピードが上がる
- 自主性や自律性が育まれる
- 相手を理解する力が身につく
中谷氏によると、「セルフコーチングも通常のコーチングと同じ」。やり方は次のとおりです。
- 目標を設定する
- 現状を把握・分析する
- 行動計画を策定する
- PDCAサイクルを回す
たとえば、このような感じです。
- 「どうなりたいか」「どうしたいか」を思いつくまま紙に書き出す
→痩せたい - それができていない理由を考える
→運動をほぼしていない - 実現可能性の高い計画を立てる
→夕食から30分経ったら1時間のウォーキングをする - 計画を実行できているか確認
→ウォーキングをしない日もある
→「30分後にウォーキングするね」と家族に宣言する
セルフコーチングで、あなたの可能性を広げてみてください。
英語コーチングとは
英語コーチングとは、受講者が短期間で効率よく英語の学習成果を上げられるようにサポートすることです。株式会社スタディーハッカーの英語コーチングサービス「STRAIL(ストレイル)」を例に解説しますね。
「STRAIL」の英語コーチングでは、次のふたつが基本です。
- 的確な課題発見
- 最適な解決アプローチ
なぜ、このふたつが重要なのでしょうか? スタディーハッカー代表取締役社長の岡健作氏は次のように語っています。
1日1時間の学習で成果を出すには、「時間当たりの学習の生産性を上げること」が必須。つまり、無駄なことは一切やらない。そのために必要なのは、細かく正確な課題発見と、それに合わせたトレーニング法の提案です。
(引用元:ビジネス英語習得の本質|岡健作社長インタビュー|イングリッシュカンパニーの秘密 太字による強調は編集部が施した)
「的確な課題発見」と「最適な解決アプローチ」が重要なのは、学習効率を上げるためなのですね。
課題をうまく抽出できなければ、課題でないことにも勉強時間を割くことになります。課題を見つけられても、アプローチが適切でなければ、課題の解決につながりませんね。
「STRAIL」では、コーチングを通して受講生の課題とその解決法を見つけます。週に1回のセッションを受けることで、受講生は自分の課題に気づけ、英語力の向上という目標に近づけるのです。
詳しく知りたい方は、無料体験に参加してみては?
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コーチングとは、知識や技術を教え込むのではなく、相手の自主性を尊重して目標達成をサポートするコミュニケーションスキルです。仕事やスポーツ、英語学習などで達成したい目標があるなら、コーチングを受けてみてはいかがでしょう?
コトバンク|コーチング
鈴木義幸 監修, コーチ・エィ 著(2019),『この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本』, 日本実業出版社.
原口佳典(2008),『人の力を引き出す コーチング術』, 平凡社.
All About|承認とは?コーチングスキルによって部下が明るく元気になる!
鈴木義幸(2020),『新コーチングが人を活かす』, ディスカヴァー・トゥエンティワン.
All About|コーチングスキル力を身につけて部下を育てよう
コーチ・エィ アカデミア|(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格
コーチ・エィ アカデミア|認定試験の概要と申請条件
一般社団法人日本コーチ連盟|コーチング資格の詳細
銀座コーチングスクール|GCSコーチ認定制度の概要
All About|スポーツのコーチングの基本とは?教えるコーチ・教えないコーチ
一般社団法人日本看護コーチ協会
橋場剛(2022),『ビジネスコーチング大全』, 日本経済新聞出版.
小林牧人・藤沼良典(2021),『 理系研究者がハッピーな研究生活を送るには 科学とは? 研究室とは? そしてラボメンタルコーチングの必要性』, 恒星社厚生閣.
一般社団法人 日本NLP能力開発協会|メンタルコーチング
マイナビウーマン|セルフコーチングとは? 簡単なやり方と効果
英語コーチング STRAIL|特徴
ビジネス英語習得の本質|岡健作社長インタビュー|イングリッシュカンパニーの秘密
上川万葉
法学部を卒業後、大学院でヨーロッパ近現代史を研究。ドイツ語・チェコ語の学習経験がある。司書と学芸員の資格をもち、大学図書館で10年以上勤務した。特にリサーチや書籍紹介を得意としており、勉強法や働き方にまつわる記事を多く執筆している。