大企業で実績をあげ続ける一流ビジネスパーソン。飛ぶ鳥を落とす勢いで会社の業績を伸ばし続ける一流経営者。そういった “年収が高い人” は、日々どんな過ごし方をしているのでしょうか。

習慣は人をつくります。仕事でもっと成果を出したい、年収をもっと上げたい。そうお思いの方は、彼らの習慣をちょっとだけ参考にしてみませんか?

1. 早起きして朝食をしっかり食べる

マーケティング事業などを手掛ける株式会社アントレックスが行なった調査によれば、朝起きる時間に関して「早めに起きる」と回答したのは、年収800万円以上の層では半数を占めたのに対し、平均的な年収の層では30%に留まりました。逆に「ギリギリまで寝ている」のは、後者の層のほうが多かったのだそう。世界の一流経営者たちにも早起きの人が多いことは、皆さんもどこかで耳にしたことがあるでしょう。

また、別の調査では、「自宅で朝食をまったく食べない男性」の平均年収が487万円であったのに対し、「自宅で朝食を毎日食べる男性」の平均年収は702万円であったという統計データも出ています。

朝食を食べると、エネルギー源となるブドウ糖が脳に供給され、脳の働きが活発になります。逆にいえば、朝食を食べなければエネルギーも補給できないため、脳の働きは鈍ることに。そればかりか、“朝食を抜いていきなり昼食を食べる” という食生活は血糖値の急激な上昇・低下を引き起こすため、眠気を誘ったり集中力を低下させたりしてしまいます。これでは仕事が捗るはずもありませんよね。

朝は、ちょっとだけ早起きして朝食をとる。1日の仕事の捗り具合が変わるかもしれませんよ。

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2. よく歩く

ドコモ・ヘルスケア株式会社がまとめた『みんなの「からだデータ」白書2015』より、歩数と年収に関する非常に興味深い調査結果をご紹介しましょう。

それによれば、年収400万円未満の人は1日の平均歩数が6,763歩であるのに対し、年収400~600万円の人は7,000歩、年収600~1,000万円の人は8,323歩、年収1,000万円以上では8,516歩と、年収が高くなるほど1日の平均歩数も多くなる傾向が見られたのです(※睡眠時間に関しては、年収の違いによる傾向の変化は見られなかったため、単に「年収の高い人のほうが多く起きているから歩数も多い」というわけではないようです)。

『脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方』を著した、ハーバード大学医学部准教授のジョン・J・レイティ氏は、ウォーキングをはじめとする運動により、脳の神経細胞や血管の形成が促されると述べています。こういった脳の活性化に伴い、仕事の能率や学習効果も高まることが期待できますね。

年収が高い人は、上記効能を知ってか知らずか、よく歩くように意識しているのかもしれません。運動不足を実感している人は、頭の働きを良くするためにも、日常生活に少しだけ歩行習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

3. 自分の “時間の使い方” を知っている

「1日の24時間を何にどのように使っていますか?」
この問いに、あなたはきちんと答えられますか?

ビジネス雑誌『PRESIDENT』が行なったアンケートによれば、「1日の24時間を何にどのくらい使っているか、おおよそ把握している」という質問に対し、年収1,500万円以上の46.6%が「あてはまる」と回答しています。これは、年収400万円台の29.4%という数字よりも17ポイントも高くなっています

また、タスク管理の方法として有名なToDoリストですが、「1日のToDoリストを作る」「ToDoリストにデッドラインを設ける」人の割合は、年収400万円よりも年収1,500万円以上の人のほうが高かったという結果に。ToDoリスト作成は仕事の基礎中の基礎とも言われていますが、たとえ仕事で実績を積み重ねて高年収を手にしていたとしても、初心を忘れずに、欠かさず実行する人が多いようです。

ビジネスコンサルタントの山崎将志氏は、次のように述べています。

どのような問題解決をするにも、現状に対する正しい理解が必要だ。効果的な時間の使い方を考えるに当たっては、まず自らの時間配分の全体像を把握しなければならない。そして、ある仕事を完了させるのにどの程度の時間を投下しているかと同時に、一定の時間の中で自分に何ができるのかを知っていなければならないのである。

(引用元:プレジデント・オンライン|全比較!年収「1500万vs400万」の日常習慣【1】

無理な計画は、仕事の破綻に直結します。仕事を効率よく進めるうえで、時間管理はマスト事項。ToDoリストを通して1日の仕事の計画をあらかじめ立てておくと同時に、振り返りを通して実際にかかった時間を知る。この繰り返しで、自分の “時間の使い方” が見えてくるかもしれませんよ。

4. 端的に話す

経営コンサルタントとしても活躍する、ドクターユキオフィス代表取締役の臼井由妃氏は、「話の長さと年収は反比例している」と断言しています。

仕事ができて、人望が厚い。いわゆる「成功者」「お金持ち」と目される方々にお会いしてきて、感じるのは「話が短い」ということです。

例外なく彼らの話は、明瞭で簡潔です。話の長さと年収は反比例している、といってもいいでしょう。

(中略)

ブームに乗り一時的に地位やお金を得た方ではなく、その業界の情勢が芳しくなくても変わっても、つねに輝き続ける。本物のお金持ちは、延々と自説を展開したり相手の「話したい心」に、水を差すことはしません。

故事成語や業界用語などを持ち出して、話を難解にもしません。誰もがわかる言葉で、短く話すものです。

(引用元:NIKKEI STYLE|話の長さと年収は「反比例」、成功者はどう話す?

たとえば皆さん、頭の中に浮かんだ言葉をそのままの順番でだらだらと口から発してしまってはいませんか。そしてそのせいで、本筋からどんどん脱線していく話し方をしてしまってはいないでしょうか。

ベストセラー『1分で話せ』を著書に持つ伊藤羊一氏は、「話に “骨組み” がないと、聞き手は話を聞かなくなる。最初の1、2分でよくわからなければ、ほとんどの人はもう話を聞いていないと考えていい」と警鐘を鳴らしています。そして、結論+根拠+たとえば」という骨組みを常に意識することが重要だと述べています。

まず「結論」を伝え、次にその「根拠」を示し、最後にその根拠たる「たとえば」をつける。すると聞き手は、結論をてっぺんに話の「骨組み」がつながったピラミッド型で、ストーリーをロジカルにイメージすることができます。

(引用元:StudyHacker|人を動かすプレゼンの極意——Yahoo!アカデミア学長 伊藤羊一さんインタビュー【第1回】

無意識のうちに「えーっと」「あのう」「まあ」といった “つなぎ表現” を多用することも、間延びした話し方の印象を相手に与えてしまいます。“結論ファーストで端的に” を心がけてみましょう。

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年収が高い人の習慣には、必ずヒントが隠れています。今回取り上げた4つの習慣は、どれも特別難しいというわけではないはず。ぜひ試してみてくださいね。

(参考)
PR TIMES|年収800万円以上の人の7割は朝の時間に余裕がある!朝ごはんを大事にする人ほどモテる!?調理器具増えすぎ問題!家に1年以上使っていない調理器具がある人は半数以上!(52.4%)
PR TIMES|毎日の自宅での朝食が“夫婦円満の秘訣”だった! ◆平均年収は?「自宅で朝食を食べる夫」702万>「食べない夫」487万 ◆夫婦円満度は?「自宅で朝食を食べる夫」80%>「食べない夫」72%
StudyHacker|マネするもマネしないもあなた次第。成功者がやっている “ちょっと奇妙な習慣”
朝日新聞デジタル|学力も左右する? 朝ごはんが大事な理由
みんなの「からだデータ」白書2015
ダイヤモンド・オンライン|朝のウォーキングが脳を活性化させる
プレジデント・オンライン|全比較!年収「1500万vs400万」の日常習慣【1】
StudyHacker|年収2000万円稼ぐ人の時間術。「ゴールデンタイム」の使い方。
NIKKEI STYLE|話の長さと年収は「反比例」、成功者はどう話す?
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StudyHacker|使い方次第では武器になる!? つなぎ表現「えーと」「あのー」との上手な付き合い方。