職場のこわ~い話。会社に入ったらまず〇〇に気をつけろ!

オフィスに並ぶ5人の新入社員のビジネスパーソン

「社会人って、難しい……」

新入社員として職場に入ると、マニュアルには書いていない "暗黙の了解" や "やってはいけないこと" に戸惑う場面も少なくありません。

本記事では、新入社員が最初につまずきやすい10のタブーをご紹介します。「知らなかった」で損をしないために、いまのうちに押さえておきたいポイントを一緒に見ていきましょう。

タブー1. 「わかりました」と言ってわかっていない

「わかったと思っていたが、実際に作業をしてみるとわからないことだらけだった」

「できないやつだと思われたくないから、わかったふりをしてしまう」

「よくわからなかったが、あとで調べればわかるだろう」

このような気持ちもわかりますが、わからないことは早い段階で解決しておくのがベストです。

わからないまま仕事を進めれば必要以上に時間がかかりますし、間違えたまま作業を進めた結果、膨大な手戻りが発生してしまうこともあるでしょう。

もしそうなれば「本当にわかっているのだろうか」「いつもわかったふりをするから、仕事を任せるのが不安だ」と、あなたへの信頼を削ってしまいかねません。

わからないのは恥ずかしいことではないですし、最初はわからなくて当然です。

もし仕事を進めていくなかでわからないことがあったら、抱え込まずに早めに解決するようにしましょう。

その際は、どこまでわかっていてどこからわからないのかを整理して伝えることで、より適切な指導を受けられますよ。

タブー2. 「とりあえずやってみました」と報告する

言われたことを言われたとおりにできるようになったら、次のステップに進むときです。

逆に、言われたとおりにしかできないままでは成長にはつながりません。評価だって下がってしまいます。

次のステップで大切なのは、仕事の本質をつかめるようになること。そのためにはまず、5W1Hで業務内容を整理してみるといいでしょう。*1

項目 内容
Why 目的・背景
What 具体的な業務内容
When 期限・タイミング
Where 作業範囲
Who 関係者・報告先
How 進め方・方法

(例)競合他社のA社の新製品について調べておくように指示された場合

目的・調査内容・期限・作業範囲・提出先・まとめ方を事前に整理することで、業務全体の流れが明確になります。

このように業務内容を整理できれば、業務全体の流れも見えてきます。

成長ポイント 具体例
優先順位判断 効率よく作業できる
意図理解 指示者の期待に合う成果物
チーム貢献 次工程を意識した情報共有

業務の流れを把握して本質をつかみながら取り組めれば、あなたはただの作業員ではなく、立派な戦力の仲間入りです。

職場で先輩社員から指導を受ける新入社員の様子

タブー3. 上司の時間を "無料" だと思う

「わからないことはなんでも聞いて」という言葉をそのまま受けとって、なにも考えずに質問するのは考えもの。

もちろん、わからないまま進められるのは上司としても困るので、質問してほしい気持ちも本当です。

しかし、上司はあなた専属の先生ではありません。上司も自分の仕事を抱えています。そのなかで次から次へと質問すれば、「時間ばかりとられてしまう……」と印象を悪くしてしまうかもしれません。

次の3点を意識して、上司に配慮する姿勢を大切にしましょう。

配慮ポイント 具体例
内容を整理 「ここまではできましたが、ここからがわかりません」
質問をまとめる 「質問が3つあります」
タイミング配慮 「いま5分ほどお時間いただけますか?」

相手の時間を尊重する意識は、職場での人間関係を円滑にするうえでも非常に重要です。

タブー4.「忙しい」を言い訳に使う

「忙しくてできませんでした」「ちょっといまは忙しいので難しいです」

その気持ちは自然ですが、「忙しい」を理由にせずに「状況説明」に変えるのが社会人のマナーです。

実際に忙しくて手をつけられないこともありますが、時間をうまくやりくりするのも仕事のひとつ。タスクの優先順位や効率化への取り組みなど、見直せる部分があるはずです。

  • 「この作業に時間がかかってしまって余裕がないのですが、私のやり方に問題がないか確認してもらえませんか?
  • 「いまこれだけのタスクを抱えているなかで新たにタスクを割り振られたのですが、さばける自信がありません……。効率的にやる方法を教えていただけませんでしょうか

あなたがどんなところでつまずいているのかを知るのは指導するうえで重要な情報になりますし、自分で考えながら仕事に取り組んでいる姿勢のアピールにもなりますよ。

タブー5.仕事の "正解" を先輩に丸投げする

「言われてないからやってません」「(なにも考えずに)次はどうすればいいですか?」

このような言動は、自分の責任を相手に委ねているのと同じです。

わからないのは仕方ないですが、目の前の仕事を主体的にとらえる姿勢が非常に重要です。

  • 「この作業はまだ教えていただいていないので、マニュアルで予習してもいいですか?
  • 「ここまで作業が終わり、手が空きました。なにかできることはありますか?
  • 「タスクAが終わりました。次は以前教えていただいたタスクBをやってみてもいいですか?

わからないなりにも一生懸命考えながら仕事を探す人を見ると、先輩も「教えがいがあるな」と応援したくなるものです。

ノートパソコンで真剣に作業する新入社員

タブー6. 人間関係でオンオフの線を引かない

職場での雑談は、人間関係を円滑にするうえで大切なコミュニケーションです。

一方で、距離感を誤ると「敬意がない」「仕事としてのけじめがない」と受けとられてしまう可能性もあります。

たとえば、飲み会で打ち解けたからといって、翌日の職場でいきなりタメ口で話しかけたり、プライベートの話題を会議中に持ち出したりすれば、周囲は戸惑うでしょう。

オンの場では、相手との関係性や立場をふまえた言葉づかいや態度が求められます。

「オフのときは親しみを込めて、オンのときはけじめをもって」という切り替えができれば、「状況を判断できる人」として周囲からの信頼が高まります。

タブー7. 空気を読みすぎる

「迷惑をかけたくない」「場の空気を悪くしたくない」

入社して間もないうちは、そう思うのも自然なことです。

しかし、遠慮しすぎてなにも言わないのは職場にとっても大きなリスクです。

たとえば、作業手順に疑問を感じたのに黙っていた結果、大きなミスにつながってしまうケースもあります。新入社員だからこそ気づける「違和感」は、チームにとって貴重な情報です。

空気を読む力は大切ですが、「仕事のために必要な発言」は遠慮せずにする勇気も必要です。

もし言いにくいと感じたら、「的外れかもしれませんが」「確認なのですが」とクッション言葉を添えるだけでも、伝え方はぐっと柔らかくなりますよ。

職場で向き合って話し合うふたりのビジネスパーソン

タブー8.メールやチャットに "感情" を載せすぎる

メールやチャットツールでコミュニケーションをとるときは、誤解を生まないように配慮する必要があります。

たとえば絵文字の多用。さまざまな表情の絵文字や記号は感情を表現しやすい一方で、その意味合いの受けとり方は人それぞれです。

「重要なのは、自分がどう感じるかではなく、相手がどう感じる可能性があるかでマナーを考えること」と話すのは、コンサルティングや企業研修を手がける株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役会長の横山信弘氏。*2

とくに社外の相手や上司とのやりとりでは、テキストだけで正確に意図が伝わるかどうかを意識しましょう。相手を不快にさせないための思いやりとして、マナーを考えていきたいですね。

タブー9.自分の失敗を "なかったこと" にする

失敗は誰にでもあることです。社会人として信頼を築いて成長していくためには、失敗したあとの行動が重要です。

行動 内容
報告 正直に伝える
反省 謝罪と振り返り
再発防止 対策を考える

こういった姿勢が「誠実な人だ」「責任をもって仕事に取り組んでいるんだ」という信頼や評価につながっていきます。

仕事は一人で完結するものではなく、チームで取り組むものです。失敗を共有し、フォローし合える関係性が、チーム全体の強さにつながります。

タブー10.評価は "頑張り" で決まると思っている

「毎日遅くまで残っているのに評価されない」「誰よりも頑張っているのに認めてもらえない」

そう感じたことはありませんか。

大切なのは「成果につながるやり方」を自分のなかに蓄積し、再現できる状態をつくることです。人材育成コンサルタントの清水久三子氏は「どんな状況でも成果を出せる再現性をもって、細かいこと一つひとつができる状態になっているかが重要」と述べています。*3

努力そのものが無駄になるわけではありません。しかし、努力の方向が成果に結びついているかどうかを定期的に振り返る習慣が大切です。

自分のなかでのPDCAを何度もまわし、自分なりの勝ちパターンを蓄積していきましょう。

チームの一員として働く新入社員のイメージ画像

***

社会人1年目は、覚えることも気をつけることもたくさんあります。

ですが完璧を目指す必要はありません。少しずつ着実に経験を積み、自分の可能性が広がっていくのを楽しんでくださいね。

FAQ(よくある質問)

Q1. 新入社員がいちばん最初に気をつけるべきタブーはどれですか?

A. 「わかりました」と言って、じつはわかっていないまま仕事を進めてしまうことです。早めに質問・確認することで、手戻りや信頼低下を防ぐことができます。

Q2. 質問しすぎると、上司に悪い印象を与えてしまいますか?

A. 整理せずに何度も質問すると負担に感じられる可能性がありますが、内容をまとめ、タイミングに配慮した質問であれば問題ありません。むしろ、確認する姿勢は評価されやすいです。

Q3. 「忙しい」と言わずに、どうやって状況を伝えればいいですか?

A. ただ「忙しい」と伝えるのではなく、現在抱えているタスクや進捗を説明し、相談や優先順位の確認を行うことが社会人として望ましい対応です。

Q4. 仕事で失敗してしまったとき、どのタイミングで報告するべきですか?

A. 失敗に気づいた時点で、できるだけ早く報告するのがベストです。早期報告は被害を最小限に抑え、信頼を守る行動につながります。

Q5. 頑張っているのに評価されないのはなぜですか?

A. 評価は努力の量ではなく、成果につながる行動や再現性のある取り組みで判断されます。振り返りと改善を重ね、自分なりの成果の出し方を蓄積していくことが重要です。

※引用の太字は編集部が施した

【ライタープロフィール】
澤田みのり

大学では数学を専攻。卒業後はSEとしてIT企業に勤務した。仕事のパフォーマンスアップに不可欠な身体の整え方に関心が高く、働きながらピラティスの国際資格と国際中医師の資格を取得。日々勉強を継続しており、勉強効率を上げるため、脳科学や記憶術についても積極的に学習中。

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