法人・企業向けのおすすめ英語研修会社・失敗しない選び方などを紹介

研修をする従業員

海外での事業展開・拡大を狙い、英語研修を取り入れる企業が増えています。しかし、研修を実施してみたものの、効果を得られなかったというケースも少なくありません。

本記事では、法人企業様向けに英語研修の目的や、失敗例と解決策、英語研修サービスの選び方などを解説します。

 

【この記事はこんな方におすすめ】

  • 社員の英語力を強化したい企業の人事担当の方
  • 新入社員研修の担当として、研修のテーマをお探しの方
  • グローバルリーダー育成に関心がある研修担当者の方

【ライタープロフィール】
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。

企業が英語研修を実施する目的

まずは、企業が英語研修を実施する目的を4つ紹介。

STUDY HACKERが運営する英語コーチングサービス・ENGLISH COMPANY for bizにてお問い合わせいただく内容も含めて紹介します。

社員の英語力向上のため

英語研修を実施する大きな目的のひとつは社員の英語力向上です。海外で事業を展開したいと考える企業では、社員の英語力向上が欠かせません。企業研修に英語研修を取り入れれば、社員の英語力を高める基礎をつくることができます。

外資系企業では役員レイヤーが外国籍で、レポートラインに英語が必須となり、英語研修を取り入れているケースがあります。また、IT企業では海外のエンジニアを採用するために、社内の英語力向上を目指し、英語研修を取り組むケースもあります。

取引先や顧客と英語でコミュニケーションをとるため

海外に取引先がいる企業では、業務で英語を使うことも多いはず。社員の英語力を強化すれば、メールやチャット、プレゼン業務のなかで英語を用いてスムーズにコミュニケーションをとれるようになります。

TOEICを実施する一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が2019年に発表した調査結果によると、企業が目標とする英語習得の水準は「英語で行われる会議(テレカンを含む)で議論できる」「取引先/海外支店とメールでやり取りができる」「取引先/海外支店と電話でやり取りができる」などが上位に挙がったそうです。(カギカッコ内引用元:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会|英語活用実態調査 【企業・団体/ビジネスパーソン】2019

意思疎通が図れると、認識の齟齬が生じにくくなります。また、社員が英語の読み書き、スピーキングができるようになれば、翻訳をしたり英語ができる人に聞いたりする手間がかからないので業務効率アップにつながります。

グローバルリーダーを育成するため

海外事業でリーダー・管理職となる人材を育成するために英語研修を取り入れる企業も多いでしょう。海外法人のスタッフに英語で指示を出したり、海外の顧客と交渉したりする役割を担う人材の育成につながります。

リーダー育成を目的として英語研修を取り入れるのであれば、リーダーシップ研修もカリキュラムに組み込むと効果的です。 

海外赴任に備えるため

海外赴任や出張に備えるために英語研修を実施する企業もあります。一方で、突然海外赴任や出張が決まるケースもあり、短期間で英語力を向上させるために、英語研修を実施する企業も多いようです。

英語研修に加え、異文化への理解や国際感覚を高める研修もカリキュラムに組み込むと効果的です。

グローバル人材育成を行なう株式会社Linkardの代表取締役CEO加藤雄次郎氏は、以下のように述べています。

言葉の壁や商慣習の違いに対して、「日本ではこうだから現地でもこうなるべきだ」と考えるのは簡単でしょう。しかし、それではチームとして働くときにうまく機能しません。

異文化へのリスペクトを欠かさないことが、世界で活躍するための第一歩だと考えています。

(引用元:STUDY HACKER|グローバル人材育成のプロに聞く! 日本企業が海外進出で必要な視点とは?

英語以外の言語を使用する国へ赴任する可能性があるなら、英語に加えて現地の言語語もある程度身につける必要があるので、状況に応じてそちらの研修も行なってください。

飛行機

企業の英語研修でよくある失敗例と解決策

英語研修を成功させるために、よくある失敗例と解決策を確認していきましょう。

英語研修の目的が不明確

「他社も行なっているから」という理由だけで英語研修を実施しても、費用対効果は得られません。

「英語でプレゼンできるようにスピーキングを強化したい」「メールのやりとりが多いのでビジネスの文章を書けるようにしたい」など、向上させたいスキルの明確化が重要です。研修自体を目的とせず、目的を達成するための手段と考えてください。

社員のモチベーションを維持できない

語学学習は継続が大切。社員には自宅学習にも取り組んでもらう必要がありますが、モチベーションが続かないケースは多くあります。ですので、社員が英語学習を習慣化できるように取り組まなければなりません。

無料語学学習アプリ「Duolingo」を提供するDuolingo,Inc.が2023年に行なった調査によると、英語を使うビジネスパーソンは「通勤時間などのスキマ時間を活用する」「明確な目標設定を立てる」「ながら学習(朝の準備中や入浴中のリスニングなど)」といったスキマ時間を活用しています。

(カギカッコ内引用元:PR TIMES|【Duolingo JAPAN Report】4月23日は「英語の日」「ビジネスパーソン英語力実態調査」実施

研修中だけでなく、継続して英語学習ができるようなツールを提供したり、カウンセリングや学習プランを提案したりすることでモチベーションの維持をサポートしましょう。

電車のなかで、ながら勉強をする男性

社員の英語力にバラツキがある

社員の英語力は個人差が大きいので、画一的なレッスンではレベル差に対応しきれない場合も。

上記の調査では、仕事で英語を使い始めたときの英語レベルが「初心者以上」だった人が18.2%、「初心者以上」だった人が41.1%、「中級者」だった人が27.1%など、スキルに差があることがわかっています。(参考:同上よりまとめた)

まずは社員の英語力の現状を把握してグループ分けし、レベル別のレッスンを展開しましょう。

関連記事:【法人さまご導入例】英語の効率的な学び方と続け方をマスターして英語力アップ! TOEIC®800点の壁も超えた。

企業向け英語研修サービスの選び方

英語研修サービスを検討する場合の選び方は、以下の3点です。順番に確認していきましょう。

  • 実績で選ぶ
  • オンラインレッスンの有無
  • カリキュラムのカスタマイズ性

実績で選ぶ

まずは、実績が大切です。英語研修を導入している企業数や累計受講者数が多いなら、一定の評価を得ていると判断できるでしょう。

公表されている場合は、受講後のTOEICのスコアの平均値などもチェックしてください。具体的な導入事例や口コミ・体験談があれば、あわせて確認しましょう。

オンラインレッスンの有無

会社でも自宅でも受講できるオンラインレッスンがあれば、忙しい社員も無理なく続けやすいですよね。教室受講とオンライン受講を組み合わせられると柔軟性が高まって便利でしょう。

カリキュラムのカスタマイズ性

求められる英語力や、使用シーンは業種・職種によりさまざま。また、社員の英語力は個人差が大きいので、カリキュラムのカスタマイズ性があると便利です。

株式会社QQEnglishが2023年に実施した調査によると、英語研修を導入する際に重視する項目として21.5%が「社員のレベルにあわせた柔軟な教育」を選びました。(参考:PR TIMES|【企業研修担当者400人に社内の英語教育実態を調査】86.5%が英語教育により業績アップや人材確保などの効果を実感よりまとめた)

企業の目的やゴールに合わせて柔軟にプランを提案してくれたり、内容をカスタマイズしてくれたりするサービスを選びましょう。 

継続に向けたサポート体制

英語学習を無理なく継続できるよう、自宅学習のサポートが充実しているサービスを選ぶのがおすすめです。

同調査によると、40%の研修担当者が「業務と両立できる学習形態」ができることを重視していました。(参考:同上よりまとめた)

先に述べたように、スキマ時間で英語学習をする社員は多くいます。社内での研修時間には限りがあるので、学習を継続できる仕組みが整っているサービスが最適です。

効果測定とフィードバック提供の有無

英語研修の実施後は、目的に合わせた効果測定が不可欠です。TOEICやTOEFLなど、テストのスコアの変化から判断するとわかりやすいでしょう。社内でも実施可能ですが、実施後の効果測定やフィードバックまでカバーしているサービスを選ぶと、研修効果を検証しやすいので便利です。

ただし、テストスコアと実践的な英語力は必ずしも直結するものではないことは留意しましょう。

関連記事:【法人様ご導入事例】90日の「時短」英語研修。科学的トレーニングで英語人材をスピード育成!

STUDY HACKERが運営する企業向け英語研修サービス

STUDY HACKERが運営するENGLISH COMPANY for Bizのサービスを紹介します。これまでご紹介してきたチェックポイントを網羅しており、累計200社以上への導入実績もあります。

言語習得の科学的なアプローチに基づく効率的なカリキュラム

ENGLISH COMPANY for Bizでは、第二言語習得研究の知見を活用しています。専門家が受講生の課題を分析することで、英会話スクールにおける1年分のレッスンを最短90日間に凝縮し、独学と比較して最大3.8倍の効率の高さを実現します。

また、必要な学習を絞り込むため、自習は多くても1日1.5時間。「毎日長時間勉強しなければならないのでは?」という心配もありません。講師陣は日本語ネイティブなので、つまずきがちなポイントを押さえながらトレーニングを進めます。

ビジネスシーンを想定したトレーニング

会議や商談、プレゼンやメールのやりとりなど、リアルなビジネスの現場を想定したトレーニングを実施するため、無駄なくスキルアップすることができます。

「正確に読めない」「聞き取れるが話せない」など、苦手な箇所やビジネスで必要なスキルに合わせたカスタマイズができ、各企業ごとにぴったりのトレーニングを提供。本物の英語力が身につきます。

ビジネスシーンのイメージ画像

レッスン外での充実したサポート体制

仕事・プライベートと、英語学習の両立をサポートします。1日のどの時間に何をするのかまでプランニングし、学習の進捗は専用アプリを使って講師と共有が可能。チャットでのやりとりも行なえるため、不安な点があってもすぐに解消できます。

レッスンの振り替えや変更も柔軟に対応しており、忙しいビジネスパーソンにこそ最適です。

ENGLISH COMPANY for Biz

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英語研修の実施は、社員の英語力向上やグローバルリーダーの育成につながります。しかし、社員の英語力やモチベーションには個人差があるので、個別のフォローを充実させることもポイント。

社内では対応しきれない場合も多いぶん、英語研修を成功させるには信頼できるパートナーの存在が不可欠なのです。

会社案内・運営事業

  • 株式会社スタディーハッカー

    「STUDY SMART」をコンセプトに、学びをもっと合理的でクールなものにできるよう活動する教育ベンチャー。当サイトをはじめ、英語のパーソナルトレーニング「ENGLISH COMPANY」や、英語の自習型コーチングサービス「STRAIL」を運営。
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