信頼される人は絶対に使わない「7つのNGワード」。職場での言い換え例も紹介

体の前で腕をクロスさせ「NO」を示すビジネスパーソン

職場での周囲の人の発言に「わざわざ言わなくても」「そんな言い方をしなくても」と、モヤモヤした経験はありませんか? 悪気はなくても、余計な一言は信頼を損なう原因になってしまいます。

一方で、職場で信頼される人はそうしたNGワードを上手に封印しているものです。話し方ひとつで、周囲からの評価は大きく変わります。

そこで本記事では、信頼される人が絶対に使わない7つのNGワードを取り上げ、それを言うべきでない理由や代わりにどう言うべきかを解説します。

自分自身もNGワードを使っていないか、ぜひチェックしながらご覧ください。

1.「~だから、できない」——信頼を失う言い訳グセ

仕事を頼んでも「やったことがないからできない」「時間がないからできない」のように、何かと理由をつけて断る。いつもこのような調子だと、依頼した側は「もうこの人に頼むのやめよう……」と感じてしまいます。

メンタルコーチの大平信孝氏によると、「~だから、できない」というのは「『できない条件』をできるだけたくさん集めて、自分を納得させる」傾向からくる口癖だと言います。*1 自分を正当化する姿勢は、周囲からの印象を落としかねません。

人と話すときでも「やったことがないので、教えていただけますか」「いまは時間がないので、明日でもいいですか」のように言い換えられます。理由をつけて「できない」と言うのではなく、相手の要望に寄り添いましょう。

💡 言い換えの例
NG OK
やったことがないのでできません やったことがないので教えていただけますか?
時間がないので無理です いまは時間がないので明日でもいいですか?

2.「思います」——頼りない話し方の代表格

質問に答えるとき、つい使ってしまうのが「〜と思います」。一見丁寧なようでいて、相手に頼りない印象を与えてしまうことがあります。

株式会社らしさラボ代表の伊庭正康氏は、「思います」には「もしうまくいかなかった場合のエクスキューズが入って」おり、責任を回避する響きがあると指摘しています。*2

🗣 言い換えの例
NG OK
〜と思います 〜です / 〜ます(言い切り)
できると思います できます。◯日までに完了します
問題ないと思います 問題ありません。確認済みです

まずは言い切るスタイルに慣れるところから始めてみましょう。

3.「難しい」——思考停止を招くNGワード

課題に直面したとき、ついつい言ってしまう「難しい」。しかしこの言葉を使ってしまうと思考停止につながりやすく、周囲に「やる気がない」と誤解されることもあります。

伊庭氏は、「難しい」はネガティブな共感を得るために使いがちで、議論を前に進めにくくすると述べています。*2

🌱 ポジティブな置き換え例 *2
NG OK
難しいですね 手応えありますね
難しいですね おもしろくなりそうですね
難しいですね チャレンジですね

前向きな言葉を増やすだけで、印象は大きく変わります。

4.「なるほど」——機械的に聞こえる相槌

相槌として便利な「なるほど」ですが、連発したり、抑揚なく使ったりすると「機械的で心がこもっていない」と受け取られることがあります。

コミュニケーショントレーナー司拓也氏によると、「なるほど」と言われた相手は「本当に聞いているのかな」と感じてしまうことがあると言います。*3

🗣 より伝わる相槌の例
シーン
悩み相談 そうなんですね。(少し間をおいて)大変でしたね
提案への反応 興味深いですね。詳しく伺えますか?

相槌を少し変えるだけで、周囲からの信頼度は大きく変わるはずです。なんとなく話を聞くのではなく、その時々にマッチした相槌を打てるように練習していきましょう。

5.「なんで?」——相手を萎縮させる話し方

ミスが起こったとき、思わず「なんで?」と言ってしまったことがある人も多いのではないでしょうか。しかしこれは相手を委縮させてしまう言葉なので注意が必要です。

司氏は、ミスに対して「多くの人が、つい感情的に」なって理由を聞いてしまうと指摘しています。「これでは相手を『言い訳モード』『防御モード』に追い込むだけ」で、建設的な話し合いになりにくいそうです。*3

代わりに取り入れたいのが「FACT質問法」。次の4ステップで話を聞きます。*3

🛠 FACT質問法(4ステップ)
ステップ 内容
F:Facts 何が起きたか
A:Actions どう対応したか
C:Causes なぜ起きたか
T:Tools どう防ぐか

FACT質問法を取り入れると、相手に威圧感を与えにくくなります。これにより相手が「安心し、問題が小さいうちに、隠さず相談してくれる」ようになると司氏は言います。*3

ミスが発生するとつい焦ってしまいますが、そんなときこそ冷静に。スマートな対応が、周囲からの信頼にもつながるはずです。

笑顔で会話するビジネスパーソンたち

6.「だから」——職場で嫌われる口癖

質問に答えるとき、冒頭に「だから」をつけてしまう癖がある人は要注意。相手は「バカにされた気持ち」になる可能性があると、コミュニケーション指導などを行なう株式会社シーストーリーズ代表取締役の川原礼子氏が述べています。*4

「だから」が入るだけで、「もう言ったでしょう」「知っていて当然」といったニュアンスが含まれてしまいます。相手にとげとげしい印象を与えてしまい、「話しづらい人」というイメージを植えつけかねません。

「だから」は本来、理由と結果をつなぐ接続詞。会話の冒頭で使うのは誤用です。

✨ 正しい使い方の例
資料に誤りがありました。
だから(ですので)、訂正資料をお配りします。

正しい使い方を身につけるとともに、つい話し始めに「だから」と言う癖がついている人は、「それは」のような言いかえを試してみてください。

7. 3Dワード(でも、だって、どうせ)——信頼を失う言い訳ワード

だって、クライアントが無茶を言ったので」

どうせ私にはできませんから」

このような言い訳・悲観ワードは、周囲の気分を下げ、信頼を失いやすくなります。

川原氏は「3Dワード」と呼び、使うとネガティブな思考を引き寄せてしまうと注意を促しています。*4

🌿 3Dワードが招く悪影響
・否定的に聞こえ、相手のやる気を下げる
・自分自身も行動しにくくなる
・説明のつもりでも「言い訳」と受け取られやすい

これらのワードを使わないようにすることで、ネガティブな発言も一気に減るはず。

日々の自分の会話を振り返ってみて、思い当たる人はすぐに改めましょう。

楽しそうに会話をするビジネスパーソンたち

***
今回紹介した7つのNGワードは、職場で無意識に使ってしまいがちなものばかりです。だからこそ、まずは一つでも「封印」してみてください。

話し方が変われば周囲の反応も変わり、あなたへの職場での信頼度はぐっと高まるはずです。信頼される人は、言葉選びから違うのです。

※引用の太字は編集部が施した

【ライタープロフィール】
藤真唯

大学では日本古典文学を専攻。現在も古典文学や近代文学を読み勉強中。効率のよい学び方にも関心が高く、日々情報収集に努めている。ライターとしては、仕事術・コミュニケーション術に関する執筆経験が豊富。丁寧なリサーチに基づいて分かりやすく伝えることを得意とする。

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