在宅ワークやオフピーク通勤が当たり前となるなど、コロナ禍での働き方が定着した2021年。やりたいことがあってもコロナ禍に阻まれ、なかなか実行できずにもどかしい思いをした人もいるかもしれませんね。
「もっとできることを探したい」
「昨年できなかったことを実現させたい」
今年2022年の飛躍を目指すあなたに役立つ情報を、2021年にSTUDY HACKERで公開した記事約500本のうち、最も反響の大きかった人気記事を10本ご紹介しつつお届けします。特に読者のみなさんの関心が高かったのは、どんな話題だったのでしょうか?
勉強のエキスパートたちが推奨する学習法、デキるビジネスパーソンの習慣、幸福度を高めるメソッドなど、ダイジェストで一気にご覧ください。
いよいよ第3位から第1位の発表です!
【第3位】記憶のスペシャリストによる「2つの勉強法」で3回復習した結果。覚えたい欲求が湧いてくる!
勉強には記憶がつきものですが、なかなか覚えられず苦労している人も多いでしょう。第3位の記事『記憶のスペシャリストによる「2つの勉強法」で3回復習した結果。覚えたい欲求が湧いてくる!』では、記憶のエキスパートたちがすすめる復習法にライターが取り組みました。
その記憶法とは、「ブレインダンプ」と「マッピング」です。ブレインダンプは、スタンフォード・オンライン・ハイスクール校長の星友啓氏が推奨する、覚えている内容をすべて書き出す方法。マッピングは、世界記憶力グランドマスター青木健氏推薦の、情報をマインドマップのように階層構造で書く方法を指します。
そして、復習の回数は3回。脳は1回では覚えられない仕組みになっているからです。実際、世界記憶力グランドマスターも3回は復習しているのだそう。
ライターがこれらの方法を組み合わせて勉強したところ、納得の効果が得られたようです。覚えておらず書き出せない情報があると、「次こそ全部書きたい!」と覚えたい欲求が高まる「ブレインダンプ」。情報どうしのつながりを可視化され、理解度が高まる「マッピング」。勉強意欲がそそられ、効果的な復習ができたとのことですよ。
詳しい復習の方法や実際のノート例はぜひ記事内で。
『記憶のスペシャリストによる「2つの勉強法」で3回復習した結果。覚えたい欲求が湧いてくる!』
【第2位】心が疲れているなら “紙とペン” だけ用意して。心理学者推奨「幸福感を高める」3つの書く習慣
忙しい毎日で心が疲れている人にぜひおすすめしたいのが、第2位のこちらの記事。『心が疲れているなら “紙とペン” だけ用意して。心理学者推奨「幸福感を高める」3つの書く習慣』では、「紙に書く」だけで心を癒せる3つのメソッドを紹介しています。
- ジャーナリング
頭のなかに思い浮かぶことを、手を止めずに一定時間書き続ける方法。「書く瞑想」とも呼ばれ、心身の健康を著しく向上させる効果が実証されています。 - コンパッショネイト・レター・ライティング
賢く思いやりのある架空の友人を想定し、その友人視点から “自分” へ手紙を書く方法。自分に対する慈しみや思いやりを高めます。 - 感謝の日記
その日に起きた「感謝したい出来事」とその理由を書くという方法。実験により、感謝の気持ちが幸福度を高めると証明されています。
3つの方法すべてをライターが実践したところ、心が穏やかになり、当たり前だと思っていたことにもささやかな幸せを感じることができたそう。心が疲れていると感じる方は、紙とペンを用意し、この記事の実践方法にしたがって「ジャーナリング」「コンパッショネイト・レター・ライティング」「感謝の日記」を書いてみては?
『心が疲れているなら “紙とペン” だけ用意して。心理学者推奨「幸福感を高める」3つの書く習慣』
【第1位】「アウトプットしまくる人」がやっぱり強いワケ。圧倒的行動力にも心の安定にもつながる
いよいよ年間第1位です。2021年最も読まれた記事は、『「アウトプットしまくる人」がやっぱり強いワケ。圧倒的行動力にも心の安定にもつながる』。多くの読者の方が、「アウトプット=書き出すこと」のメリットはやっぱり大きいと納得したようです。
- 行動力が高まる
『シンプルTODOリスト仕事術』著者Shin氏によれば、 “やりたいこと・やらなければならないこと” を徹底的にアウトプットすると、行動力が高まるそう。なぜなら、ToDoが具体化されてイメージしやすくなるからです。「考えているけど行動には移せない」人におすすめ。 - 発想力が上がる
脳神経外科医の築山節氏いわく、思い浮かんだそばからメモする習慣をつければ、発想力が上がるとのこと。というのも、たとえ何かアイデアが浮かんでも、脳はそれをすぐに忘れてしまうものだからです。メモを書きながら情報を消したり並べ替えたりすると、考えが整理されて具体的なアイデアがまとまりますよ。 - 気持ちを落ち着けられる
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也は、「心のモヤモヤ」を書き出すと気持ちを落ち着けられると言います。なぜなら、自分の内面を客観視できるようになり、否定的な感情を好転させるヒントが得られるから。
このように、アウトプットすることにはたくさんのメリットがあります。詳しい実践のポイントは、ぜひ記事をご覧ください。2022年はアウトプット習慣を味方につけて、行動力・発想力・気持ちの安定に恵まれた年にしませんか?
『「アウトプットしまくる人」がやっぱり強いワケ。圧倒的行動力にも心の安定にもつながる』
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以上、2021年ヒット記事ベスト10をダイジェストでご紹介しました。役立ちそうな記事、この方法なら取り組んでみたいと思った記事はあったでしょうか? あなたが2022年にすばらしいスタートを切るための、一助になれば幸いです。
(※ランキング対象記事:2021年1月1日~12月15日に公開した記事)
(参考)
STUDY HACKER|記憶のスペシャリストによる「2つの勉強法」で3回復習した結果。覚えたい欲求が湧いてくる!
STUDY HACKER|心が疲れているなら “紙とペン” だけ用意して。心理学者推奨「幸福感を高める」3つの書く習慣
STUDY HACKER|「アウトプットしまくる人」がやっぱり強いワケ。圧倒的行動力にも心の安定にもつながる
【ライタープロフィール】
梁木 みのり
大学では小説創作を学び、第55回文藝賞で最終候補となった経験もある。創作の分野のみでは学べない「わかりやすい」「読みやすい」文章の書き方を、STUDY HACKERでの執筆を通じて習得。文章術に関する記事を得意とし、多く手がけている。