集中力と記憶量がアップ! 京大生がおすすめする「ボールペン勉強法」

Too busy to stop

授業に集中できなくて困っている人はいませんか? 授業でノートに書いても、すぐに忘れてしまう人は? そんな人は、ぜひ明日、黒のボールペンだけを持って授業に臨んでみてください。 消せるボールペンはNG!修正液もNG!です。 そしたら当たり前ですが、消せませんよね。 そのボールペンの「消せない」効果が、集中力UP、記憶量UPにとっても効果的なんです。 今回は、ボールペンだけを使ってノートをとる勉強法のメリットについてご紹介します。

badge_columns_1001711頭の中で整理して書くことができるようになる

これは実際に京都大学の法学部の友達が体感していることです。 法学部の試験は、長い論述問題が出されるにも関わらず、ボールペン以外は持ち込み不可なので、ボールペンで間違えることなく記述していく必要があります。 そこで普段の講義の時や勉強の時からボールペンを使うようにしたことで、消せないからこそ間違いがないように、無駄なことを書かないようにと気をつけるようになったと言います。 その結果、文章を書くときに最初から頭の中でしっかり整理しながら書けるようになり、文章構成がわかりやすくなったそうです。

badge_columns_1001711集中力UPに貢献!

消しゴムを探したり、消しゴムで消したりして書く作業が中断されることがないので集中力を維持できるというのは先ほども述べたとおりですが、ボールペンが集中力を高めてくれる秘密はもう一つあります。 それは、頭の中で無意識のうちに整理してまとめようという気持ちが働くので、授業に高い集中力を持って臨むことができるようになるということです。 これは、以前Study Hackerのコラム、『茂木健一郎氏もおすすめ!タイムアタック勉強法』 でも紹介した、集中力を上げ、脳の生産性を高めるために「時間制限=タイムプレッシャー」を設けるという原理と同じです。 タイムアタック勉強法では「時間制限」が脳へのプレッシャーとなり、このボールペンでノートをとる方法では「消せない」ということが脳へのプレッシャーとなって、一気に集中力を高めてくれます。

An elegant room

badge_columns_1001711整理して書ける×集中力UP=記憶量UP!

頭の中で考え、整理して書くようになること、そして集中して書くようになること。 この二つが組み合わされば、間違いなく記憶効率は上がります。 試しに一度やってみてもらえば、その回の授業が後になってもしっかり頭に入っていることを実感できるはずです。

また、ボールペンでノートをとることは、弱点発見にも一役買ってくれます。 消せないので、問題を解いていて間違えてしまった時も、ノートに間違いがそのまま残ります。 自分の間違えた箇所は、その先勉強を進めるうえで、もっとも役に立つデータです。 残しておいた間違いを確認することで、自分がつまづきやすいポイントを見つけることができるようになります。

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いかがでしたか。 ノートを全部ボールペンで取ってしまったら大事なところが分かりにくくなる、という人は、色の違うボールペンを使ったり、マーカーでラインを引いてみたりすれば大丈夫。 消せない緊張感で集中力が高まると、その時書いた知識も頭に入りやすくなります。 授業が眠い!集中できない!という人はぜひ、ボールペンだけでノートをとる方法を試してみてはいかがでしょう。

参考文献 茂木健一郎/2010/PHP研究所/『脳を活かす勉強法』


京都大学文学部所属。長野県立松本深志高校卒業。ぱんだとししまいがとても好き。在学中は京都でしか見られないししまいを見てまわりたい。

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