平日の朝、ギリギリまで眠っていたいからと朝食を抜いてしまっていませんか?
朝食が重要なのは十分にわかっていても、毎日しっかり食べようにもつい後回しにしてしまいますよね。しかし、朝食の摂り方は仕事の効率に大きく関わってくるのです。
今回は、朝ごはんを食べる習慣がない方のために、朝食の重要性と効果的な朝食の摂り方をご紹介します。
朝食の重要性
朝起きたとき、ぼんやりとしていませんか? これは、眠っている間に脳のエネルギー源であるブドウ糖が足りなくなってしまうためです。
朝食を食べずに脳のブドウ糖が不足したまま過ごそうとすると、身体は動いていても脳はぼんやりしたままということになりがち。ブドウ糖は、睡眠中に低下した体温を高める効果や体内リズムを整える効果があります。朝食は、言わば1日を活動的に過ごすためのスイッチのようなものなのです。
また、朝食を摂らないと、集中力が持続しなくなり、イライラしやすくなります。さらに、朝食を摂らずに空腹の状態で昼食を食べると空腹を空腹を感じやすくなり、肥満の原因にも繋がるのです。
有名社長の朝習慣
ビジネスパーソンにとって朝食を摂る時間はなかなか作りづらいとは思いますが、ここで有名企業トップの朝習慣と朝食をいくつかご紹介します。
【ローソン顧問 玉塚元一氏】 よく食べる朝食:ローソンの「ブランパン」、「カット野菜」
―朝習慣― 5:30 起床 5:45 ウォーキング 6:30 朝食 8:00 出勤
【ハウス食品グループ社長 浦上博史氏】 よく食べる朝食:サラダ、スムージー、コーヒー、主食、果物
―朝習慣― 5:00 起床 5:15 散歩 6:30 シャワー、身支度 7:10 朝食 8:00 出勤
【ベネッセホールディングス会長兼社長 原田泳幸氏】 よく食べる朝食:週4日ほど和食、あとは洋食
―朝習慣― 4:00 起床 5:00 ランニング 6:15 シャワー、身支度 7:00 朝食、メールチェック 8:00 出勤
これはごく一例ですが、全体的に起床時間が早く、ウォーキングなどの運動を習慣づけている傾向にあることがわかります。また、朝食もかなりしっかりと食べている傾向にありますね。つまり、どんなに忙しくても、できるビジネスパーソンは早朝からエンジンをかけているということがわかりました。
そうはいっても、朝食を摂るために毎日朝早く起きるのは苦痛ですよね。そこで、筆者が実行した中で効果的だったすっきりと目覚める方法をご紹介します。
・カーテンと窓を開けて日光を浴びる 光を浴びることで、眠気ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌量を減らすことができます。
・コップ1杯の白湯を時間をかけてゆっくりと飲む 白湯を飲むことで、内臓機能が目覚め、身体を覚醒させることができます。
有名社長に倣い、早起きと朝食を習慣づけてみてはいかがでしょうか。
時間がない人のためのおすすめ朝食
それでもそんなにしっかり朝ごはんを食べる時間はないという方に、簡単で効果的な朝食の例をご紹介します。
・おにぎり 炭水化物は脳のエネルギー源になりますし、おにぎりは手軽で食欲のない朝でも比較的食べやすい食品です。前日に握っておけば、朝温めるだけで食べることができますよね。また、コンビニにも売っているので時間がない時には道中で購入してからオフィスでも手軽に食べられます。白米を胚芽米や玄米に変えればブドウ糖をエネルギーに変える際に必要なビタミンB群を取り入れることも可能です。
・ゆで卵 卵には神経伝達物質の形成に必要なレンチンと呼ばれる成分が豊富に含まれています。時間に余裕のある時にまとめて茹でて冷蔵庫に保管しておけば便利ですね。おにぎりと同様、コンビニで購入してオフィスでも食べることができるのでお手軽です。
・納豆 納豆も卵と同様、レンチンが豊富に含まれています。調理なしで食べられるので、朝食を作る気力のない朝にはぴったりですよね。卵を加えれば、一度に多くのレンチンを摂取できます。また、ネギ、オクラ、ちりめんじゃこやゴマなどを加えればビタミンやミネラルも補うことができるのでオススメです。
*** 朝食を食べてみようという気持ちになってきませんか? まずはおにぎりやゆで卵など、簡単で効果的な朝食から始めてみてはいかがでしょうか。徐々に、早起きとしっかりした朝食を習慣づけていきたいですね。
(参考) ダイヤモンド・オンライン|仕事で集中力が続く人の「朝・昼・晩」の食事 PRESIDENT ONLINE|有名社長15人の朝ごはん&朝習慣 農林水産省|子どもの食育 マナトピ|朝食は必ずとろう!朝食の大切さと朝食抜きの健康への影響 日経ウーマンオンライン|朝が苦手なあなたへ。すっきり目覚める秘策