勉強のやる気が起きませんか? もしそうなら、脳を騙して勉強を進めてみるのがいいかも。 私たちの脳は非常に騙されやすいものです。試しに下の画像をご覧ください。
(画像出典:錯視のカタログ|ジャストロー錯視 )
いかがですか?実はこのカマボコ、同じ大きさなんです。それなのに、内側に置かれた方が大きく見えますよね?
私たちの脳は、「世界を正しく認識する」ようにはできていません。
今日は、脳をうまく騙して勉強を進める方法をご紹介します。
部屋を青色にコーディネートしよう
青信号は短く、赤信号は長く感じませんか? 気のせいではありません。れっきとした事実なんです。
青色は、見ていると時間が早く経つように感じると言われています。
1人をピンクの壁紙と深紅の絨毯が敷かれた赤い部屋に入れる。そしてもう1人をブルーのカーテンと水色の壁紙が張られた青い部屋に入れる。そうして時計を持たずに1時間たったら出てきてほしい依頼すると、赤い部屋に入った者は40~50分ぐらいで出てくるが、ブルーの部屋にいる人は70~80分は出てこない。
(引用元:PAWPAW PORODUCTION|色によって異なる時間感覚 )
そう、勉強する部屋、文房具、全て青系統の色にしてしまうのです。すると脳は時間が早く過ぎたと勘違いしてくれます。きらいな勉強時間もあっという間に終わり。
効率よく勉強ができてしまうんですね。
「ガリ勉な自分」を強くイメージしよう
「引き寄せの法則」という言葉をご存知ですか?
海外の書籍から流行し、日本でも話題になった「引き寄せの法則」。これは、自分の目標を強く願うことによって、潜在意識がそれを叶えてくれる、というものです。
思考は現実化する。
アメリカの著名な自己啓発家、ナポレオン・ヒルの代表作の題名です。これは「引き寄せの法則」をズバリ表しているといえるでしょう。
勉強のやる気がでない。 勉強できる自分、ガリガリ勉強に取り組む自分を強くイメージしてください。そのイメージはきっと、「勉強できる自分」を引き寄せてくれるはずです。
「勉強したら〜できる!」ではなく「勉強しないと◯◯になっちゃう」と考えよう
勉強のやる気が出ないのは、ひょっとしたら目標設定の仕方が悪いからかも。
ギャンブルを使ったこんな面白い実験があります。
①二分の一の確率で倍額の利益がもらえる条件と、半分の利益だが確実にもらえる条件では、多くの人がギャンブルせずに確実な方を選ぶ。
②二分の一の確率で倍額の損害を被る条件と、半分の損害だが確実に被る条件では、多くの人がギャンブルする方を選ぶ。
(参考:村上郁也編|イラストレクチャー認知神経科学 オーム社 2010)
人間、リターンを提示されると手堅くゲットしようとし、リスクを提示されると多少危険をおかしても、それを避けようとするのです。
つまり、目標をたてる場合、マイナスイメージを設定しましょう。「英語の勉強をTOEICで700点取れなかったら留学した時に外国人にバカにされて大恥をかく」のように、具体的なリスクを提示してやれば、脳はなんとかそれを回避しようとします。
脳をだました目標設定というわけですね。
参考 錯視のカタログ|ジャストロー錯視 PAWPAW PORODUCTION|色によって異なる時間感覚 村上郁也編|イラストレクチャー認知神経科学 オーム社 2010
