ずっと文字を書いていたら腕が痛い……。誰しもが一度は悩んだことでしょう。
勉強を頑張った証ではあるけれど、その痛みで集中が途切れてしまうなんてもったいないですよね。また、数学のテストなどで論述が多いと途中で痛くなってしまう、なんてことも。
筆者も力み癖がありノートをとるときやテスト中いつも苦しんでいました。今回は書き疲れしない書き方のコツと痛くなった時の対処法を紹介します。
何故痛くなるの?
文字を書いていて痛くなる人は大抵の場合、ペンを持つ手に力が入りすぎて筆圧が強くなっています。
- 指先が圧迫されて白くなっている
- ペンを挟む親指と人差し指の円が折れ曲がっている
といったことが該当する人は握り方が強すぎるかもしれません。
ペンを握っている親指、人差し指、中指の三本はいずれも力をいれると腕の上側の筋肉を使います。その為、握りすぎると腕の筋肉が酷使されて痛くなってしまうのです。
一時的な痛みだけでなく、「テニス肘」のように常に痛みに苦しめられることも……。また、腕の上側だけに力が入ると肘がうまく使えなくなり、きれいな字を書くことも難しくなってしまいます。
疲れない書き方のコツ
キャップをペンのお尻につけない
意外ですが、一番やりがちなのがこれ。ペンのお尻にキャップを取り付けると重みのバランスが崩れ、強く握ってしまいます。キャップはきちんとはずして無くさないように気をつけましょう。
小指に力を入れる
小指はペンに触れないですが、実はとても重要な指。小指に力をいれると手のひらにも自然と力が入りペンを支えてくれます。そうすることで、3本の指で握りすぎてしまうのを防ぐのです。
また、小指は腕の下側を使って力を入れるので肘を上手く使うことにもつながり綺麗な字を書くことも出来ます。
姿勢を直す
字を書くとき、猫背になったり机にもたれたりしていませんか? 姿勢が乱れるとわきが開くため肘をうまく使えなくなり、指先だけで書いてしまう原因にもなります。
疲れにくい筆記具を選ぶコツ
軸形状で選ぶ
人間工学をもとに疲れにくいペン軸が開発されています。ZEBRAが出している「産学共同」のニュースパイラルCCやPILOTのDr.グリップなど。
グリップで選ぶ
柔らかいグリップで手の負担を和らげてくれるタイプ。uniのαゲルやKOKUYOのフィットカーブなど。
書きやすさで選ぶ
ボールペンで勉強する人はインクの書きやすさも重要。三菱鉛筆のジェットストリーム、ぺんてるのENERGELなど、サラサラ書けるもの。また、万年筆もおすすめです。
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筆記具はここでは紹介しきれないぐらいにたくさん種類があります。自分に合うものを探してみるのもいかがでしょうか
(参考)
ボールペン字練習バイブル‐ペンを持つ際の力の入れ方