人は「いつもと同じこと」をしたがる。だからこそ「普段しないこと」をあえてするのが脳に良い。

普段しないことリスト1
ここ1週間、何か新しいことをしましたか?
最近、新しい人との出会いはありましたか?
――特に何も思い浮かばなかった人は、知らず知らずのうちに生活がマンネリ化している可能性があります。

私たちは、ついつい「いつもと同じこと」をしてしまいがちですよね。でも、人間の脳は、常に新しい刺激を求めています。

そこで筆者は今回、気軽にできそうな「普段しない行動」をあえて実践してみることにしました。生活に小さな変化をつけてみたらどうなったか――感じたことをシェアしていきます。

小さな挑戦が脳細胞をアップデートする

新しいことをすると脳にいい。そんなフレーズをどこかで耳にしたことはありませんか。じつは、これにはきちんとした根拠があります。

『脳にいい食事大全~1分でアタマがよくなる食事の全技術』の著者であるミシェル・ショーフロ・クック氏によれば、いつもと違うことをすると、脳細胞のつながりが増えるのだそう。クック氏は次のようにも述べています。

極端な何かに挑戦する必要はなく、例えばいつもと違う道を通って帰宅するだけでも、脳細胞間のつながりが強化される。そのほか、初めての料理を作ってみる、初対面の人と話をする、美術館に行ってみる、習い事を始めるなどの小さな変化を起こすだけで、脳に新しい回路が生まれ、記憶力が改善する。

(引用元:リクナビNEXTジャーナル|誰でもすぐに実践できる「脳を最高の状態にする」12の習慣 ※太字は筆者が施した)

“いつもとは違うことをする” と聞くと、新しい趣味を作ったり新しいコミュニティに参加したりなど、大きなものを想像する人もいるはず。しかし、もっともっと小さな変化でも充分に脳にいいと、クック氏は指摘しているのです。

冒頭で述べたとおり、私たちはつい「いつもと同じ日常」をおくってしまっています。それをほんの少し変えるだけでも、脳細胞のアップデートが期待できるのです。

普段しないことリスト2

「普段しない行動」を考えて実践してみた

そこで筆者は今回、気軽にできそうな「普段しない行動」を7つ考え、挑戦してみることにしました。筆者が考えたのはこちら。

気軽にできそうな「普段しない行動」の図

それでは、それぞれの実践結果をお伝えしていきましょう。

まずは「1. 何もしない時間を作ってみる」について。著者は基本的に、常に何かをやっています。暇があれば、スマートフォンをいじったりパソコンを操作したり……脳を休めることをしていませんでした。そのため、何もしないで一息つく時間を作ってみることに。具体的には、昼食後はSNSを見るのをやめ、ゆっくりコーヒーを飲んでリラックスしました。ただボーッとしていたのですが、これが効果てきめん。文字通り、脳が休まったような感じがしました

次に、「2. いつも食べないものを食べてみる」について。筆者は、糖質制限と呼ばれる、炭水化物を減らした食事をしていました。そこで、もう少し炭水化物も増やすことに。主食はいつもご飯だったのでパンに変え、クロワッサンを数年ぶりに焼いて食べました。筆者にとってはとても新鮮で、昔パンを食べていたときの記憶が蘇りました。感慨深かったですね。

そして、「3. 普段着ない服を着てみる」について。筆者は、UNIQLO、GAP、ZARAなどのファストファッションの服をよく着ています。なので、その反対の高級ブランドの服を着てみようと思い、ショッピングに出発。気に入った服とは出会えませんでしたが、いつも入らない高級店に入ることができました。ぐんと視野が広がった感覚です。

残りの「4~7」については、入浴以外は達成できましたよ。

迷ったら、いつもの逆をやってみよう!

実戦してみて率直に感じたことは、「普段しない行動は、意識的にやろうとしないとなかなかできない」ということ。意識しないと、結局いつものパターンに戻ってしまいがちでした。

認知科学者の苫米地英人氏によれば、人は無意識のうちに、「自分らしい」「居心地がいい」と認識している状態を維持しようとするのだそう。これはホメオスタシスと呼ばれ、たとえいい方向へのずれであっても、そこから自分がはみ出したり、はみ出すような行動をとったりすることに対し、人は抵抗感を覚えてしまうのだとか。つまり、人は無意識に現状維持を選択してしまうのです。

そこで提案したいのが、意識的にいつもの逆をやってみるということ。普段しない行動をしようとすると、何をやろうか少し迷ってしまいますよね。しかし、ただ逆のことをするのだったら単純明快。今すぐ実行できます。そして、挑戦すること自体が、何より新鮮な気持ちにさせてくれることでしょう。

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普段の生活がマンネリ気味……そんな人は、小さなところから “いつもの逆” にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

(参考)
リクナビNEXTジャーナル|誰でもすぐに実践できる「脳を最高の状態にする」12の習慣
ミシェル・ショーフロ・クック著, 児島修訳(2017),『脳にいい食事大全~1分でアタマがよくなる食事の全技術』, ダイヤモンド社.
よみもの.com|第12回コンフォート・ゾーンとホメオスタシスが、自己イメージをさらに強化する 

【ライタープロフィール】
StudyHacker編集部
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