皆さんは今の自分に自信を持っていますか? 自信に満ち溢れている方もいれば、全くないと嘆いている方もいるかもしれません。でも、成功者の方々はみな自信をもっていますよね。あるいはそう見えませんか?それは彼らは自信を持つことが成長につながることを知っているから。今回は自信を持つ効果について考えてみたいと思います。
自信は思い込みの力をくれる
自信を持つことができれば、大きな力を手にすることができます。最近それを実証してくれたのは、日本中で大フィーバーを巻き起こしている、テニスの錦織選手です。錦織選手は楽天ジャパンオープンで準決勝、決勝戦と疲労がどんどん溜まる中優勝しました。この裏で力となっていたのが、それまでの彼の試合から得られた自分自身への自信だったそうです。
錦織選手は優勝した。 この裏にあるのは、全米オープンで準優勝したという自信だ。それも世界ランキング第1位のジョコビッチ、今年の全豪オープンチャンピオンのワウリンカなど、まさにトップ中のトップを下しての結果だ。
引用元(All About|錦織圭選手の躍進に見る、「自信」を持つことの大切さ)
自信を持つことによって「自分はできる」と思い込み、良いパフォーマンスを引き出すことができるのです。 また、コーチを務めるマイケルチャン氏は、今までどちらかと言うと日本人らしく謙虚だった錦織選手のメンタルを大きく変えた、つまり自信を持たせたことでも有名です。 錦織選手の発言にも、自信の変化が見てとれます。
マイケルチャン氏がコーチになる前までは、「トップ10の壁は厚いですか?」の質問に対して、「そうですね、まだまだ壁が厚いので何年かかかって乗り越えたい」と答えているのが、マイケルコーチ就任後には「もう勝てない相手もいないと思う。上を向いてやりたいですね」とまでの強気発言をしています。
マイケルチャンコーチ就任後の錦織選手の躍進は、ご存知の通り。 現在は世界ランキング4位(2015年8月17日現在)で、トップ10どころか、世界王者までも視野に入ってきました。
根拠のない自信を抱こう
では、自分がこれから新しい何かを始めたい場合、何の経験も無いのにどうやって自信を持ったら良いのでしょうか。常識的に考えたら、経験が無いのだから自信なんてあるはずがありません。結論から言えば、それでも自信は持つべきなのです。これがよく言う「根拠の無い自信」です。 脳科学者の茂木健一郎氏は度々twitterで「根拠のない自信を抱け、そしてそれを裏付ける努力をしろ」と言っています。
この発言の重要なところは、単に自信過剰なことを言うだけではなく、それに見合った努力の必要性を説いているところ。
私たちは根拠のない自信を、根拠のある自信にしようと努力することで、少しずつ目標に近づいていきます。目標が少しでも達成出来ると根拠のある自信に変わり、その自信からまた難しいことに挑戦できる、つまり、根拠のない自信は成長の原動力になるのです。 「根拠の無い自信」の正体は、「自分ならできる!」「なんでか分からないけど、成功するとしか思えない」という自己肯定感。自己肯定感こそが成長の鍵となるのですね。
*** いかががでしょうか。自信は私たちを大きく成長させ、後押ししてくれるのです。うまくいく根拠が無くてもとりあえず「大丈夫!」と思うことから始めましょう。今まで「自分なんか」と思っていた方も自信をもって行動してみると、思いもかけない成功体験に結びつくかもしれませんよ。
参考サイト All About|錦織圭選手の躍進に見る、「自信」を持つことの大切さ| PRESIDENT Online|成功する脳習慣とは何か【1】 -対談:孫 正義×茂木健一郎| 茂木健一郎の連続ツイート|『根拠のない自信を持つ人は、努力でそれを裏付けようとする』| トレンドトピカ 「錦織圭のメンタルを鍛えたマイケル・チャンの特訓方法は?実績は?」 newsdig 錦織圭選手の躍進に見る、「自信」を持つことの大切さ Counseling Service 根拠のない自信を育もう!!~自己肯定感を育てる~ 朝日新聞 「自己肯定感」なき人生に「成長」は?