コミュ力向上トレーニング! 『インプロゲーム』を知っていますか?

group of friends taking selfie photo with tablet at modern home indoors

私たちを一番悩ませるもの。それは多くの場合人間関係です。「あの時、ああ言えば良かった」とか「なんでもっと上手な返答ができなかったんだろう」と自分のコミュニケーション能力の低さに落ち込むことはありませんか? そこで今回は、楽しみながらコミュニケーション能力の向上に役立つゲームをご紹介します。

badge_columns_1001711インプロゲームって?

「インプロ」という言葉をご存じでしょうか。

インプロとは、インプロヴィゼーション(Improvisation=即興)の略語で、広義には音楽や演劇、絵画などを即興で表現する芸術分野の手法のことを表します。演劇におけるインプロとは、舞台の形態としてはもちろんのこと、俳優の表現力や創造力を高めるトレーニングのひとつとしても行われ、簡単なゲームをしたり、即興でシーンを演じたりしながら、表現力やチームワークを磨いていくものです。

参照 インプロSTYLE|インプロの効能

このインプロを取り入れた即興ゲームが“インプロゲーム”です。元々演劇界から始まったため芸能界では広く行われており、先日は「嵐にしやがれ」という番組でも取り上げられていました。 一見私たちには関係が無いように思える即興ですが、考えてみれば私たちの会話はすべて即興。この練習を繰り返すことで、瞬時に切り返さなくてはならない会話力が上がることが狙いです。

今回は数多いインプロゲームの中から、4つのみご紹介します。

●「あいうえお」 最初にテーマを決めます。最初の人が「あ」から始まるテーマに関連したセリフを言い、次の人はその内容とつなげて「い」から話し、次の人は……とどんどんつなげて、一つのストーリーを作っていきます。

●「最初と最後」 まず始めに、最初と最後のセリフを決めます。そして、それに合うようにその間にあるストーリーを展開していきます。

●「プレイブック」 数人で行うもので、その中の一人は与えられた本の中の台詞しかしゃべることが出来ません。 他の人たちは、本の台詞と整合性を合わせながら即興で会話をつなげていきます。

●「スピットファイヤー」 スピットファイヤーは二人で進める即興劇です。二人のうち一人は話を進める役割、もう一人はその話とは全く関係のない事や単語を全然関係ないことを言い続けます。 話を進める役割の人は、もう一人が発した関係の無い言葉を取り入れながら本題からずらさずに話を展開させていきます。

ここに紹介したのはほんの一部です。最初に述べたように全てが即興ですが、そのルールや設定が細かく色々とあるので、何度でも楽しめますね。

badge_columns_1001711実際にやってみよう

それでは実際のインプロゲームの例を見てみましょう。今回は実際に番組でもやっていた「あいうえお作文」をご紹介します。お題は、「コンビニに強盗が来た!」です。

あ「危ない! 強盗だ!」 い「一万円しかレジにないぞ……」 う「腕を上げたらまさか撃たれないでしょ」 え「えっ、ピストルをこっちに向けてる!」 お「おっと、なんだ、商品のピストル型のおもちゃか」

見事にあいうえおで始まる文になり、内容も不自然ではありません。しかしこれを一瞬で返し続けていくのは、かなりの機転が必要とされますね。 インプロのコツは恥ずかしがらずに全力で演じること。ノリノリでやっているうちに、会話のちょっと先を見通したり自分を表現する能力が自然と上がっていることに気づきます。このようなゲームを繰り返すことによって、瞬発力、対応力、判断力などがついてくるのです。

Hipster couple drinking coffee in Stockholm old town. They're sitting face to face. The man is wearing a blue sweater and the woman a striped shirt with black leather jacket. See-through shot.

badge_columns_1001711これは使える! イエスアンド

最後にごご紹介したいのは、私たちの普段の会話にも多いに役立つインプロ用語の「イエスアンド」。これは「まず、相手の意見をイエスと受け入れて、アンドと続けていく」というもの。 会話の中で「いや」とか「でも」と否定的な言葉を、つい癖で言ってしまう人いますよね。これは時によっては、会話の流れを止めてしまったり相手の気分を害してしまう恐れも。 そんな人には「イエスと受け止めてから、自分の意見を言う」と「イエスアンド」の習慣をつけると、会話が和やかにスムーズに進みます。

また、この「イエスアンド」は会話が続かない人にもおすすめ。例えば「今度一緒に夜ご飯にでも行かない?」と言われた時に、内心は嬉しいのに「はい」で終わってしまう人。これでは聞いた相手も、「本当に行く気があるのかな?」と感じます。 そこで、「アンド」の精神を忘れずに「いいですね。何を食べたい気分ですか?」と続けると会話も弾み、人間関係もグッと深まります。このように、インプロの様々な技法が私たちの日々の人間関係でも役立つことが分かりますね。

*** インプロゲームの面白さが分かりましたか? 「会話力をあげるぞ!」という思いはひとまず置いて、まずはゲームを思いっきり楽しんでください。そのうちに、だんだんとコミュニケーション能力がついていきます。ぜひ、お試しあれ。

<参考> インプロSTYLE|インプロの効能 WHAT IS IMPROV|インプロとは  学びの場.com||「楽習」ネタ インプロゲーム 


京都大学法学部所属。京都教育大学附属高校卒業。高校の頃は生徒会をやりながら模擬裁判選手権で関西大会三連覇を果たす。大学ではよさこい踊りを踊るサークルに所属し、1年中お祭りに参加するために全国を駆け回っている。

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