突然ですが1つ質問です。 勉強でもなんでも、なにかひとつのことを成し遂げるために一番必要な能力は何でしょうか。 やる気、才能、努力……いろいろな答えが思い浮かんだことと思いますが、実は一番必要な能力はリーダーシップではないでしょうか。
リーダーシップとは?
リーダーシップとはいったい何でしょう?おそらく多くの方が前に立ってメンバー全員を引っ張っていったり、意見などをひとまとめにする姿を思い浮かべたことと思います。実はそれは「リーダーにとってのリーダーシップ」であり、私が言っているリーダーシップとは少し違います。
何かを成し遂げるのに必要なリーダーシップとは、「ゴールに向かう際に必要なことを自発的に行動する心持ち」という意味です。 例えばチームでプロジェクトを動かしていくときのことを考えてみましょう。 誰か一人しかリーダーがいなければ、リーダーが仕事を割り振り、それ以外の人は与えられた仕事をこなしていくだけです。ですが、全員がリーダーシップを持っていれば、自発的にうごいてそれが全体のゴールに近づいていることがわかり、メンバー同士お互いに刺激をしあえるのです。また、使われている感もなく、むしろ、チームのリーダーを自分の目標達成のために利用してやる、という気概まで出てきて、やる気が生まれます。
ではどうすればいいの?
ですが、いきなりリーダーシップを持て!といわれてもなかなか難しいもの。 そんな人はこの3STEPでリーダーシップを持つ練習をしてみましょう。 ① 目標を紙に書き出す 人間はやることが明確に定まっていないと努力できない生きものです。まずは、自分の目標・ビジョンを紙に書き出してみましょう。可視化のメリットはたくさんありますが、それはこちらをどうぞご覧ください。 (StudyHacker|やるべきことは可視化して整理!3ステップで「できる人」になるタスク可視化のルール。)
② まずはなにができるか考える その目標がどれだけ大きなものでも、絶対にそれにむけてできることはあるはずです。自分になにができるのかを考えてみましょう。大きすぎるものは細かく分解して、ひとつひとつ解決していきましょう。
③ 実践&現状把握 そしてそれを今度は実際に実践してみます。また、適宜その進捗状況をみて、ビジョンとのずれを修正していくことで、目標をかなえることが出来ます。
千里の道も一歩から
はじめに「リーダーシップをもて!」といったときは「ええっ、私にできるのかな」と思った方も、こうしてみると、リーダーシップを持てそうだな、と感じられたのではないでしょうか。はじめは難しくても、だんだん慣れてくれば自然と自発的な姿勢も身につくというもの。ぜひぜひ日々の生活で、取り入れてみてくださいね。
(参考) 「夢へのルートを逆算せよ」山田 淳著 2013年第一版発行 マガジンハウス