「英語が話せるようになりたい」
「英文法がずっと苦手……」
そんな思いを抱えながら、今日も英語学習に取り組むあなたへ。
2025年5月24日(土)、オンラインで開催されるとっておきのセミナーを紹介します。
- 英語脳で見る「英文法」の世界とは?
- 英文法に「意味」がある?
- 語順には、ネイティブの“気持ち”がこもっている
- 気持ちが乗った英語が話せるようになる
- セミナー詳細
- お申し込み方法
- 感覚で理解する英語への第一歩を、あなたに。
英語脳で見る「英文法」の世界とは?
講師は、YouTubeチャンネル「時吉秀弥のイングリッシュカンパニーch」でもおなじみ、スタディーハッカー・シニアリサーチャーの時吉秀弥氏。
ただの文法セミナーだと思ったら、いい意味で裏切られるはずです。
なぜならこのセミナーでは、英文法を「心の中に浮かぶ映像」としてとらえ、ネイティブが英語で世界をどう見ているかを“体感”できるからです。
英文法に「意味」がある?
英文法と聞くと、「ルールの丸暗記」「複雑で覚えにくい構文」……そんなネガティブなイメージが頭をよぎる人も多いでしょう。
でも、もしその“文法”に、あなたの心を動かすような“意味”があったとしたら?
英語を母語とする人々は、我々日本語話者とは違った形で世界を捉えています。そして、その「違い」が英文法にも顔を覗かせます。文法はその言語を話す人たちの持つ、世界の捉え方の表れでもあるのです。
このセミナーでは、その感覚の正体を明らかにします。たとえば——
「『ここはどこ?』って言いたいとき、英語で“Where is here?”って言っちゃいそうになりますよね? でもそれ、英語的にはちょっと違う。」
なぜなら、英語は外から自分を眺める言語だからです。
英語で自然なのは、“Where am I?”(直訳:私はどこ?)。地図上にいる自分を外からもう1人の自分が眺めるのが英語らしさ。
これは、単に「言い方が違う」という話ではありません。
英語という言語の根底にある「世界の切り取り方」が、日本語とはまるで違うことからおきる現象なのです。
英文法の形は、ネイティブの思考様式そのもの。
「主語」「語順」「文の構造」——それぞれが、「世界をどう見ているか」「気持ちをどう伝えるか」と深く関係しています。これを知れば、味気ない文法の暗記が、まるで映画のシーンのように「イメージ」として頭に浮かぶようになります。
「文法はルールじゃなくて、“世界の捉え方の表れ”。文法を覚えるというより、視点を理解するんです。」
このセミナーでは、まさにその「視点」を身につけることができます。
語順には、ネイティブの“気持ち”がこもっている
英語の語順の大原則はたったふたつだということを知っていましたか?
ひとつは、「言いたいことを先に言う」。
もうひとつは、「軽い情報が先で、重い情報は後」。
まずは「言いたいことから先に言う」の例から。
英語の語順が“ひっくり返る”のを見て戸惑ったことはありませんか? たとえば、Is this a pen?。中学で最初に習うこの疑問文、なぜ“Is”を前に出すのでしょう。
それは、英語が「言いたいことを先に言う」言語だからです。
「これがペンかどうか」を疑うとき、話し手は「これはペン『です(is)』」なのか、それとも「これはペン『ではないです(is not)』」なのかが気になっています。だから、その “気になっている気持ち(is)” を先に持ってくるんです。だからIsから先に話してIs this a pen?という語順が出来上がります。
「語順の変更って、実は“気持ちの配置換え”なんです。」
実際、疑問文以外の倒置文でもこの語順は出てきます。
たとえば仮定法の倒置。ifが消えて疑問文の語順になります。If I were you …(もし私があなただったら)ならWere I you ….だし、If you had been there yesterday …(もしあなたが昨日そこにいたら)ならHad you been there …です。
仮定法は「実際にはそうじゃないけど仮にもし〜なら」ということをwereやhad+過去分詞という動詞の活用が表しています。疑問文の語順にして動詞を前に出すことで、「これはあくまで仮の話ですよ」ということが強調されるのです。こうして仮定の気持ちが強調されれば、ifはいらなくなって省略されるわけですね。
ほかにも、「否定の倒置」「mayの祈願文」でも同じく「言いたいことから先に言う」という原理が発動し、疑問文の語順、つまり動詞を強調する語順が現れます。
続いて、「軽い情報が先、重い情報が後」の例です。
It is important to practice every day. (毎日練習することが大事です)のような “仮主語it構文” は、「軽い情報」が先に来る典型的な例です。
主語に重たい内容を詰め込むと、文がもたついてしまう。だから、一旦 “it” という軽い主語を立てて、内容を後ろに回す。それだけで、聞き手も話し手もスムーズに理解できるのです。
itは日本語には訳されませんが、「状況」という意味を持っています。先に「(状況は)重要ですよ」(It is important)という処理しやすい軽い情報を伝えて「どんな状況(が重要)なのか」ということを表すto pracitice everyday(毎日練習すること)は後でゆっくり相手に渡す、ということです。コミュニケーションはキャッチボールのようなものですから、軽いボールから先に投げてあげたほうが相手も受け取りやすいわけです。
このように、英語の語順は冷たいルールの集合ではなく、ネイティブの思考や感情の流れをそのまま写しとった「気持ちのデザイン」なんです。
本セミナーでは、そうした語順の「意味」と「意図」に踏み込むことで、あなたの英語が“記号”から“ことば”に変わります。
今まで「なんでこうなるの?」と悩んでいた文法が、「ああ、そう言いたかったんだ!」と心に落ちてくる瞬間を、ぜひ味わってください。
気持ちが乗った英語が話せるようになる
今回のセミナーは、英語の語順や構文が持つ “意味” を、視覚的・感覚的に理解できるようになる構成になっています。
3月3日にGakkenから発売された時吉氏の新刊「英語秒速アウトプットトレーニング」に掲載されたかわいいイラストや、現代アメリカ英語のコーパスに基づく自然な例文を用いながら、英文法をまるでアートのように味わえる。そしてその理解は、「フレーズの暗記」では到達できない、リアルな “伝わる英語” へとつながります。
単に正しい英語を話すのではなく、自分の気持ちをのせて、伝わる英語を話せるようになる。それが、このセミナーの目指すゴールです。
セミナー詳細
- 講師:時吉秀弥(スタディーハッカー・シニアリサーチャー)
- 開催日時:2025年5月24日(土)14:00〜15:30
- 参加費:1,900円
- 場所:オンライン
- 申込締切:当日12:00まで(コンビニ決済は前日同時刻まで)
- 収録映像あり(申込者に後日案内。1ヶ月視聴可能)
お申し込み方法
以下の専用申込フォームより事前予約を受け付けています。
感覚で理解する英語への第一歩を、あなたに。
英語は、頭で覚えるだけでは話せるようになりません。「そういうとき、英語ではこう言うんだ」と、気持ちと結びつけて腑に落ちたとき、あなたの中の英語は、記号から “ことば” に変わります。
英文法という世界を、脳と心で “見て” みませんか?
あなたの参加を、お待ちしています。
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。