ひとりで黙々と勉強し続けるのはつらい、という方多いのではないでしょうか。たしかに、勉強は基本的にひとりでするものです。友達とわいわいしていると、一般的にはあまり効率の良いものではありませんよね。
でも、おしゃべりしながら勉強することにも、まったくメリットがないわけではありません。資格試験でも、受験勉強でも、周りの友達はライバルである以前に仲間。抱えている悩みやプレッシャーは似ているので、勇気づけられたり、助けられたりすることも多いものです。
今回は、そんなお友達とのおしゃべりを最大限勉強の成果に結びつける、「おしゃべり勉強法」をご紹介します。
おしゃべり勉強法とは?
ふだんの話の内容を勉強の話に変える。それだけです。勉強しながらしゃべりまくることではありませんよ!注意が必要です。 では、以下でこのおしゃべり勉強法のメリットをお教えします。
モチベーションアップ
まず、自分と同じ目標に向って頑張っている相手がどんなことを勉強しているか知ることで、一緒に頑張ろうと思えたり、ライバル意識が生まれたりしてモチベーションが上がります。 ここで一つ注意!友達の「全然勉強してない」という言葉には絶対に惑わされてはいけません。本当は陰で勉強している、と思った方がいいです。逆に、自分がライバルを倒すためにと、勉強してないというのもやめましょう(笑)
教えあって定着率アップ
お互いわからないところがあったら教え合いましょう。こうすることで、教えてもらう方はもちろん、教える方も定着率がアップします。私も高校時代、よく友達に「わからないことあったらなんでも聞いてね」とクラスのみんなに言っていました。たまに自分もわからないことを聞かれたりして、一緒に調べたりもしました。 「教うるは学の半ば」ということわざがあります。
人に教え理解させることは,半分は自分にとっての勉強でもある。
出典:weblio
他人に説明する時には自分で「分かった」と思っていても、他人に説明するとなると意外とあいまいな点があったり、話しているうちに、「あれ?あそこは何だったっけ?」という気付きがあります。ちなみにこのことわざ、英語ではこのように言います。
Teaching others teaches yourself
古今東西、同じ様な教えがあるのですね。あなたとあなたの友達は、得意分野がそれぞれ違うはず。お互いに「教えてあげる」という新しい勉強法を試してみてください。
問題出し合いっこで楽しく勉強
得意なことを教える、というファーストステップが終わったら、今度は、友達と問題の出し合いっこをしてみましょう。ひとりで問題集を解くのがつまらなくて大嫌いでも、これなら勉強が楽しくなりますね。 私の場合は、友達と自習室で勉強をしていて途中で一緒に休憩をとるときに、自分が勉強していた教科書や参考書を相手に渡して、そこから問題を出してもらったりしていました。その前の勉強でどれだけ内容が定着したかがわかって楽しい上に、「あの時あんな間違い方をしたら友達にこうつっこまれた」とか、「友達が『こんな説もある』と言ってたな」など、単なる機械的な記憶以上の情報がインプットされます。
*** バカ話をして大笑いするだけだった友達とのおしゃべりタイムを(もちろんそれも大切ですが)、時には勉強に利用してみて下さい。勉強の効率も上がるし、友達との仲もさらに深まるはず。仲間と一緒に楽しく受験を乗り越えましょう。
(参考) weblio辞典 教うるは学ぶの半(なか)ば bab.la/dictionary 教うるは学ぶの半ばなり