自分基準の「おもしろい」にはワナがある。“相手に刺さる” アイデアを生み出す『企画力』の鍛え方。

みなさんは、「企画力」に自信はありますか?

企画の立案を任されるたびに憂うつになったり、練りに練った企画が却下されたり……。独創的なアイディアを生み出して周囲をアッと言わせるのは、なかなか難しいものですよね。

そんな、企画が苦手な方のために、企画力の鍛え方をご紹介します。

ビジネスパーソンに求められる「企画力」

マイナビニュースがビジネスパーソン300人を対象に行ったアンケートの結果によると、仕事上でアイディアや企画を求められる人は38.7%。そして、そのうちの31.9%、すなわちビジネスパーソン全体の1割強の人が「日常的にアイディアを求められる」と回答しています。アイディア出しや企画力はビジネスパーソンにとって非常に重要なスキルであるのが分かりますね。

自分の職種に企画力は関係ない、という人も安心してはいけません。自社が競合企業との激しい競争を勝ち抜くには、ビジネスの絶えざる革新が求められます。今のところは仕事において企画力が求められていなくても、今後企画力や発想力が求められる機会は増加していくと言えます。

ビジネスパーソンである以上、身につけておいて損がないのが企画力なのです。

「おもしろい」に縛られてはいけない

アイディアを求められた際、多くの人は「おもしろい企画を考えなければ」と考えることでしょう。しかしその思考は危険です。なぜなら「自分がおもしろいと思うこと」を基準に企画を考えてしまいがちだから。

「おもしろい」の価値観は人によって異なります。自分にとって「おもしろい」と感じることが誰にとっても「おもしろい」とは限らないのです。

また、商売の一環として企画を立てる際、多くの場合、重視されるのは「おもしろいか」よりも「消費者の役に立つか」です。このことは、誰のために企画を立てているのかを考えれば、おのずと分かりますよね。

「自分」基準で考えたおもしろい企画ではなく、「受け手」すなわち「企画の消費者」の目線に立って企画を考えることが、成功のカギとなるのです。

企画力を身につける方法

ではどうしたら、消費者から求められる企画を生み出せるのでしょうか。企画力を身につける方法をご紹介します。

1. 情報収集量を増やす

企画力を身につけるには、普段から情報のアンテナを張り、アイディア作成のためのヒントを収集しておくことが大切です。集めた情報をいつ使うか分からなくても、長いスパンで考えて情報をストックしておきます。目に留まったものや気になったことは何でもメモして、いつでも見返せるようにしておきましょう。

情報収集のために重要なのは、好奇心を大切にして行動すること。例えば、つい目を奪われたCMやポスターの表現はメモに記録しておく。街で配っているティッシュやチラシ等は拒否せずに受け取ってじっくり眺めてみる。友人から勧められたものはとりあえず試してみる。話題のスポットには顔を出してみる。

こういった行動を心がけるだけで、日常的に触れる情報の量はぐんと上がります。

2. 情報変換力を鍛える

情報収集の後に必要なのは、収集した情報をアイディアに変換すること。その際の前提として大切なのは、柔軟に考えることです。

「この情報は自分の仕事とは関係ないから」「自分の業界は特殊だから」などと言って、他の業界の情報に触れようとしなければ、自分の業界の常識の枠から出ることはできず、斬新な企画を生み出すこともできません。ビジネスに特殊はないと考え、業界の垣根なく情報を使いこなす柔軟性が大切なのです。

では、収集した情報をアイディアに変換するには、具体的にどうしたらいいのでしょう。例えば、人気商品の情報を入手したら、なぜその商品は人気なのか、深く掘り下げて調べてみてください。ここでは、明治の「ザ・チョコレート」という人気チョコレートシリーズについて考えてみます。

この商品には、パッケージの中心にカカオの絵が描かれています。そこで、「なぜ中心にカカオの絵が描かれているのか」「なぜ縦長なのか」について調べてみましょう。すると、「チョコレート通の日本人が増えたことに合わせてカカオの品質にこだわった商品であること」と、「SNS人気に合わせてお洒落にデザインされたパッケージとインパクトのある縦長の見た目であること」から、この商品が人気なのだということがわかります。

ただ「ザ・チョコレートが人気だ」という表面的な情報だけで終わることなく、「なぜ縦長なのか」「なぜ中心にカカオの絵が描かれているのか」という疑問を抱くことで、「SNS映えするデザインが売れやすい」「高品質のものが人気」といった、食品業界に限定されないアイディアのヒントにまで落とし込むことができるのです。

このように、収集した情報を抽象化すると、自分の業界にも通用する情報に変換することができます。そうして変換した情報は、自分の仕事にも生かせる情報となるのです。

3. 自問自答のストックを作る

1で収集した情報を2でアイディアに変換したら、今度はそのアイディアを広げるために自問自答をします。質問にはアイディアを促進し、増幅させる力があるからです。

「受け手の抱える問題は何か?」 「受け手が期待しているものは何か?」 「受け手が日常的に不満に思っていることは何か?」

アイディアに行き詰まった際や、アイディアをより広げたいときには、このように自問自答してみてください。いつでも参照できるよう、メモや手帳などに質問リストを作成しておくと良いでしょう。新たな質問が生まれたら適宜書き足していく形で自分専用の自問自答ストックを作っておくのもおすすめです。

*** 一見鍛えるのが難しそうに思える企画力も、実は鍛えることが可能なもの。大切なのは日ごろからアンテナを張っていることと、得た情報をアイディアに変換すること、そして自問自答することです。「企画力には自信あり!」と胸を張れるビジネスパーソンになりたいですね。

(参考) プレジデントオンライン|面白い企画を生み出す時に"面白い"は禁句 All About|企画アイデアの出し方・まとめ方5つのポイント HITACHI|アイデアや発想に困らないビジネスパーソンをめざす「『企画力』を身につけるトレーニング」 ビルコム株式会社|なぜ明治「ザ・チョコレート」は成功したのか?元日経MJ編集長が語る、ヒット商品の条件とはForbes JAPAN|外国人も驚く「明治 ザ・チョコレート」大ヒットの理由

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