
「英単語ならある程度覚えられるのに、英熟語(イディオム)になると一気にハードルが上がる……」
英語学習を続けるなかで、こうした悩みを抱えていませんか?
たとえば "get along with 人" や "take apart 物"といったフレーズは、なんとなく丸暗記したものの、実際に使うときに「どうしてこういう意味になるのだろう」と疑問を抱えてしまうことが多いものです。
じつは、英熟語を効率よく覚え、使いこなすためには「丸暗記」ではなく、語源やイメージをしっかり掴む学習法が欠かせません。
動詞や前置詞のもつ根本的なイメージを理解すれば、「なぜこの組み合わせでこの意味?」という疑問がスッキリ解決し、一度覚えた表現を忘れにくくなるのです。
そこで今回ご紹介するのが、認知言語学×語源を活用し、英熟語を最速で習得するためのオフライン集中セミナー。
その名も「英熟語を最速でモノにする集中セミナー〜認知言語学×語源で"覚えやすく、忘れない"を実現〜」です。
英語教育のスペシャリストであり、認知言語学のエキスパートとして数々の著書をもつ時吉秀弥講師が、厳選された基本動詞+前置詞の熟語を事例に、「どのように英熟語の世界が広がりをもって繋がっているのか」をわかりやすく解説します。
今回はそんなセミナーの魅力と、どのような学びが得られるのかを詳しくお伝えします。
長年「英熟語は覚えにくい、すぐに忘れてしまう」という課題を抱えてきた方こそ、ぜひ最後までご覧ください。セミナーの参加方法や開催場所の詳細も記事後半にてご案内しますので、このチャンスをお見逃しなく!
なぜ英熟語は覚えにくいのか?
英熟語学習のよくある声は、「単語帳で一語ずつは覚えられるけど、句動詞や前置詞の組み合わせになると全然頭に入らない」というもの。これは英熟語が、単純な「○○=△△」という一対一対応の概念ではないことが原因。
たとえば "get" という動詞を「手に入れる」とだけ覚えていると、"get along with 人"がなぜ「(人と)うまくやる」という意味になるのか、イメージが湧きにくいですよね。
その結果、「これは例外パターンなのか……?」と片っ端から丸暗記する羽目になり、膨大な英熟語リストの前に意欲を失ってしまうことも多いでしょう。
実際のところ、英熟語の多くは「動詞のコア(中心的イメージ)+前置詞や副詞のコアイメージ」が組み合わさって、最終的に特定の意味をもつようになっています。
つまり、個別にバラバラの表現として覚えるのではなく、動詞や前置詞が本来もっている "イメージの広がり" をしっかり理解することこそが、英熟語学習のコツなのです。

認知言語学×語源がもたらす学習効果
認知言語学とは?
「認知言語学」とは、言語を人間の認知(ものの考え方・概念)と結びつけて研究する学問分野です。私たちがある表現を聞いたとき、頭のなかには「こういう状況をイメージする」という連想や経験が存在しています。
認知言語学では、こうしたネイティブが抱く "イメージ" を軸に言葉の意味を捉え直すことで、「なぜこの表現がこういう使われ方をするのか」を理論的に解明していくのです。
英熟語はまさに「イメージを押さえてこそ理解が進む」分野なので、認知言語学の視点がピッタリ活かされます。ネイティブスピーカーなら自然に察知する前置詞の空間イメージや、動詞が暗示する運動・状態のイメージを学習に取り入れると、「ああ、だから "across" で伝わり方のニュアンスが変わるのか!」というように納得しながら覚えられるのです。
語源のパワー
もう一つの有力な学習ツールが「語源」です。英単語やフレーズがどのような歴史的経緯を経て現在の意味に至ったのかを探ると、ただの丸暗記ではなく「イメージにまつわるストーリー」で理解できます。
たとえば "apart" という語は "a+part" から来ており、 "part" が示すように「部分・分かれた側面」を表します。これを応用すれば、take apart(分解する)は「手に取って分ける」という意味合いでイメージとして覚えられるのです。
英語表現にまつわる「語源の物語」を知っているだけで、「どうしてこんな意味になったんだろう?」という疑問が一気に解消されることがあります。そうすると、記憶にも残りやすいですし、初めて出会う似た表現にも応用がきくというメリットがあります。

これなら覚えやすい!
今回のセミナーでは、以下のような主要な基本動詞と前置詞・副詞との組み合わせを詳しく解説しますが、ここでは特にわかりやすい例をいくつかピックアップしてご紹介します。
■ "put off" / "put on"
- put off は「(予定や約束を)延期する」という意味。
- put on は「(衣類などを)身につける」という意味。
"put" のコアイメージは「何かをどこかに置く・セットする」こと。そこに「off(離れる)」や「on(上に乗せる)」が加わると、「離す方向に移動させる(=日程を先にずらす)」「上に乗せる(=身体に着る)」といったイメージの変化を理解できます。
こう考えれば「put off は延期」「put on は着る」と丸暗記するのではなく、コアイメージで自然につながるのです。
■ "get along with 人"
- get along withは「(人と)うまくやる・仲良くする」という意味。
"get" には「ある状況を手に入れる」「ものごとを動かして(ある状態に)もっていく」というイメージがあり、"along" は「並行して進む」、つまり「寄り添って進む」イメージです。
そこに "with 人" が結びつくので、「人と並んで(along)付き合いを進めていく」→結果的に「うまくやる」という意味合いに繋がっていきます。
■ "take apart" / "take part in"
- take apart:手にとって分ける(→分解する)
- take part in:一部を担う(→参加する)
"take" の基本は「取る・引き受ける」というイメージ。そこに "apart(分離する・離れた部分)" が加われば「取ってバラバラにする」→「分解する」になり、"part in" なら「全体の一部(part)を取る(担う)」→「参加する」のイメージです。
あくまで単語本来の意味を軸にした理解なので、覚えやすく忘れにくいのが特徴です。
時吉秀弥氏のプロフィール
このセミナーで講師を務めるのは、認知言語学のエキスパートとして数々の著書を世に送り出している英語教育のプロフェッショナル、時吉秀弥氏。ご経歴を簡単にご紹介します。

- 兵庫県出身。神戸市外国語大学外国語学部英米語学科卒業。
- 米国ルイジアナ州チューレン大学にて国際政治を学ぶ。
- 帰国後は落語家の弟子、ラジオパーソナリティなどの経験を積みつつ、予備校にて20年以上大学受験生を指導。
- 東京言語研究所にて西村義樹東京大学名誉教授らのもとで認知言語学や日本語文法、音声学等を学ぶ。2010年、同研究所で理論言語学賞を受賞。
- 現在は(株)スタディーハッカーにてシニアリサーチャーを務めるかたわら、同社のYouTubeチャンネル「時吉秀弥のイングリッシュカンパニーch」にて英語学習法や英文法についての解説動画を配信。
- 著書に『英文法の鬼100則』『英熟語の鬼100則』、『英文法の鬼1000問』(明日香出版社)、『英語脳スイッチ!』(ちくま新書)など多数。2025年3月出版の『英語秒速アウトプットトレーニング 話すための英文法が身につく(gakken)は発売前から増刷が決定し、すでにベストセラー入りが確定している。
豊富な知識と経験に裏打ちされたわかりやすい解説、ユーモアたっぷりの講義には定評があり、前回のセミナーでは500人の定員にキャンセル待ちがでるほどの大人気。認知言語学をベースに、「丸暗記からの解放」をモットーとした指導が特徴です。
英語が苦手だった方も、時吉先生のレクチャーを受けることで「英語ってこういうことだったのか」と一気に腑に落ちる感覚を味わえるはずです。
セミナー概要と申し込み方法
ここで改めて、本セミナーの詳細をお伝えします。今回はオフライン(対面)で開催しますので、時吉先生との直接のやりとりや質問ができる貴重な機会。定員は30名限定となっていますので、興味がある方はどうぞお早めにお申し込みください。
- セミナー名:英熟語を最速でモノにする集中セミナー
〜認知言語学×語源で"覚えやすく、忘れない"を実現〜 - 日時:4月19日(土) 16:00〜17:00
- 会場:銀座ユニーク7丁目(住所:東京都中央区銀座7-13-15)
※東京メトロ「銀座駅」徒歩5分、「東銀座駅」徒歩5分、JR「新橋駅」徒歩7分 - 参加費:一般:5,000円
ENGLISH COMPANY/STRAILをご卒業、在籍中の方 3,000円 - 定員:30名(先着順)
- 特典:セミナー参加者限定の特別資料をプレゼント
お申し込み方法
以下の専用申込フォームより事前予約を受け付けています。残席が埋まり次第、受付終了となりますので、お早めにお申し込みください。

英熟語に特化したこのセミナーでは、スライドと図解を駆使しながら、動詞・前置詞のコアイメージを整理していきます。
さらに、セミナー中はリアルタイムで質問可能なので、自分の苦手箇所をすぐに克服できるチャンス。講義後にはQ&Aの時間も設けますので、疑問点をその場で解決しながら学習を深められます。

英熟語の "壁" を最速で突破しよう
英語学習で多くの方がつまずくポイントである英熟語。形だけ覚えて使い方がわからなくなったり、覚えた先から忘れてしまったり……そんな長年のモヤモヤを解決する鍵が、認知言語学と語源に基づく「イメージを軸にした学習」です。
単なる丸暗記ではなく、「あ、だからこの組み合わせでこんな意味になるのか!」という納得感とともに覚えた熟語は、不思議なほど記憶に残りやすく、実際の会話やライティングでもサッと口をついて出てきます。
今回ご紹介した「英熟語を最速でモノにする集中セミナー」は、こうしたアプローチをわずか1時間で体感し、日々の学習に活かせるヒントを得られる貴重な場。
オフラインの少人数制なので、講師である時吉秀弥先生に直接質問しながら学べるのも大きなメリットです。英熟語の壁を一気に突破したい方、言語学的なアプローチに興味のある方、より深く英語の仕組みを知りたい方など、どなたでも大歓迎。
「英熟語ってどうしても難しい……」と諦めかけていた方こそ、ぜひこのセミナーで "新たな扉" を開いてみてください。
これまで重たい荷物のようだった英熟語が、驚くほどシンプルな "イメージ" で繋がり、頭のなかにしっかり根付くようになります。
最終的には、「あれ? こんなに簡単に覚えられるんだ!」という手応えを必ず感じられるはずです。4月19日(土)16:00〜17:00、銀座ユニーク7丁目にてお待ちしておりますので、ご都合のつく方はぜひご参加ください。
あなたの英語学習を一段上のステージへと引き上げる絶好のチャンスを、どうぞお見逃しなく!
STUDY HACKER 編集部
「STUDY HACKER」は、これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディアです。「STUDY SMART」をコンセプトに、2014年のサイトオープン以後、効率的な勉強法 / 記憶に残るノート術 / 脳科学に基づく学習テクニック / 身になる読書術 / 文章術 / 思考法など、勉強・仕事に必要な知識やスキルをより合理的に身につけるためのヒントを、多数紹介しています。運営は、英語パーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」を手がける株式会社スタディーハッカー。