成功者はなぜ早起きなのか。早起きの効果と、目を覚ます方法。

皆さんは、毎朝何時に起きていますか?

余裕を持って起床したり、朝活する人もいるでしょう。しかし、朝食を摂る時間さえ惜しんで、ギリギリの時間まで布団の中で粘るという人も多いのではないでしょうか?

「早起きは三文の得」ということわざがあるように、早起きは良いと言われていますが、ただ健康的だからというだけではないようです。

実は、成功者と呼ばれる人ほど、朝の活動開始時間が早いことが分かりました。キャリアアップのために勉強をしている人がいるのなら、仕事終わりに勉強するのではなく、早起きして勉強してみませんか?

せっかくなら早起きを習慣づけて、成功者に近づきましょう。

成功者が早起きなワケ

朝型が良い、朝活は良いなどとよくいわれていますが、夜でも使える時間は一緒だと思っている人は多いと思います。

しかし、世界の成功者と呼ばれる人々は、ほとんど例外がないほどに早起きをして活動を開始しているのです。 例えば、アップル元CEOのスティーブ・ジョブズ。彼は、毎朝6時に起きていました。また、英国最初の女性首相となった「鉄の女」ことマーガレット・サッチャーは毎朝5時に起きていたそうです。

さらに、スターバックスのCEOであるハワード・ショルツ氏やアップルの現CEO、ティム・クック氏は、なんと4時30分には起床して行動を開始しています。

一流の成功者がそれだけ採用している“早起き”なのだから、そこにはやはり大きな理由が存在するのです。

まず1番に、人間の目覚めた直後のパフォーマンスの高さが挙げられます。数多くの研究によって、早朝は、“意思の力の供給”が1番高まる時間なのです。

人間は、睡眠によって脳の疲労を取り除くため、起きた直後が最も脳の疲労が少ない状態になります。その時間に仕事とは別の「やりたいこと」を行ったり、キャリアアップのためのちょっとした勉強を行うことは、同じ余暇の使い方でも仕事後に比べてよっぽど効率的だといえるでしょう。

また、夕方以降は1日の疲労が脳に蓄積するということに加え、日が沈むことから幸福ホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌が減少し、ストレス耐性が下がり、集中力や脳の明晰さが失われていきます。

そのことも、夜型よりも朝方の方が高いパフォーマンスを発揮できる大きな理由のひとつなのです。

さらに、朝の時間は誰にも邪魔されることがない、自分だけの時間にできるというものがあります。 日中や夜の時間は、突然の連絡などに振り回されて自分のことに集中できない、ということもあるでしょう。それに引き換え、早朝ならば連絡が入ることもほぼなく、完全に自由な時間を自分のために使うことができます。

日々、周囲の動きについて神経を張り巡らす一流の成功者ほど、自分のために使える時間の重要性を意識しているのかもしれません。

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朝からすっきり目を覚ますコツ

朝から布団を出ようにも、すっきりと目が覚めなければとても辛いでしょう。

早起きをした分、いつまでも眠気が取れないと「時間もあるし」と二度寝に入るリスクも高くなってしまいます。また、「早起きするぞ!」と意気込んでいても、眠い頭では上手くいかないこともきっと少なくないはず。

だからこそ、きちんとコツを押さえることで、しっかりとした早起きの習慣をつけましょう。

1.朝起きる時間よりも寝る時間の方を意識する 十分な時間睡眠をとれば、起きるのだってそう辛くはならないはず。早起きへの近道は、まずは早寝にあるのです。 明日は早い、と思っていてもついダラダラとテレビを眺めてしまったり、スマホをいじってしまったりしていませんか? そうしているうちに夜の時間はあっという間に流れていきます。

それを防止するためにも「〇時に寝る!」と、しっかり決めることで達成するために積極的に無駄を削れるようになるでしょう。

2.目覚ましの置き場所 最近では、スマホを目覚まし時計代わりにしている人がほとんどでしょう。アラーム音やスヌーズ機能、アプリを使ってみるなど、さまざまな選択肢があると思います。

もちろん、そういった機能も大切ですが、置き場所の方にこそ意識を払うべきなのです。オススメは、ベッドを出ないと止められない場所に置くこと。寝る前のスマホいじりも防げますよ。 手を伸ばせば届いてしまう枕元に置くというのは、そのまま二度寝に入るリスクが非常に高くなってしまいます。

1人暮らしの人であれば、洗面所の鏡の前もオススメです。まず、そこまで歩いて行くことで、効率よく脳が覚醒モードに入りますし、鏡に映った自分の姿を見ることがさらに脳を活性化させることが分かっています。ついでに冷たい水で顔を洗うこともできるので、二度寝防止にはうってつけでしょう。

3.起きてからする行動をあらかじめ決めておく 例えば、起きたらすぐ顔を洗うというのが習慣として身につけば、半分寝ぼけていても自動的にこなすことができます。

他にも、トイレに行く、メガネをかける、ベッドメイクをする、カーテンと窓を開けて外の空気を吸うなど、習慣にできそうなことはいくらでも見つかりますよ。まずは、簡単にできることを習慣づけましょう。

4.日光を上手く利用する 日光を浴びることは、体内でセロトニンの分泌を促し、精神をリラックスさせて、快適な朝を迎える手助けをしてくれます。また、同時に脳が「起きるべき時間だ」と認識することで、眠気が取れるのを手伝うのです。

また、起きたらすぐ日光を浴びた方が良い、ということはよく言われています。 カーテンを少し開けておいたり、光が通りやすい薄手のカーテンに変えてみるといった工夫をして、目覚ましが鳴る前の時間から少しずつ体に「朝だ」と伝えることで、目覚めをグッとスムーズにすることが可能です。

*** 朝の時間を上手に使えるようになると、まるで1日がグッと長くなったかのように感じます。「時間がない」と、日々悩んでいる人は、思い切って早起きの生活に切り替えてみると良いかもしれませんよ。

(参考) プレジデントオンライン|「これでダメなら……」早起きのコツのコツ5 ダイヤモンド社オンライン|「起床→即行動」2つのコツ:医師×MBAが教える現実的な快眠戦略 健康生活|早起きは三文の徳!早寝早起きでセロトニンの分泌を活性化 LEADING&COMPANY|スターバックスCEOが毎朝4:30に起きる理由「21世紀の歴史は朝に作られる。」 Dr.walletナビ|充実生活は朝から!実行すべき「朝活」簡単で効果的な4つの習慣

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