本人は「デキる人」のつもりでも周囲からは「要注意人物」と思われがちな人の4つの特徴

周囲から「要注意人物」と思われがちな人の残念な特徴4つ01

「入社○年めの自分は、会社のことをよく知っている。だから若い人たちに教えてあげないと」
「自分が受けもっている仕事の量は誰よりも多い。きっと優秀だと見なしてもらえているのだろう」

キャリアを積むと、このような自信がついてくる人もいるはず。しかし場合によっては自信が裏目に出て、まわりの人から「要注意人物」に認定されてしまうことも……。そこでこの記事では、職場で煙たがられがちな人がやっている、4つの “残念行動” をご紹介します。

それとは反対の「仕事ができる人」について詳しく知りたい方は、「仕事が出来る人の特徴14選&仕事が出来る人になる方法4つ」をご覧ください。

【1】会社や周囲の人を批評している

「あの人は優秀だけど、この人は微妙だよ」といった社内の人への評価を、同僚や部下に話す。
事あるごとに「うちの会社はもっと給料を上げるべきだよ」と批判的な意見を述べる。

もしあなたが、このように社内の批評をしがちなのであれば、改めたほうがよさそうです。あなたは自分の意見をしっかりもって、まわりを冷静に見ているつもりかもしれません。しかし、本当のところは承認欲求を満たしたいだけ。自分は仕事ができると勘違いしているに過ぎない――。

こう述べるのは、総合テクノロジースクールを運営する株式会社divの代表取締役、真子就有氏です。

自身も学生の頃にアルバイトしていた会社で「社内の批評をする人」に遭遇したと言う真子氏は、そうする人の心理を「すごい人だと思われたがっている」と分析します。真子氏いわく、若手や部下など自分よりも立場の弱い人を相手に社内の批評をするのも、特徴のひとつ。自分よりも下の相手であれば反論してこないので、承認欲求を満たしやすいというわけですね。

しかし、それでは「否定しない人にだけ気を大きくする臆病者」だと真子氏。職場について思うところがあったとしても、口に出すのは控えて、自分がどう行動するかを考えるべきだと言います。

たとえば、批評できるほどまわりを見ているなら、仕事で悩んだり困ったりしている人も見つけられるはず。そういった人の手助けをすれば感謝してもらえますし、自然と承認欲求も満たされるのではないでしょうか。

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【2】自信たっぷりなアドバイス

「まだ資料ができていないの? 仕方ないなあ。もっとこうすればいいのに」
「先輩、時代はオンラインですよ。常識的に考えて、商談もZoomでやるべきです!」

あなたは親切にアドバイスをしているつもりでも、態度には注意が必要です。自信満々に、つい断定的で命令的なアドバイスをしてしまうと、相手からは「上から目線で偉そう」と思われかねません。

この問題点を指摘するのは、精神科医の西多昌規氏。「自分だけが正解を知っている」といった気持ちが見え隠れする言動は、周囲をげんなりさせると言います。また、その正解に根拠がないと、ますます周囲を失望させる要因になるそう。

西多氏は、上から目線になりやすい人の心理状態を、「自分の実力は平均よりも高い」という思い込みが激しいと分析します。こうした人は、自分の優位性を揺るがすような相手を極端に恐れているため、ダメ出しや皮肉で相手の立場を下げ、自分の立場や尊厳を保とうとするのだそうです。あなた自身は、当てはまっていませんか?

では、仕事の進め方などについて意見やアドバイスを述べたいとき、どう振る舞えば「上から目線で嫌だな」と思われずにすむのでしょう。

心理カウンセラーの高見綾氏は、そもそもアドバイスしないことをすすめています。 アドバイスが欲しいなら「どうしたらいいかな?」と尋ねてくるはず。そうでなければ助言は求められていないので、ただ話を聞くことに徹するだけでよいとのこと。

たとえば「来週までに資料づくりを頼まれていて、忙しいんだよね」と言われたとき。「仕方ないなあ。こうすればいいのに」と言うのではなく、「そうなんだ」「何か手伝おうか?」といった返事で留めるのが無難です。いつもより受け身な姿勢を意識するといいですよ。

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【3】仕事を抱え込んでいる

プレゼンの準備にクライアントの訪問、後輩の指導まで引き受けて毎日残業。同僚が見かねて「手伝うよ」と言っても「大丈夫」の一点張り……。

仕事を頑張るのは決して悪いことではありませんが、なんでも抱え込んでひとりでやろうとするのは危険です。

心理カウンセラーの小高千枝氏は、業務を抱え込むと判断力が低下して優先順位をつけられなくなり、仕事の遅れにつながると指摘しています。これでは、職場の人からあきれられてしまうのも無理はありません。

小高氏によると、仕事を抱え込んでしまうのは、自分の存在価値を仕事に見いだそうとしているから。「職場で認めてもらいたい」「同僚に嫌われたくない」という気持ちから、頼まれたことを断れなくなってしまう――そんな心理背景があるようです。

仕事面で頼られたい気持ちがあるとはいっても、実際問題、請け負う量には限度があるもの。そこで小高氏は、抱えている仕事を書き出して「優先」と「要請」に分類し、両者のバランスをとることをすすめています。優先とは自分にとって必要で、「○○したい」と思う事柄。要請は会社にとって必要で、自分が「○○すべき」と思うことです。

優先:後輩の指導をしたい、同僚のプロジェクトを手伝ってあげたい

要請:来週にあるプレゼンの準備をすべき、上司から頼まれている資料を作成すべき

たとえば上記のように業務を整理していくと、自分がしなくても大丈夫そうな業務や、誰かに手伝ってもらったほうが早く終わる作業が見つかるでしょう。上の例にある「同僚のプロジェクトの手伝い」は、必ずしも自分が引き受ける必要はないかもしれません。余裕がなければ、「優先」の項目は別の人に頼っていいのです。

なお、別の誰かに仕事を任せたいときは、「どんな仕事をやってほしいか」「なぜその人に頼むのか」などの情報をはっきり伝えることが大切だと小高氏。「あなたはリサーチが上手だから、同僚のプロジェクトの手伝いをお願いしたい」といった感じです。周囲と信頼関係を築きつつ、スムーズに仕事を進められますよ。

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【4】なんでも完璧にしようとしている

「簡単でいいから、急いで資料をつくって」と上司に言われたにもかかわらず、入念にリサーチをしたり、細かい言い回しや文書のレイアウトを気にしたり……。

このように何事も妥協せず、自分の理想を追い求める「完璧主義」は、まわりから煙たがられる原因となりえます。完璧主義であることのデメリットが表立って出てしまうからです。

精神科医の岡田尊司氏によれば、完璧主義の意味は次のとおり。

完璧主義とは「あらかじめ期待していたことを、その通りに行わないと、すべてが台無しになったような失望や苦痛を感じる心理的なとらわれ」

(引用元:ダ・ヴィンチニュース|「いつも正しい人」が重罪を犯す? “完璧主義”は異常心理の入り口

岡田氏は、こうしたとらわれをもつ人はモチベーションやパフォーマンスを高く保てる一方で、うまくいかないとむしろストレスを抱えると説明します。ですが、雑な仕上がりがストレスになるからといって時間ばかりかけるようでは、同僚を困らせるのも当然のこと。

また、自分の理想を追い求めるだけでなく他人へも完璧な出来を求めるケースもあるそう。これでは、周囲をうんざりさせてしまいますよね。

そこで、企業研修を行なう株式会社さすがコミュニケーションズ代表の岩田ヘレン氏は、完璧主義を脱するために小さく始めることを提案します。先の資料づくりの例では、次のように改善できるでしょう。

完璧主義だったときは……
「文章も見た目もまったく問題ない資料をつくる」のように完璧を目指すせいで、仕事へ取り組むスピードが遅くなり、同僚にうんざりされる

「小さく始める」を実践すれば……
「まずは大事な内容だけ箇条書きにする」のように小さなことからチャレンジすると、ハードルが下がって仕事へ取り組むスピードが上がり、同僚に信頼される!

さらに岩田氏は時間を決めてやることもすすめています。自分のベストを尽くすことも大切ですが、仕事では期限を守ることが優先。ですからタイマーをセットして、時間が来たら切り上げる訓練をするといいそうです。

「いい仕事をしよう」という意識はすばらしいものですが、頑張りすぎてまわりが見えなくなるのが完璧主義の落とし穴。まわりの人といい関係を築くためにも、時には肩の力を抜いてみてください。

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自信があるのはいいことですが、それが周囲の人から煙たがられる原因になってしまうと将来的に苦しくなってしまうかもしれません。もし当てはまる言動があった人は、繰り返さないように意識してみてくださいね。

(参考)
新R25|論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3
東洋経済オンライン|いるいる!「上から目線な人」のかわし方
マイナビウーマン|「上から目線の人」の心理って? 対処法はないの?
マイナビウーマン|実は迷惑をかけている!? 「仕事を抱え込む癖」を直す方法
日経woman|あなたの成長を邪魔してる?「完璧主義」を脱出しよう
ダ・ヴィンチニュース|「いつも正しい人」が重罪を犯す? “完璧主義”は異常心理の入り口

【ライタープロフィール】
藤真 唯
大学では日本古典文学を専攻。現在も古典文学や近代文学を読み勉強中。効率のよい学び方にも関心が高く、日々情報収集に努めている。ライターとしては、仕事術・コミュニケーション術に関する執筆経験が豊富。丁寧なリサーチに基づいてわかりやすく伝えることを得意とする。

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