新人さんのためのマーケティング講座 Season 2【全15回まとめ】 ——実務の壁を乗り越えよう!

「基礎は学んだけど、現場で通用しない」「上司に提案が通らない」「数字は取れているのに評価されない」「代理店とうまく連携できない」

そんな実務の壁にぶつかっているマーケターのために、この連載【新人さんのためのマーケティング講座 Season2】では、現場で成果を出すための実践スキルを全15回で解説します。

Season1で学んだ基礎知識を、どう「武器」に変えるか——経営者を動かすPL翻訳術、リソースが限られた中での弱者の戦略、数字を正しく読み解く広告評価の技術、顧客の本音を引き出すインタビュー技術、そして組織で成果を出すための社内外連携術まで、順番に読み進めるだけで実践力が身につく構成になっています。

\ この連載はこんな人におすすめ /
・マーケティングの基礎は学んだが、現場で成果が出ない人
・上司やステークホルダーに提案が通らず悩んでいる人
・広告の数字は取れているのに、なぜか評価されない人
・代理店や営業との連携がうまくいかない人
・「次のステップ」に進みたい2年目以降のマーケター
\ この連載で学べること /
・ブランディング施策を経営者に通す「PL翻訳術」
・リソースが限られた中での「弱者の戦略」
・AI時代に顧客に届くための新しい集客手法
・広告評価の正しい見方(アトリビューション)
・顧客の本音を引き出すインタビュー技術
・代理店・営業と連携して組織で成果を出す方法

【第1章】マーケティングマインドセット——顧客視点の本質を掴む

Season1で学んだ「マーケティングとは売れる仕組みをつくること」。しかし、その仕組みを動かすには、経営者の言葉で語る力顧客視点で考え抜く力が必要です。

この章では、なぜあなたの提案が通らないのか、なぜ顧客に響かないのかを解き明かし、マーケターとしての思考の土台を固めます。

vol.1:あなたの「ブランディング施策」が却下されるたったひとつの理由

ブランディング施策が却下される理由 PL翻訳術

▶ vol.1:あなたの「ブランディング施策」が却下されるたったひとつの理由

「上司がブランディングを理解してくれない」——その愚痴は、実はあなたの説明力不足の告白です。

経営者が知りたいのは「認知拡大」ではなく、「それがPL(損益計算書)のどこを良くするのか」という一点のみ。この記事では、ブランディングがPLに与える3つのインパクトと、経営者を動かすための「PL翻訳術」を解説します。

  • 広告費率の圧縮:指名検索の増加でCPAを下げる
  • 価格決定権の獲得:ブランド選好で値上げを可能にする
  • CVR向上:信頼ある状態での流入で成約率を上げる

「ポエム」で語るな、「PLの変化」で語れ——それがプロのマーケターです。

vol.3:お客様はあなたの会社に「1ミリも興味がない」

顧客は1ミリも興味がない フックと翻訳

▶ vol.3:お客様はあなたの会社に「1ミリも興味がない」

現代人は1日に数千件もの広告メッセージに晒されています。脳は「高性能なノイズキャンセリング機能」で、自分に関係ない情報を無意識に遮断しています。

この記事では、「興味がない」という絶望的なスタートラインに立つことの重要性と、そこから顧客の注意を勝ち取るための技術を解説します。

  • 「We」ではなく「Me」で語る:顧客が聞きたいのは「自分にとって何が良いか」だけ
  • フックで反射を引き出す:Pain(恐怖)とGain(利益)で脳のフィルターを突破
  • 特徴を便益に「翻訳」する:スペックではなく、顧客の人生がどう変わるかを語る

vol.10:恋愛に学ぶ「カテゴリー」の罠。顧客のベネフィットはカテゴリーを越える

カテゴリーの罠 顧客ベネフィット

▶ vol.10:恋愛に学ぶ「カテゴリー」の罠。顧客のベネフィットはカテゴリーを越える

「競合は同業他社」という思い込みが、マーケティングを狭くしています。

顧客は「商品カテゴリー」で選んでいるのではなく、「自分の課題を解決してくれるもの」を選んでいます。恋愛に例えながら、カテゴリーを越えた競合分析と、顧客の本当のベネフィットを見つける方法を解説します。

【第2章】弱者の戦略——リソースが限られた中での戦い方

大企業のように潤沢な広告予算はない。人員も限られている。そんな中で、どう戦えばいいのか。

この章では、ランチェスター戦略に基づく「捨てる」判断基準、広告費に頼らない地上戦マーケティング、そしてAI時代に顧客に届くための新しい集客手法を学びます。

vol.2:「企業SNS運用、どれに集中すべき?」ランチェスター戦略で導く"捨てる"判断基準

ランチェスター戦略 SNS運用 捨てる判断

▶ vol.2:「企業SNS運用、どれに集中すべき?」ランチェスター戦略で導く"捨てる"判断基準

X、Instagram、TikTok、YouTube……全部やろうとして、全部中途半端になっていませんか?

この記事では、ランチェスター戦略の「弱者の戦略」を応用し、リソースが限られた中でどのSNSに集中すべきかを判断するフレームワークを解説します。「やらないこと」を決める勇気が、成果を生みます。

vol.4:広告費で負けているなら、広告で勝負するな。弱者のための「地上戦」マーケティング

地上戦マーケティング 弱者の戦略

▶ vol.4:広告費で負けているなら、広告で勝負するな。弱者のための「地上戦」マーケティング

広告費で大企業に勝てないなら、広告以外の戦場で戦うべきです。

この記事では、コンテンツマーケティング、コミュニティ形成、口コミ設計など、広告費に依存しない「地上戦」の戦い方を解説。お金がなくても、知恵と労力で勝てる領域があります。

vol.5:「ググる」で見つけてもらえる時代は、終わりかけている

AI時代 検索変化 ゼロクリック

▶ vol.5:「ググる」で見つけてもらえる時代は、終わりかけている

GoogleのAI Overview、ChatGPT、Perplexity……「検索」の形が変わりつつあります

「ゼロクリック検索」の増加で、従来のSEO戦略だけでは顧客に届かなくなっています。この記事では、AI時代に自社を顧客に届けるための新しい認知獲得戦略を解説します。

【第3章】数字の読み方と報告——成果を正しく評価・伝える技術

「数字は取れているのに評価されない」「報告書を作っても上司に流し読みされる」——その原因は、数字の読み方と伝え方にあります。

この章では、SNS評価の正しい見方、広告評価の「アシスト問題」、そして経営者を動かす報告書の作り方を学びます。

vol.6:「バズったのに売上が上がらない」と悩むあなたへ

バズと売上 SNS評価の3層構造

▶ vol.6:「バズったのに売上が上がらない」と悩むあなたへ

フォロワーが増えた、いいねが伸びた——でも売上は変わらない。その理由は、SNSの数字と売上の因果関係を正しく理解していないからです。

この記事では、SNS評価の3層構造(エンゲージメント → 認知 → 売上)を解説し、「バズ」をPLに翻訳する方法を紹介します。

vol.8:ゴールを決めた選手だけが偉いのか? 広告評価の「アシスト問題」を理解せよ

アトリビューション 広告評価 アシスト

▶ vol.8:ゴールを決めた選手だけが偉いのか? 広告評価の「アシスト問題」を理解せよ

ラストクリックだけで広告を評価していませんか? それは、ゴールを決めた選手だけを褒めて、アシストした選手を無視するようなものです。

この記事では、アトリビューション(貢献度配分)の考え方と、認知広告と刈り取り広告の正しい評価方法を解説します。

vol.15:3時間かけた報告書。なぜ上司は30秒で流し読みするのか?

報告書 上司 PL翻訳 提案書

▶ vol.15:3時間かけた報告書。なぜ上司は30秒で流し読みするのか?

あなたの報告書が無視される理由は明確です——「健康診断の結果」で終わっているからです。

上司が知りたいのは「何が起きたか」ではなく、「次に何をすべきか」という判断材料。この記事では、報告書を「投資依頼書」に変える10/90ルールと、数字に「体温」を宿らせる方法を解説します。

【第4章】コンテンツと顧客理解——心を動かすコミュニケーション

どれだけ優れた商品でも、顧客の心に届かなければ意味がありません

この章では、B2Bでも「情緒」が重要な理由、読まれないコンテンツに共通する病、そして顧客の本音を引き出すインタビュー技術を学びます。

vol.7:B2Bこそ「情緒」で売れ。決裁者も結局は「人間」であるという当たり前の事実

B2Bマーケティング 情緒 決裁者

▶ vol.7:B2Bこそ「情緒」で売れ。決裁者も結局は「人間」であるという当たり前の事実

「B2Bは論理で売れ」——本当でしょうか?

決裁者も結局は「人間」です。「この会社に任せたい」という感情がなければ、いくら論理的なスペック比較をしても選ばれません。この記事では、B2Bマーケティングにおける「情緒」の重要性を解説します。

vol.9:その記事、誰の「痛み」を解決していますか?

コンテンツマーケティング 自分語り 顧客視点

▶ vol.9:その記事、誰の「痛み」を解決していますか?

読まれないコンテンツには共通点があります——「自分語り」の病です。

「うちの技術はすごい」「創業の想い」……顧客が知りたいのはそんなことではありません。この記事では、顧客の「痛み」を起点にしたコンテンツ設計の方法を解説します。

vol.11:インタビューは「おしゃべり」ではない。顧客の本音を引き出す技術

ユーザーインタビュー 顧客の本音 JTBD

▶ vol.11:インタビューは「おしゃべり」ではない。顧客の本音を引き出す技術

「どう思いますか?」と聞いて返ってくる答えは、顧客の「本音」ではありません。その場で取り繕った「善意の嘘」です。

この記事では、『The Mom Test』やJobs-to-be-Doneの考え方を紹介しながら、過去の事実を聞き、文脈を再現させるインタビュー技術を解説します。

【第5章】組織で成果を出す——社内外の連携と成長戦略

マーケティングは一人では完結しません。代理店、営業、経営陣……社内外のステークホルダーと連携してこそ、成果が出ます。

この章では、PDCAの限界、代理店との正しい付き合い方、そしてマーケと営業の「分断」を埋める方法を学びます。

vol.12:PDCAの限界——「改善」だけでは届かない成長がある

PDCA 限界 改善 成長

▶ vol.12:PDCAの限界——「改善」だけでは届かない成長がある

PDCAを回し続けても、局所最適の罠にはまっていては大きな成長は望めません。

この記事では、「改善」と「変革」の違い、PDCAが機能する領域と限界、そして非連続な成長を生み出すための思考法を解説します。

vol.13:「新人だから遠慮」はNG。代理店が活躍するためには、あなたの情報が必要だ

代理店連携 新人マーケター 情報共有

▶ vol.13:「新人だから遠慮」はNG。代理店が活躍するためには、あなたの情報が必要だ

「代理店にお任せ」していませんか? 実は、代理店が成果を出すためには、あなたからの情報提供が不可欠です。

この記事では、新人マーケターが代理店と正しく連携するための心構えと、共有すべき情報の種類を解説します。

vol.14:リードが2倍になった。なのに営業から怒られる

マーケと営業 分断 リード品質

▶ vol.14:リードが2倍になった。なのに営業から怒られる——マーケと営業の「分断」を埋める方法

リード数を増やしたのに、営業から「質が悪い」と言われる——この「分断」は、多くの会社で起きています。

この記事では、マーケと営業が共通のゴールを持ち、連携して成果を出すための仕組みづくりを解説します。リードの「量」と「質」のバランス、SLAの設計方法も紹介。

この連載を読み終えたあなたへ

全15回、お疲れ様でした!

Season1で基礎を学び、Season2で実践力を身につけたあなたは、もう「新人マーケター」ではありません。

ここで学んだ知識は、現場で壁にぶつかるたびに読み返す「辞書」として使ってください。上司に提案が通らないとき、数字の評価で悩んだとき、組織連携がうまくいかないとき——きっとヒントが見つかるはずです。

マーケティングの道は長い。でも、あなたはもう歩き出しています。頑張ってください!

Season1(全14回)はこちら|マーケティングの基礎概念からWeb広告の実務知識まで

【プロフィール】
岡 健作(おか・けんさく)

スタディーハッカー 代表取締役社長
1977年生まれ、福岡出身。同志社大学卒業。2010年に創業。「Study Smart(合理的に学ぶ)」をコンセプトに、科学的知見に基づく英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」を設立し、人気ブランドへと成長させる。 事業拡大の要として、自らオウンドメディアとSNSの編集長を兼任。オウンドメディアは最大500万PV、Instagramでは月間700万PV、フォロワー27万人規模のメディアにするなど、広告費に依存しない集客モデルを確立する。現在はその知見を活かし、「企業の認知獲得の専門家」として、論理とデータに基づいた再現性の高いメディア戦略・ブランディング論を発信している。
X→@oka_kgs / Instagram→@oka_ken2010 / 著書(amazon)

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    「STUDY SMART」をコンセプトに、学びをもっと合理的でクールなものにできるよう活動する教育ベンチャー。当サイトをはじめ、英語のパーソナルトレーニング「ENGLISH COMPANY」や、英語の自習型コーチングサービス「STRAIL」を運営。
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