もう「時間がない」と悩まない! 最強の時短術で “自分の時間” を取りもどせ!

時間は皆、平等に与えられているとよく言いますね。しかし、本当にそうでしょうか。今回は、時間について考えたうえで、限りある時間を最大限、有効活用する方法をご紹介します。

時間は平等?

1日24時間。これは誰でも同じです。しかし、寿命は人によって違うので、全体として持てる時間は異なります。また、「時間の感じ方」は人や年齢、状況によって変わってくるもの。さらに、やり方やスキル、能力によっても「時間の密度」が違ってきます。

例えば、同じ勤務時間に同じ仕事量を与えられても、100%実行することができる人がいれば、50%しか達成できない人もいますよね。同様に、3ヶ月間勉強したあと、試験で9割の高得点を取れる人もいれば、5割の正答率に留まる人もいるでしょう。

生産的に働き、効率よく学ぶことができると、短時間でより多くの目的を果たせるようになります。そして、そのぶん浮いた時間を自分の好きなことや本当にやりたいことに充てることが可能になります。

一方、目的地まで遠回りしてしまう人は、本来自由に使えるはずだった多くの時間を失うでしょう。その結果、自分の人生で一番やりたいことに費やす時間がなくなってしまいかねません。

そう考えると、時間は誰にとっても、どんな状況においても、必ずしも平等だとは言えないのです。

自分に残された時間は案外少ない

時間はたくさんある。そう思って、ついダラダラしてしまうことはありませんか? 「勉強や運動は明日から」と思って先延ばしにしているのを何日、何週間も続けていることもあるかもしれません。

厚生労働省によると、2016年の日本人の平均寿命は、女性87.14歳、男性80.98歳。健康に安全に生きることができれば、人生において70万時間以上が与えられていることになります。

仮にあなたが30歳の男性だとして、残りの時間を計算すると、約44万時間。数字で見れば膨大な長さだと感じるでしょう。しかし、仮に毎晩8時間の睡眠をとっているとすると、起きている時間は約29万時間。

その中で、本当にやりたいことに費やすことのできる時間はどれくらいでしょうか? 通勤や家事、職場でのミーティングや雑務の処理……1日の大半がこんなことで終わってしまうという人もいるかもしれません。そう考えると、自分に残された自由な時間は案外少ないもの。

さらに、「年をとるにつれて時間が経つのが速く感じる」ことも忘れてはなりません。多くの心理学者が理由の解明に試みている問題であり、まだ確かな理由は明らかにされていませんが、多くの人はそう感じるのが事実。今後、あっというまに1年が過ぎていくと感じることも増えるでしょう。

時間を取り戻そう

時間は限りあるものだと実感できたでしょうか。心配になった人もいるかもしれません。でも安心してください。仕事や勉強を生産的に進め、短時間でより多くのことを効率的に行うことで、自分に残された自由な時間を増やすことができます。そのために筆者が提案したいのが、以下の3つの方法。

1. 学問に基づいた最短の道を選ぶ 2. 無駄をなくす 3. 生産性を上げる

順番に説明していきましょう。

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1. 学問に基づいた最短の道を選ぶ

近年、運動能力の向上や健康維持、語学の習得などにおいて、学問に裏付けされた科学的に正しい方法が明らかになり、さらには実際の学習現場や練習現場などで研究の成果が取り入れられることも増えてきました。

例えば、スポーツではスポーツ科学、英語学習では第二言語習得研究が挙げられます。ビジネスの現場では、「統計学」の知識を活用することで、データをもとに論理的に結論を導くことができます。また、上司・同僚とのコミュニケーションやお客様に対する営業においても、心理学が役立ちます。

このように、各分野で参考にできる学問の成果を、積極的に自身の学習や仕事に取り入れていきましょう。最もスキルを効率よく身につけるには、最短の道があります。

学問的根拠のあるやり方は、何度も検証を重ねたうえで導き出されているため、誰もが同じような結果を得ることができるもの。そのため、成功の可能性が大きく高まるのです。

単に他人の成功話を聞くと、「自分も同じようにできるかもしれない」と思ってしまいがち。しかし、その人だからこそできたことなのか、それとも同じ方法でやれば誰もがある程度同じ結果を得ることができる方法なのかは、実際やってみないとわかりません。試してみたところで失敗に終わってしまったら、貴重な時間を無駄にすることになります。

そのため、個々の状況や個人の能力に依存した成功なのか、学問的根拠のある成功なのかを見極める必要があるのです。前者ならば、結果は個人に依存するので、自分がやっても同じようにうまくいくかはわかりません。一方後者ならば、専門家による研究の成果に基づいているため、きっと同様の結果が得られることでしょう。

2. 無駄な時間をなくす

無駄を減らすために有効な方法をご紹介します。

・「やらないこと」を決めておく やりたいことができないのは無駄が多いから! 「やらないことリスト」で時間の断捨離を。

・整理整頓をすることで、探し物で無駄にしている「年間150時間」を救う 実はこんなところに「無駄」が潜んでいた? 効率的に働くために不可欠な4つのこと

3. 生産性を高める

生産性を上げるために役に立つ、手軽な方法をご紹介します。

・500mlの水を飲む 脳を活性化させよ! 集中力の維持と回復に役立つ6つの脳科学的方法

・マルチタスクを避け、シングルタスクに徹する マルチタスクでIQが下がる!? 私の生産性を1.5倍にした効率的な「シングルタスク」3つの極意

・重要度と緊急度を踏まえてタスクを選ぶ 売上げ600%アップを達成した私の秘術を大公開。1日5分の習慣で「本質的な仕事」を見極めろ!

*** より良い人生を送るために、忘れてはならない「時間」の概念。限りある時間を有効活用するために、小さな工夫から始めてみてはいかがでしょうか。

(参考) 厚生労働省|主な年齢の平均余命 榎本博明(2011),『記憶の整理術: 忘れたい過去を明日に活かす』, PHP研究所.

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