「地頭力」を鍛える方法10選【保存版】

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「地頭」 「地頭がいい」という言い方をよく耳にします。頭の回転が早く、知恵があるような人、という漠然とした印象はありますが、実際のところ明確な意味がよくわからない言葉ですよね。

そもそも「地頭がいい」とはどういう人のことを指すのでしょうか? また地頭がいい人になるにはどうすればいいのでしょうか? 詳しく解説していきましょう。

地頭とは

そもそも地頭力(※)という言葉は、ビジネスコンサルタント・細谷功氏の著作『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社、2007年)がきっかけで普及しました(※読み方は「じあたまりょく」)。

細谷氏によると、地頭力とは「知識や情報を加工する能力」を意味し、問題解決のためになくてはならないものだそう。例えば「今月の営業ノルマを達成する」という課題に対し、収集した情報をうまく分析・活用し、いち早く達成方法にたどり着けるような人こそが「地頭がいい人」ということになります。

地頭力という概念に関し、細谷氏は以下のように述べています。

問題解決というのは大きく3つのステップから成り立ちます。①関連の情報を収集する、②集めた情報に付加価値をつける(分類・分析する)、③結果を人に伝えるという3ステップです。(中略)第1ステップに主に必要なのが「知識・情報力」、第2ステップに主に必要なのが本稿のテーマである「地頭力」、そして第3ステップに主に必要なのが「対人感性力」(人に対して機転が聞くとか、空気が読めるとか、理屈ではない頭のよさのこと)です。

(引用元:創考喜楽|第2回:「問題解決」と地頭力との関係~食材が同じなら「料理の腕」で差がつく~ 太字による強調は筆者が施した)

まとめると、問題解決とは情報を「集める」「加工する」「伝える」の3ステップからなり、このうち「加工する」能力こそが、地頭力と呼ばれるものなのです。

細谷氏によると、現代ではインターネットが普及したことにより「情報を集める」力の差はつきづらいそう。したがって今後は、どんな情報を持っているかより、情報をどう活かすかという地頭の良さこそがよりいっそう重要な時代になってくるのです。

問題解決には、「情報を集める」「情報を加工する」「情報を伝える」という3つのステップがある。そしてそれぞれのステップに必要な能力が「情報力」「地頭力」「対人感性力」。

(画像は編集部にて作成)

地頭が悪い人の特徴

では、「地頭が悪い」人にはどのような特徴があるのでしょうか? いくつか例を挙げてみましょう。

情報をうのみにする

地頭とは「情報を分析・加工する能力」のこと。したがって、せっかく得た情報を活用せず、うのみにしていては、地頭がいい人とは言えません。

情報をうのみにしていると、詐欺に引っ掛かる、間違った情報を真実だと思い込んでしまうなどのデメリットが生じてしまいます。入手した情報が間違っていることに気づかないままでは、情報をもとに正しい判断をすることはできませんね。

自我を押し通す

自我を押し通すのも、地頭のいい人の行動とは言えません。なお、ここでいう「自我を押し通す」とは、誰に何を言われても決して意見を変えず、同じ主張を繰り返すことです。自我を押し通すということは「新しい情報を受け入れようとしない(自分が持っている限られた情報に執着する)」ことにほかならないのです。

意見を変えないという態度は「意志の強さ」の現れかもしれません。たしかに、自分の人生に関することなど本当に大事なことについては、他人の意見に左右される必要はないでしょう。しかし、ビジネスや日常のあらゆる面で「絶対にこうだ」「そんなわけがない」と自我を押し通してばかりいると、知識や視野がいつまでも広がりません。それに、会話をしていても楽しくないので、周りの人が離れていく恐れがあります。

全てを説明されないと理解できない

地頭が悪い人は、情報を処理する能力が低いため、説明を1から10まで聞かなければ理解できない人が多いようです。例えば、説明ゼリフの少ない映画の筋が追えない、ジョークの笑いどころがわからないなどがあてはまります。

つまり、説明されていないことを想像や予測で補うことができないのです。仕事では、やり方を1から10まで教えなければ何もできない「マニュアル人間」になってしまいます。

想定外の事態に対処できない

想定外のことに対応できないのも、地頭が悪い人の特徴です。地頭が悪い人は新しい情報を処理することが苦手なため、初めての出来事が起こると身動きがとれなくなってしまうのです。

例としては、試験の応用問題に対応できない、仕事の進め方を自分で決められない、などが挙げられます。想定外のことは日常生活につきもののため、地頭力がないと多くの場面でトラブルが生じる恐れがあります。

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地頭がいい人の特徴

反対に、地頭がいい人の特徴もご紹介しましょう。

情報を吟味している

地頭がいい人は、情報をうのみにせず必ず吟味します。情報をただ受け取るだけでなく、その情報が持つ意味や活用方法を考えるので、地頭が良い人は情報リテラシーも高い傾向にあると言えるでしょう。

たとえば、「モーツァルト効果」というものを聞いたことはありますか? 「モーツァルトの音楽を聞くと頭がよくなる」という言説がかつて一世を風靡(ふうび)し、今でも一部で信じられています。しかし、脳科学者の中野信子氏は、StudyHackerのインタビューにおいて、「モーツァルト効果」をうのみにすることについて「かなり問題がある行動」だと述べました。

クラシックを聴くと具体的にどんな効果が見込めるのか、身体のどのような機能に対して良いのかを理解して人にすすめるならいいと思います。でも、「なんとなく頭に良さそうだから」と思ってステレオタイプな見方で聴いたり、人に押しつけたりするのは、疑問を抱かざるを得ないのです。

(引用元:STUDY HACKER|頭が良くなる音楽はモーツァルトではなく「ヘヴィメタル」だった!? 脳科学からいえるこれだけの理由

そして実際、「モーツァルト効果」は近年の研究で否定されているそう。研究者という職業柄、当然ともいえますが、やはり頭のよい人は都合のよい情報をうのみにしないのですね。

情報を吟味することで、フェイクニュースやメディアによって誇張された情報に踊らされにくく、人の本質や物事の真理を見抜くことができます。もちろん、情報の真贋(しんがん)を見抜ける人は、その能力をビジネスで大いに発揮できるでしょう。

相手の立場になって考えられる

地頭の良い人は幅広い情報を組み合わせて多角的に物事を考えることを知っているため、むやみに自我を押し通さず、相手の立場に立って考えることができます。想像力が豊かなので、「私の言動はこの人の目にどう映っているだろう?」「ここで自分の意見を押し通したら/妥協したらどんな結果になるかな?」とシミュレーションすることができるのです。

ニューヨーク州弁護士資格を持つ山口真由氏がStudyHackerのインタビューで語ったところによると、山口氏も「他者の立場からどう見えているかを想像する」ことを心がけているのだそう。「相手にはこの状況がどう見えているのだろうか?」「相手の意見には、どのような背景や立場があるのだろうか?」などと考えることにより、「俯瞰(ふかん)力」――すなわち「まわりを把握し先を見る力」を鍛えているとのことです。

相手の立場で考えられると、コミュニケーションが円滑に進み、会議や取引で活躍しやすくなります。また、リーダーの立場になったとき、上司や後輩などさまざまな人の意見を聞き入れ、まとめることができます。

少ない説明で物事を理解できる

地頭がいい人は、情報を分析したり組み合わせたりして推論することが得意なため、少しの説明だけで物事の本質や全体を把握できます。たとえば、1から4を聞けば残りの5~10を推測できるし、1・4・7・10を聞けば、スキマの2~3、5~6、8~9を自分で埋められるのです。

そのため、地頭がいい人は、誰かから全部説明されなくても状況を理解し、率先して行動することができます。新しいプロジェクトを始めるときなど、情報がないなかで計画を立てなければならない場合や、白紙の状態から新しいものをつくる場合に力を発揮できます。

想定外の事態に対処できる

地頭がいい人は、想定外の出来事が起きても状況を冷静に分析し、情報を統合することで、対応策を導き出すことができます。誰かから状況を説明されたり指示を受けたりする必要がなく、「今、何をすべきか」を自分で判断できるのです。

想定外の事態に強いということは、現場を指揮するリーダーとして適任だということ。判断の早さを見込まれ、仕事での成果を勝ち取りやすいと言えるでしょう。

では、地頭がいい人になるにはどうすればいいのでしょうか?

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地頭を鍛える方法1:フェルミ推定

地頭を鍛える方法の1つめは、フェルミ推定です。フェルミ推定とは、詳しい数値が調べられないものを、手元の情報を元に推論する方法。

例えば、「日本に電柱は何本あるのか?」という問いを立てたとして、フェルミ推定で答えを概算すると以下のようになります。

仮定1:電柱は、居住区域では50m四方に1本、山間部では200m四方に1本立っているものとする。
仮定2:日本の居住区域は2割、山間部が8割とする。
仮定3:日本の面積は40万平方kmとする。
概算:以上の仮定をもとに計算すると、日本の電柱の数は4,000万本と推定される。

実際の電柱の数は約3,400万本(2016年時点)なので、あながち遠くない結論に至ることができました。フェルミ推定は、マーケティングで資料のない情報が必要になった場合などによく活用されています。

フェルミ推定を行う手順は、以下の4ステップです。

1. アプローチ設定

まず、どうすれば結論が導けそうか考えます。電柱の例では、「日本の面積から導く」「世帯数から導く」という2通りの方法を考えつき、前者を採用しました。

2. モデル分解

次に、計算に必要な情報を単純化し、仮説を立てます。電柱の例では「居住区域には50m四方に1本電柱がある」「居住区域は日本全体の2割」などの前提を用意しました。

3. 計算実行

2で立てた仮定の数値を元に計算します。電柱の例では4,000万本という答えが導かれました。

4. 現実性検証

実際の答えを知る手がかりがある場合は、フェルミ推定で出した概算と照らし合わせて、計算の妥当性を検証しましょう。

フェルミ推定は何にでも適用できます。「日本には何匹の猫がいるんだろう?」「空にはいくつの星が見えるんだろう?」など、身の回りのものに対してフェルミ推定を試す癖をつけることで、地頭力のトレーニングができますよ。

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地頭を鍛える方法2:ゼロ秒思考術

地頭を鍛える方法の2つめは、「ゼロ秒思考術」です。ゼロ秒思考術とは、世界的に有名なコンサルティング会社・マッキンゼーに務めた経験のある赤羽雄二氏によると、「瞬時に現状の認識をし、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できること」。

赤羽氏によると、ゼロ秒思考は、A4用紙10枚分の「メモ書き」を習慣にすることで鍛えられるのだそうです。赤羽氏が薦めるメモ術には、以下のルールがあります。

  1. 頭の中に散らばっている考えや情報を紙に書き出す。
  2. 1つのテーマを30文字以内でまとめる。
  3. 1分以内に書き終える。
  4. 1日あたりA4用紙10枚分書く。

以上のメモ書きを行うことで、頭の中にある情報が整理されるため、重要な情報と不必要な情報の区別が明確になり、情報処理にかかる時間が大幅に削減されていくのだそうです。地頭を鍛えるため、まずは試してみては?

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地頭を鍛える方法3:好奇心に従って行動する

好奇心は地頭力の源泉です。どんなに高性能のコンピューターも電源がなければ起動しないのと同じで、好奇心を持たない人は知的能力を働かせることができません。

細谷功氏によると、好奇心には「What型」と「Why型」の2種類があるそう。

「What型好奇心」とは、テーマについて「これは何だろう?」と考えることを指します。「What型好奇心」も立派な好奇心には違いありませんが、細谷氏によると、考えを深めるという意味では不十分なのだそう。「What型好奇心」の場合、答えがわかった瞬間、思考がストップしてしまうからです。例えば「日露戦争って何だろう?」という好奇心が沸いたとしても、「1904年に日本がロシアに勝利した戦争」という答えがわかれば、疑問が解決してしまいます。

一方で、「Why型好奇心」は思考を深めていくスイッチになります。先の日露戦争の例で言えば「なぜ日本は日露戦争に勝てたのだろう?」というのが「Why型の好奇心」です。もし「日英同盟で仲良くなったイギリスが、日本を手助けしてくれたから」という1つの答えがわかっても、次は「では、なぜイギリスは日英同盟を結んでくれたんだろう?」という具合に、与えられた答えを疑い続けることで地頭力をトレーニングすることができるのです。

ライフハックなどについて多数の著書を持つ「コンセプトクリエイター」の小山龍介氏も、StudyHackerのインタビューにおいて「ルーツをさかのぼる」ことの重要性を指摘しています。

まずは軽くWikipediaで調べるだけでも十分です。まずはなにかの情報を手にしたときに、「なぜ?」と思うこと、そしてそのルーツをたどることを心がけてみてください。

(引用元:STUDY HACKER|同じ情報から「1しか得られない人」と「10も得られる人」は何が違うのか?

ニュースを見たり本を読んだりして新しい知識を得たとき、ただ「へえ、そうなんだ」と受け入れるのではなく、「どうしてそうなったんだろう?」と疑問を持ってみてください。そして気になったことについてインターネットで検索しましょう。納得できる答えが見つかるかもしれませんし、さらなる疑問が浮かぶかもしれません。自分が納得できるまで探求を続けることが、地頭力のトレーニングになります。

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地頭を鍛える方法4:自分の価値観とは異なる本も読む

地頭を鍛える方法の4つめは、自分の価値観とは違う本も手に取ってみることです。本を読もうとすると、どうしても自分の好みにあった本ばかり選んでしまいがち。自分の考えと異なるというだけで「この本は悪い本だ」、自分の考えに合うからといって「良い本だ」と決めつけているようでは、自分のなかにある既存の価値観が固められていくばかりで、新しい見識を得ることはできません。

例えば、「自分には人望がないかも」と悩んでいるときに「一流ほど嫌われるものである」という主張の本ばかり読んで傷を癒やしているようなら、いつまでも問題を解決できませんよね。せっかく本を読むなら、むしろ耳が痛くなる言葉が書いてある本のほうが成長につながりやすいのです。

また、本を読むときは、1つのテーマに対してなるべく2冊以上の本を読むようにしてみてください。医療で言うところの「セカンドオピニオン」のように、1人の著者の意見だけではなく複数の人の考えを知ることで、より広い視野が得られるはずです。加えて、1つのテーマを多くの視点から見ることによって、知識をより立体的に構築していくこともできるでしょう。

『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社、2018年)を著した西岡壱誠氏も、StudyHackerのインタビューで「読まず嫌いをしない」ことの重要性を強調しています。

自分の考え方や好みと合っているものだけを読んでいると、知識の幅は広がりません。どんなに読書量が多くても、あまり「身にならない」読書をしているということです。

(引用元:STUDY HACKER|「身にならない読書」してませんか? 『“東大式” 選書法&読書法』で読書の質は劇的に上がる。

価値観の合う本だけ読みたい気持ちはわかりますが、「地頭を鍛える」という目的を考慮するなら、普段は選ばないような本をあえて手にとってみてください。自分とは異なる意見に基づいて書かれた文章を読んでいるとイライラするかもしれませんが、新たな気づきがあるはずですよ。

『最強の働き方 世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』(東洋経済新報社、2016年)の著者、ムーギー・キム氏によると、世界で一流と呼ばれている人たちは常に学ぶ姿勢をもち、上昇志向が強いため、例外なく読書家なのだそう。新しい物事に対してアンテナを張り、読書を通じて体系的な知識を得ることが、一流たちの地頭力を磨いているのです。

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地頭を鍛える方法5:「ディベート思考」にチャレンジ

地頭を鍛える方法の5つめは、ディベート思考法です。ディベート思考法とは、ある問題を与えられたとき、肯定・否定の両方から考えてみる方法を指します。

ディベート思考の実践方法には以下の4パターンがあります。

1. あえて反対意見を考える癖をつける

例えば「首相の在職期間が歴代1位の長さになりそう」というニュースがあります。このニュースに対してディベート思考を使い、賛成・反対両方の意見を考えてみましょう。

賛成:長期的な視野で政治が行われるため、政策や外交が安定しやすい。
反対:権力が一極集中したり、政策が偏ったりする原因になる。

反対意見を考えてみることで、一見ポジティブなニュースや出来事に対し別の見方ができることを学べるはずです。

2. 自分の考えと同じ本、異なる本の両方を読む

例えば、「一流の人はメモを取る」という内容の本を読んで納得したら、次は反対に「一流の人はメモを取らない」と書かれた本を探して読み比べてみましょう。あえて反対の意見に触れることで、自分が思う正しさが全てではなく、反対の意見にも一理あるということがわかるため、物事をより公平な目線で見られます。

3. 他人に積極的に相談する

自分ひとりの頭で考えるだけではなく、誰かと意見を交わすことも大切です。屈託なく意見を交わせる家族や友達に「これ、どう思う?」と相談を持ちかけてみましょう。正直な意見を聞き、「そういう考え方もあるのか」と自分の中に取り入れることで、ディベート思考の基礎ができていきます。

4. 「あの人ならどう思うか?」と考える

仕事で問題に出くわしたりテレビでニュースを見たりしたとき、「友達のA君ならどう考えるかな?」「先輩のBさんならどう解決するかな?」という具合に、なるべく自分と違う考えを持っている他者の思考を想像してみましょう。実際にその人の意見を聞くのではなく、自分の脳内でシミュレーションを行うことは、「あの人はどんな価値観を持っているか」「○○という立場の人はどんなふうに判断するか」と真剣に考える貴重な機会です。

以上のようなディベート思考法で多面的な視野が得られると、以下の4つの能力を高めることができます。

論理的思考力

反対意見をあらかじめ想定しておくことで、自分の主観にとらわれない、客観的で論理的な意見を構築する力が身につきます。

説得力

ディベート思考は仮想の反対者を説得しながら進んでいくため、実際の議論の場でも、相手が納得するような論理を組み立てることができるようになります。

意思決定力

複数の案の中で迷いが生じたとき、それぞれの案の立場を考えながら比較することで、公正な判断を下すことができます。

対人力

自分の主観を押し通すのではなく、各人の意見を聞き理解することができるため、コミュニケーション能力や協調性が高まります。

ディベート思考は、まさに複数の情報を加工するという地頭力のアップにうってつけの方法と言えるでしょう。

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地頭を鍛える方法6:会話で無意識に相手を否定するのをやめる

地頭を鍛える方法の6つめは、相手の話を否定しないことです。

繰り返しになりますが、地頭力とは複数の情報を処理する能力のこと。したがって、自分と異なる意見であってもまずは聞き入れましょう。頭ごなしに「いや、それは違うよ」と拒絶してしまうのは、地頭のいい人が取る態度とは言えません。

それに、すぐに「いや、違うよ」「え、そんなわけないでしょ」と否定されると、相手も良い気持ちはしないはずです。会話の目的は、相手を論破したりやり込めたりすることではありません。互いの良いところを認め合ってこそ、会話の楽しさや気持ちよさは成立するのです。

相手の考えを否定しないためには、以下の3つのポイントを念頭に置きながら会話をしましょう。

1. 否定しても相手の意見は変わらない

相手の考えに対し「偏っている」「差別的だ」と道義的な怒りを感じ、否定しても、相手が意見を変える可能性は低いでしょう。人の信念や思考のクセはそう簡単に変わるものではありませんし、そもそもあなたの意見が正しくて、相手が間違っているという客観的な保証だってないのです。

むしろ、相手は否定されたことで腹が立ち、いっそう自分の意見に固執してしまうかもしれません。ビジネスの交渉などで自分側の意見を通したいときなどには、思い切って相手に同調し、懐に入り込んでしまったほうが得策な場合もあります。

2. 「自分が正しい」はただの思い込み

心理学には「確証バイアス」という言葉があります。確証バイアスとは、相手が自分と違う意見を言ってきた場合、相手ではなく自分こそが正しいのだと無意識に思ってしまう現象のことです。

そのため、人と対話する際には、まずは自分が正しいという思い込みを捨て、フラットな目線で意見を聞くようにしましょう。相手の意見が自分と違った場合、「確証バイアス」という言葉を思い出してください。

3. 人それぞれ違うからおもしろい

そもそも「どちらの意見が正しいか」と正しさを比べ合う必要性はどこにあるのでしょうか。誰もが寸分たがわず同じ意見なら、わざわざ顔を合わせて対話する必要がありませんよね。「意見交換」という言葉があるように、会話のだいご味とは、自分がもっていない新しい考えを相手からもらうことで視野が広がることにあります。

自分と違う意見に出会ったとき、「それは違う」ではなく、むしろ「新しい視点に出会えてラッキー」と思うようにしましょう。新たな知見を得たことで、あなたの地頭力はますます高まります。

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地頭を鍛える方法7:数字を使って考え、話す

地頭を鍛える方法の7つめは、数字を使って話すことです。

数字を使った話し方のメリットは、曖昧さがないこと。例えば、「すごく大きなタワー」と言うと漠然としていますが、「1,000m近くもある大きなタワー」と言えば、大きさが明確に伝わります。会話になるべく数字を盛り込むことで、話はずっと伝わりやすくなるのです。

また数学者の芳沢光雄氏は、話の組み立て方そのものにも数学のような論理を取り入れることを推奨しています。学校で習った数学の証明問題では「AかつBが真ならば、CはDである。ゆえにEが導かれ……」という具合に、論理的な関係性や整合性を明確に記述していましたよね。

「かつ」「ならば」「ゆえに」というような、論理のつながりを示す言葉を、芳沢氏は「数学コトバ」と呼んでいます。数学コトバを適切に使うことで、日常会話がぐっと伝わりやすくなるのです。

芳沢氏が提唱する数学コトバは以下の通りです。

理由:「なぜなら」 など
追加:「しかも」「さらに」「そのうえ」など
条件:「かつ」「または」「少なくとも」など
対立:「しかし」「一方で」「とはいえ」など
因果:「だから」「ゆえに」「したがって」など
比喩:「たとえば」など
要約:「つまり」「要するに」など
結論:「以上より」など
変換:「言い換えると」「裏を返せば」「もしくは」

例として、数学コトバを使って童話「桃太郎」のストーリーを語ってみましょう。

桃太郎は鬼退治に出発した。なぜなら、村を荒らしに来る鬼を退治したいからだ。さらに、奪われた財宝を取り返さなければとも思っていた。少なくとも、もう二度と鬼が来ないよう懲らしめなければならない。しかし、村を襲ったときの鬼はとても恐ろしかった。だから、当時の桃太郎は家の中に隠れてぶるぶる震えていた。たとえば、鬼は怒り狂った土佐犬のように凶暴だった。要するに、牙をむき出しにしてわめき散らしていたのだ。以上より、桃太郎は鬼と闘うのがとても不安だった。言い換えると、戦わずに済むのなら本当はそうしたかった。

例なので少し極端な使い方をしましたが、数学コトバによって論理の流れやそれぞれの文章の役割が明確になったことがわかるかと思います。数学コトバを活用して、地頭力の高い話し方を目指していきましょう。

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地頭を鍛える方法8:仮説思考の習慣をつける

地頭を鍛えるには、仮説思考の習慣をつけましょう。仮説思考とは、限られた情報の中からとにかく仮説を立て、トライ&エラーの中で仮説を修正しながら答えに近づいていく方法のことです。

仮説思考は以下の4ステップからなります。

  1. ファクト(事実)を収集・整理する。
  2. 仮説を構築する(問題の定義、論点の設定)。
  3. 仮説を実行・検証する。
  4. 仮説を修正する。

たとえば「財布をなくした」という問題に対する仮説思考を考えてみましょう。

  1. ファクト(事実)を収集・整理する。
    帰りの電車に乗るまでは財布はあった
  2. 仮説を構築する(問題の定義、論点の設定)。
    電車の中で落としたのだろう
  3. 仮説を実行・検証する。
    鉄道会社に電話してみよう」→届いていなかった
  4. 仮説を修正する。
    誰かに持っていかれたか、別の場所で落としたのだろう」→1に戻る

以上が仮説思考の流れです。4つのステップを繰り返すことで「電車にないなら交番か?」「交番に届いてないなら居酒屋かも」という具合に、だんだんと真相に近づいていくことができるのです。仮説思考を行わなければ「ただ闇雲に街中を探し回る」ということになり、とても効率が悪くなってしまいますよね。

「地頭を鍛える方法1」でご紹介した「フェルミ推定」と併せて、手持ちの情報が少ないときに活用してみてください。

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地頭を鍛える方法9:ゲーム理論を実践してみる

地頭を鍛える方法の9つめとして、ゲーム理論の活用をおすすめします。ゲーム理論とは「どんな行動を選べば利益を最大化できるか?」を考えるための理論です。

ゲームと言っても、将棋や麻雀などに限ったことではありません。人間関係やビジネスでの取引、国際関係なども、各プレイヤーの選択によって結果が変わるという意味でゲームとみなすことができます。よく「利益を天びんに掛ける」という言い方をしますが、何をどう天びんにかければいいのかを厳密に考えたものがゲーム理論なのです。

ゲーム理論の例としてよく引き合いに出される「囚人のジレンマ」についてお話しします。

2人の犯罪者(A、B)が、警察から司法取引を持ちかけられました。条件は以下のようなものです。

  • 片方だけが自白し、もう片方が黙秘した場合:自白した方は釈放、黙秘した方は懲役10年。
  • 2人とも自白した場合:2人とも懲役5年。
  • 2人とも黙秘した場合:2人とも懲役6ヵ月。

状況を整理するため、「利得表」を作成してみます。

  B 自白 B 黙秘
A 自白 (5年、5年) (0年、10年)
A 黙秘 (10年、0年) (0.5年、0.5年)

囚人Aの立場で考えてみましょう。自白か黙秘かと考えたとき、まずわかるのは「自白をするのが無難」ということです。黙秘をすれば懲役10年になるリスクがありますが、自白なら最大5年で済みます。このような「相手がどっちに転んでもまあ無難だよね」という選択を各プレイヤーが行った結果を「ナッシュ均衡」と呼びます。例の場合、両者が自白を選ぶことがナッシュ均衡です。

しかしAとB両方の利益を考えるなら、「互いに黙秘」を選択し、2人とも懲役6ヵ月で済むのが最も望ましいですよね。こういった「全体として最も損が少ない状態」のことを「パレート最適」と呼びます。たとえば、AとBが信頼関係の厚い相棒同士であるような場合には、互いが相手を信じて黙秘を選択し、パレート最適が実現できる可能性があります。

ゲーム理論的に考えると「相手との信頼関係がないなら自白、信頼関係があるなら黙秘」を選ぶべきであるという一応の結論を導くことができます。

囚人のジレンマでは、互いが利己的な選択(自白)を選ぶと、結局5年もの懲役になってしまいます。つまり、利己的な選択が必ずしも合理的な選択とは限らない(ナッシュ均衡とパレート最適は必ずしも一致しない)という教訓を与えてくれるのです。

どちらを選択しようか、と迷った場合には、まず状況を利得表に書き出して分析し、それぞれのプレイヤーのナッシュ均衡とパレート最適がどこにあるか分析することで、相手の出方を推測することができます。ゲーム理論を知ることで、交渉や勝負事に強い地頭をつくることができるのです。

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地頭を鍛える方法10:一言でまとめてみる

地頭を鍛える方法の最後は、一言でまとめることです。

言いたいことを一言でまとめる、というのは案外難しいもの。一言で言い表すためには、物事の本質や全体を理解できていければならないからです。裏を返せば、複雑なことや曖昧なことを一言に置き換える習慣をつけることで、物事への洞察が深まったり、伝える力が向上したりといったメリットが期待できます。

一言でまとめる力を日常的にトレーニングするには、以下の3つの方法があります。

1. ニュースを一言でまとめる

まずオススメなのが、新聞やテレビのニュースを一言でまとめることです。ニュースを理解するには、背景となる出来事や歴史についても知らなければならない場合があります。ニュースについてまとめようとすると、ある程度背景を調べることになり、勉強になりますよ。

新聞なら、記事の見出しをあえて隠して本文だけ読み、記事に自分なりのタイトルを付けてみましょう。本当の見出しと、自分が付けた見出しが近ければ、要約の仕方が正しかったということになります。

2. 広告の意図を一言でまとめる

テレビのCMや電車内の広告などで目にしたキャッチフレーズなどを読解し、メッセージを一言で説明してみるという方法も有効です。キャッチコピーは、会社の方針や理念などをぎゅっと小さな言葉に詰め込んだものなので、読解力や言い換え力などを鍛えるには格好の教材になってくれます。

例えば、かつてドトールコーヒーのキャッチコピーは「がんばる人の、がんばらない時間。」というものでした。このキャッチコピーの意味を一言で言い表すならば「ふだん忙しく働いている人が、ホッと一息つける場所を提供します」という具合になるでしょう。

3. 映画や小説をひとことでまとめる

物語の内容を要約するのも、一言で言い表す力のトレーニングになります。映画を観たり小説を読んだりしたら、内容を1行で表す習慣を付けましょう。

例えば、シェイクスピアの『真夏の夜の夢』なら「妖精のしわざで、婚約者が別の女性を好きになってしまう話」、ロビン・ウィリアムズ主演の映画『パッチ・アダムス』なら「笑いの力で患者を癒やした実在の医師の話」という具合になります。地頭力・要約力がつくばかりか、記録用のメモ代わりにもなるのでぜひ試してみてください。

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地頭を鍛える本

地頭力を鍛える方法が載った本を3冊、ご紹介しましょう。

まず1冊めは、大石哲之氏の『過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題』(東洋経済新報社、2009年)。外資系企業で実際に出題されている、地頭力を問う問題が掲載されているため、転職の勉強にもなって一石二鳥の良書です。Amazonのレビューにも「思考力の身に付け方が基礎から学べる」「問題集としても質がいい」といった感想や書評が多く寄せられていることからもわかるとおり、地頭力を鍛える入門書としては最適でしょう。

過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題

過去問で鍛える地頭力 外資系コンサルの面接試験問題

 

2冊めは、細谷功『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』(東洋経済新報社、2007年)です。冒頭でも触れた通り、細谷氏は”地頭”という言葉を世間に広めました。本書は、地頭力の定義から、フェルミ推定を使って地頭を鍛えるためのレッスンまで、地頭力について徹底的に解説しています。

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

 

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』を漫画化したものが、3冊めにご紹介する、細谷功著、汐田まくら作画、星井博文漫画原作『まんがでわかる 地頭力を鍛える』(東洋経済新報社、2017年)。27歳の「崖っぷちOL」を主人公に据え、細谷氏の名著をわかりやすく表現しています。漫画で楽しく地頭力について学びたい方にはうってつけの良書です。

まんがでわかる 地頭力を鍛える

まんがでわかる 地頭力を鍛える

 

地頭力の高い人たち

当サイトはこれまで、ビジネスや研究の第一線で活躍している多くの人たちに取材を行ってきました。インタビューに応じてくださった方々は、抽象的な物事を適切な言葉で言い表したり、客観的な視点で考えることを常に意識していたりなど、いわゆる「地頭のいい」人たちばかり。

ぜひ、「地頭力の高い」人たちの言葉に触れてみてください。きっと、知的な素養を高めるヒントが見つかるはずです。これまでのインタビュー記事の一部をご紹介します。

人事・戦略コンサルタント・松本利明さん

松本利明氏は、複数の外資系企業を渡り歩いた経験豊富なコンサルタント。『5秒で伝えるための頭の整理術』(宝島社、2018年)や『「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方』(KADOKAWA、2019年)などの本を著しつつ、人材育成や自己研磨について精力的な情報発信を行っています。

StudyHackerのインタビューでは、「自分の持ち味の見つけ方」や「唯一無二の人材になる方法」などを語ってくださいました。

「ひとつの会社にしがみつく」のがマズい理由。“なんちゃって昇進” にだまされていませんか?
“自分はすごい” アピールは全然響かない。転職活動でうまくいく人が自己PRで使う「2つのキー要素」
なぜ「やりたいこと」を仕事にしないほうがいいのか?

社会学者・鈴木謙介さん

鈴木謙介氏は理論社会学を専門とする研究者。関西学院大学の准教授です。『SQ “かかわり”の知能指数』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2011年)や『未来を生きるスキル』(KADOKAWA、2019年)などの著書があります。

StudyHackerでは、大人になっても学びつづけることの大切さを語ってくださいました。以下からご覧ください。

「AIで仕事がなくなる」は大げさ。“自分は変われる” というマインドがあれば生き抜いていける。
週 “数千件” の情報収集を20年「学び続けることは最高の自己投資になる」
仕事は結局ひとりじゃできない。このAI時代に最も合理的なのは「協働」という働き方だ。

グロービス経営大学院教員・鳥潟幸志さん

鳥潟幸志氏は、専門職大学院であるグロービス経営大学院においてベンチャー・マネジメント(ベンチャー企業を成功に導く手法)を教えています。経営学修士であり、自身で会社を共同創業した経験をお持ちです。

豊富なマネジメント経験から得た教訓を、鳥潟氏が語ってくださいました。

「黒字でも倒産」を経験しかけた元経営者が『学び直し』を激しくすすめる理由。
「時間がない」は錯覚に過ぎなかった。1日 “たった10分” の勉強も、積み上がればすごいことになる。

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地頭力の定義や地頭を鍛える方法をご紹介しました。これからの高度情報社会を生き抜くため、ぜひ本記事を参考にして地頭力を身に付けてくださいね。

(参考)
創考喜楽|第2回:「問題解決」と地頭力との関係~食材が同じなら「料理の腕」で差がつく~
創考喜楽|第3回:地頭力の構成要素とはなにか?~「結論から」「全体から」「単純に」~
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STUDY HACKER|1日10枚 “A4用紙へのメモ書き” で「地頭力」のベースが鍛えられる。
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【ライタープロフィール】
佐藤舜
中央大学文学部出身。専攻は哲学で、心や精神文化に関わる分野を研究。趣味は映画、読書、ラジオ。人生ナンバーワンの映画は『セッション』、本は『暇と退屈の倫理学』。好きな芸人はハライチ、有吉弘行、伊集院光、ダウンタウン。

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