働き方
上司と部下のあいだに強固な「信頼関係」を築くことができれば、双方の意見が食い違っていた場合にも、感情的な対立がなくなり建設的な議論が行ないやすくなります。また、円滑なコミュニケーションは、生産性向上や成果にもつながるでしょう。しかし、多く…
身振りや手振り、表情といったノンバーバル・コミュニケーションがコミュニケーションの大半を占めるという話もありますが、言葉を使う唯一の生き物である人間にとってバーバル・コミュニケーションも重要であることは疑いようがありません。特に部下とのコ…
ジェネレーションギャップの問題はいまに始まったことではありませんが、上に立つ者の多くがいわゆるX世代やY世代であり、若手がZ世代であるいま、「Z世代の部下や後輩が考えていることがよくわからず、扱いに困っている……」という上司も多いでしょう。他者…
「モメンタム」という言葉を知っていますか? 一般的には「推進力」を示す物理学の用語ですが、そこから派生して「心を勢いづける心的エネルギー」という意味でも使われます。やるべきことがあっても、多忙のあまり行動に移せないビジネスパーソンも少なくあ…
「なかなか行動に移せない」ことは、ビジネスパーソンに致命的なダメージを与えかねません。生産性の低下だけでなく、人間関係が悪化したり評価が下がったりと、最終的には自らが望むキャリア構築も難しくなるでしょう。そこで、組織開発を主としたコンサル…
労働力人口の減少や国際競争力の低下といった要因から、生産性の向上が課題とされる日本のビジネスパーソンにとって、時間は非常に貴重なものです。先延ばしをせず、即座に行動できる人になるにはどうすればいいのでしょうか。共著『「心の勢い」の作り方』…
仕事がはかどらない。ムダも多い気がする。もっと速く仕事を終わらせたいのに……。同じタスク、同じ作業をしているはずなのに、なぜかあの人のほうが仕事が速い……。こんなふうに、仕事のスピードについて悩んではいませんか? 今回は、仕事のスピードが速い人…
仕事に関する悩みはさまざまですが、特に対人関係の悩みは尽きません。厚労省が実施した「令和4年労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事に関して強い不安や悩みを感じるとした労働者のうち、その内容として26.2%の人が対人関係を挙げています。そこ…
不満といったネガティブな感情を抱くことは、仕事にはつきものです。しかし、なかには、同じ仕事にも生き生きと幸せそうに取り組める人もいます。日本における幸福学研究の第一人者である前野隆司先生(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研…
「最近仕事がうまくいっていないな」と悩み、解決策を探しているのなら、自分の幸せにフォーカスしてみてはいかがでしょうか。幸せとはただの感情ではありません。日本における幸福学研究の第一人者である前野隆司先生(慶應義塾大学大学院システムデザイン…
仕事を頑張っているのに、なかなか成果がでない。人間関係も難しくて毎日ぐったり……。 そんなふうに、疲弊しながら仕事に励んでいる方もいらっしゃるかと思います。 仕事がうまくいかない理由はさまざまですが、もしかしたら無意識にしている「○○なふり」が…
仕事の報告・相談をするとき、もしくは何かを依頼しようとするとき、本題に入る前から、相手の不快感や無関心を感じ取った経験はありますか? もしあるとすれば、それは多くの人が言いがちなNGワードを、冒頭で使ってしまったせいかもしれません。 その言葉…
「それなりに結果を出しているのに、きちんと評価されない……」。ビジネスパーソンが抱える悩みのひとつではないでしょうか。 人事評価コンサルタントとして数多くの企業の組織開発に関わる岡田洋介さんによると、評価される人と評価されない人には明確な違い…
会社に勤めるビジネスパーソンにとって、「評価面談」は避けて通ることのできないイベントです。ただ、いつも目標を達成できるような優秀な人は別として、「評価面談が大好き」という人は多くないでしょう。 とはいえ、避けて通れないのであれば、評価面談も…
若手のビジネスパーソンが組織内で成功をつかむために欠かせないものが、「評価」です。ただ、評価に対して「失敗にフォーカスされるのでは?」などネガティブにとらえている人も少なくないでしょう。 しかし、人事評価コンサルタントとして数多くの企業の組…
「何を経験しても、いつも『大変だった』で終わってしまう。本当は失敗も成功も糧にして成長したいのに……」「経験をなかなか次に活かせない。どうしたら、経験から確実に学びを得て、賢くなっていけるのだろう」 さまざまな経験をしてきたにもかかわらず成長…
気心の知れた同期が相手ならともかく、世代間ギャップもあることから部下との関係に悩む上司は少なくありません。部下と良好な関係を築き、かつ部下の成長を促すにはなにが必要なのでしょうか。 その答えとして、マンパワーグループ株式会社シニアコンサルタ…
「部下に問題点をうまく伝えられない」「伝えたとしても、結局は部下の行動がなにも変わらない」など、部下の育成に関する悩みは多くの上司が抱えています。 こうした悩みの原因が「部下を変えようという意識」にあると言うのは、マンパワーグループ株式会社…
部下に対し問題点を指摘するのは、上司の重要な役割のひとつです。しかし、「言いにくいこと」を伝えるは苦手だという人も多いのも事実。そのような場面で効果的なのが、「ネガティブフィードバック」というコミュニケーション技術です。 著書『ネガティブフ…
「仕事ができる人になりたい!」という願いを叶えるのに必要なこととはなんでしょう。業務スキルを磨く、コミュニケーション能力を鍛える、リーダーシップを高めるなどさまざまな答えがありそうですが、ある学問からも仕事力を向上させることができるそうで…
数十年前ならともかく、いまデスクワークが中心の人で、「パソコンを使わない」という人は皆無でしょう。情報を数多く扱う時代です。たしかに、パソコンでしかできない作業も数多く存在します。 しかし、「要領よく仕事を進める」という点でいくと、「手書き…
仕事と記憶は切っても切れない関係にあります。資格勉強のために暗記をするといった意味での記憶だけでなく、目の前の仕事をそつなくこなすにも、「この仕事にはあのときの進め方が合いそうだ」「あの人に相談してみよう」など、過去の経験による記憶が大き…
日本企業の問題点として、「生産性の低さ」がよく指摘されます。多忙なビジネスパーソンなら、「なるべく要領よく仕事を進めたい」と思う人も多いはずです。 ところが、脳の機能を活かした人材開発を行う作業療法士の菅原洋平さんは、「要領をよくしたい」と…
手当たり次第に本やインターネットを調べ始めた結果、やたらと時間がかかり、ほかの業務に支障が出る。過度な情報収集で不必要な情報まで取り込んでいたことにあとから気づき、非効率感に打ちのめされる――。「自分はどうして情報収集が下手なのだろう……」 そ…
「思うように結果が出ない」「いまひとつ成長実感がない」といったもやもやした思いを抱いている場合、もしかしたら自分のなかにある「常識」がそうさせてしまっているのかもしれません。 こう指摘するのは、アスリートや会社経営者のメンタルサポートを行な…
みなさんが「現状維持でいい」と思っているならともかく、ビジネスパーソンとして「成長したい」という思いをもっているのなら、ある要素を身につけなければなりません。その要素とは「コーチャブル」というものです。 アスリートや会社経営者のメンタルサポ…
ビジネスパーソンとして自分を成長させたいけれど、なかなかうまくいかない……。そう感じる人は多いかもしれません。そもそも、成長するにはなにが必要でしょうか。 業種や職種により求められるスキルや経験も大切ですが、アスリートや会社経営者のメンタルサ…
「書類やメールなど、文章を書くのが苦手……」「スライドづくりにいつも時間がかかる。もっと手早くできるようになりたい」 このような悩みをもつ人は、日々の業務に “下書き” を取り入れてみてはいかがでしょうか? できるビジネスパーソンのなかには、下書…
社会人として「学び」が重要であることは理解しているものの、なにを学べばいいのかわからない人もいるでしょう。そこでお話を聞いたのは、主にフリーランス女性と企業との仕事のマッチングなどによって女性のキャリア支援を行なう、株式会社Warisの共同代表…
よりよいキャリアを築いていくには、自分の「強み」を認識したうえで活かしていくことが大切だとよく言われます。ところが、なかには「自分の強みがわからない」という人も少なくありません。 そもそも強みとはどのようなもので、自分の強みを見つけるにはど…
主に、フリーランス女性と企業との仕事のマッチングなどによって女性のキャリア支援を行なう、株式会社Waris。その共同代表のひとりである田中美和さんは、キャリアコンサルタントの国家資格も有する「キャリアの専門家」ですが、もともとは雑誌『日経ウーマ…
勉強の必要性は理解していても、忙しく仕事をこなす社会人にとって勉強時間を確保するのは容易ではありません。限られた時間のなかでいかに効率的に勉強するかは、社会人の大きな課題のひとつでしょう。 そこでアドバイスをお願いしたのは、武蔵野大学で起業…
社会人たるもの、日々学ばなければならない――。多くの人が、社会人になった瞬間から上司や先輩に口酸っぱく言われてきた言葉だと思います。そうして学ぼうとするとき、「なぜこれを学ぶ必要があるのか?」と考えていないでしょうか。 しかし、広く「社会人の…
武蔵野大学で起業家精神を育むアントレプレナーシップ学部の教授を務め、グロービス経営大学院でも講師を務めるなど、広く「社会人の学び」に関わる仕事をしている荒木博行さん。そんな荒木さん自身は、これまでのキャリアを通じて学びをどのようにとらえ、…
「内向的な性格だから、自分は成功から縁遠い……」 そう思っていませんか? じつは、内向型でも世界的成功を収めている人は存在します。マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏、世界的投資家のウォーレン・バフェット氏、Meta Platforms, Inc会長兼CEOの…
成功するビジネスパーソンとそうではないビジネスパーソン。両者を分けるものとはなんでしょうか。 たくさんありそうですが、脳科学者としての知見を活かしてうまくいく人とそうでない人の違いを研究する西剛志さんは、「自己理解力」を挙げます。自分を理解…
みなさんには「ライフワーク」はあるでしょうか。ライフワークとは、一般的に「自分の人生をかけられる仕事」とされ、「天職」とも呼ばれます。それをもっているかどうかで人生の充実度が大きく変わるのはイメージできるものの、やりたいことを見つける方法…
「納得のいく働き方をしたいけれど、やりたいことがなかなか見つからない」――そんな悩みが生まれるのはなぜなのでしょうか。 脳科学者としての知見を活かして、うまくいく人とそうでない人の違いを研究する西剛志さんに、やりたい仕事を見つける方法を聞きま…
過去に学んだ知識・習慣・価値観に固執していると、変化の激しいこの時代を生き抜くことは難しいと言われています。 しかし、自分がもつ知識や習慣を、有用なものに入れ替えたり修正したりする「アンラーニング」を継続的に取り入れていけば、柔軟に対応して…
「好かれたい」という気持ちは、集団で社会生活を行なう私たちとって、根源的な欲望のひとつかもしれません。 しかし、ビジネスコミュニケーション全般の企業研修を行なっている大串亜由美さんは、もちろん人間関係は重要ではあるものの、仕事において「好か…
人に仕事を頼んでもなかなか動いてもらえない。こちらは低姿勢で丁寧に依頼しているのに……。そう悩む人が実践するといいのは、「アサーティブ」なコミュニケーションです。 すがすがしく自己主張をする技術であるアサーティブに関する研修を20年以上にわたっ…
上司や同僚、部下などに言いたいことを率直に伝えたら、なぜか関係がぎくしゃくしてしまった――そんな経験がある人に役立つのが、「アサーティブ」というコミュニケーション術です。近年、日本のビジネスシーンで注目度が急激に高まっていると言われるアサー…
「会議でいつも発言できない。『何も考えていない人だな』と思われていないか心配……」「仕事のできる人と比べると、自分の意見は響いていない気がする」 このような悩みをもっていませんか? じつは “この人は頭が切れる” と周囲に感じさせている人には、い…
ビジネスパーソンに限らず、大人には悩みや不安が尽きません。その悩みや不安の原因がはっきりしていれば対処のしようもあるでしょう。しかし、「理由ははっきりしないけれど、もやもやする」といった曖昧な不安をもつこともあるものです。 脳電気生理学者の…
忙しく仕事に追われるビジネスパーソンにとって、大きなテーマのひとつが効率を上げることです。しかし、脳電気生理学者の下村健寿先生は、脳の特性を無視した方法でスピードばかりを求めても成果にはつながらないと言います。 そんな無駄な「努力」をなくす…
経験こそが学びの糧になる――。仕事に限った話ではありませんが、そのような考えをもっている人は多いだろうと推察します。 しかし、昭和女子大学キャリアカレッジ学院長の熊平美香さんは、あるポイントを外してしまうと、せっかくの経験からしっかり学びを得…
みなさんは2024年をどのような1年にしたいでしょうか? 2023年は、新型ウイルスによる行動制限が緩和され、リモート勤務からオフィス勤務へ戻るなど、働き方が数年ぶりに大きく変わった1年でした。そんななか、 「オフィスに戻り上司や同僚との距離が近くな…
程度の差こそあれ、他者の言葉にイラッとした経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。もちろん筆者にもたくさんあります。 しかし、それらの言葉は、のちのち自分の役に立っていることも多いようです。それなら2023年の締めくくりに、むしろ “ありがたい…
「上司に逐一『メモはとった?』と確認される。信頼されていないんだな……」「同僚は大きな仕事を依頼されることが多いな。自分はルーティンワーク以上の仕事は頼まれないのに……」 上記のように感じることがよくあると、「自分はあまり期待されていないのかも…
仕事が速い人がもつ特徴はさまざまですが、大手外資系コンサルティング企業であるマッキンゼー・アンド・カンパニーを経てエグゼクティブコーチとして活躍する大嶋祥誉さんは、「コミュニケーションスキルの高さ」をそのひとつに挙げます。 仕事においてコミ…